新築 ペットと暮らす 施工事例一覧
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ROKA architecture. by VENDOR株式会社
ヌックのある陽だまりの家
シンプルでスタイリッシュなLDKが印象的なこちらの住まいは、ブラックのキッチンや室内窓、ハイドアをアクセントに用いることで、空間全体にホテルライクな雰囲気を演出している。勾配天井や光を巧みに取り入れた窓の配置、さらにヌックスペースや愛犬のためのくつろぎ空間など、機能性とデザイン性を両立させた一邸だ。特にこだわったのは光の取り入れ方で、外からの見た目はすっきりと、室内には自然光がやわらかく広がるように設計された。天井を勾配にすることで、縦方向への広がりと開放感も生まれている。水まわりは回遊動線を意識し、ウォークインクローゼット・洗面室・ランドリースペースを一直線に配置。使い勝手に優れた家事動線も魅力だ。キッチン奥には収納力のあるパントリーも設けた。空間全体はブラックのサッシで統一し、洗練されたインテリアに仕上がっている。リビングに柔らかな光が差し込むこちらの住まいには、家族全員の心地よさへの工夫が丁寧に詰まっている。
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パーシモンホーム by株式会社日都建設
三世代と猫が快適に暮らす家事ラクな家
同邸宅は、お父様と娘さんご夫婦、そしてお子様2人の三世代が暮らす住まい。玄関には広いシューズクロークを設け、帰宅後すぐに野球道具や靴を片づけられるため、いつもすっきりと整った空間を保つことができる。玄関ホールの手洗いコーナーには、こだわりの鏡や照明、柄クロスを取り入れ、印象的な雰囲気を演出した。リビングには約2.3帖のファミリークローゼットを設置。散らかりがちなリビングも個人の荷物や衣類をまとめて収納できて便利だ。約23.3帖の広いLDKはサッシや幅木、ドアの枠も白にすることで、よりすっきりと見える空間で、カームチェリーの床色が柔らかなアクセントに。階段壁やキッチンまわりの棚板は、猫のキャットウォークとしても機能している。キッチン横のパントリーには可動棚と勝手口を備え、収納力と動線の両立を実現。2階のランドリールームにはスロップシンクやバルコニー直通の動線を整え、洗濯に関する家事を一カ所で完結できるよう工夫した。細部まで暮らしを想定しながらお施主様と共にプランを重ねた、三世代の快適と家事ラクを叶えた住まいだ。
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輪和建設
樹齢150年の古桜に魅せられ、桜と対峙した際にもっとも映える素材やデザインを選択、自然素材に寛ぐ「法蓮の家」
端正でいて柔らかな佇まい 粋を感じる和みのファサード 春は桜、夏は青葉、秋には紅葉が楽しめる佐保川沿い。万葉歌人も愛した歴史ある地、法蓮町に樹齢150年という見事な古桜があります。その美しさに魅せられ、4年越しの宅地探しに終止符を打ったのが、奈良県産の檜や杉など自然素材をふんだんに使った邸宅の施主であり、設計者でもあるご主人。「まずは土地ありき。その土地にあった『木の家』を建てたかったんです」との想いから、外観のポイントは桜と対峙した際、最も互いに引き立てあえるデザイン性と素材感。例えば、川べりの遊歩道から少し奥まった真南の立地を活かしつつ、きつい日差しはカットできるよう、ゆるやかな片流れの屋根を採用。檜と共に構造材の中心である杉の梁が、外壁を境にそのまま庇となる連続性もあいまって、面で魅せるファサードに。1階は檜のテラスに濡れ縁、玄関扉、杉の腰壁、木製網戸には横桟で目隠しを。2階には見上げ視線を遮り、日よけと意匠を兼ねた横格子の手すりを設けるなど、四季を通じて粋と和みを感じられる『木の家』となりました。 子どもが裸足で駈けまわる 家族と一緒に成長する家 居住空間は、できるだけコンパクトでシンプルに。子どもたちが裸足で自由に走り回れる無垢材のフローリング。仕事を持つ奥様が機能的に家事をこなし、育児にも目の行き届くオール電化のオープンキッチン。徹底した見せない収納スペースもたっぷりで、子育て世代にありがちな生活感も臭わせません。将来的には2つの空間に間仕切りできる子ども部屋など、ライフスタイルにあわせて住まい方を自在に変えられる、造り込まないフレキシブルさも魅力です。宅地選び同様、慎重を期したのが想いを託す施工会社でした。自分好みの天然素材を使い、空間の広がりを考慮した緻密なモジュール設定など、設計士ならではのこだわりを丁寧に汲み取り、正確に表現してくれる腕のいい職人がいることは必須条件。「輪和建設の完成見学会に参加し、意匠性をくみ取ってくれる現場監督がいたことから、自然素材の家づくりを提唱する『輪和建設』を選びました」とご主人。柱と床は檜、梁と壁には杉を使い、いずれも天然乾燥させた奈良県産の木材で、職人が手刻み加工して構造を組み上げ、漆喰と和紙で仕上げていきます。光を呼び込むトップライト、計算された風の通り道、梁見せ天井には調湿作用がある天然ヨシを貼り、ホタテ漆喰壁や珪藻土クロスなど、伸び伸びと深呼吸したくなる木づくりの家が完成。吹き抜けのリビングに配された梁は、愛猫が喜ぶキャットウォークにもなり、悠々と上空を散歩する姿にお施主様邸の心地良さが感じられます。 設計/一級建築士事務所株式会社イデア プランニング
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輪和建設
まちの風情に溶け込む平屋
丁寧な設計と体に優しい素材で 健やかな日々が送れる住まいを 江戸時代の風情が今も感じ取れるここは、重要伝統的建造物群保存地区の一画。この地域では、新しく家を建てる場合にも「まちの景観」をしっかりと守る必要があります。同邸宅は、その条件を前提に設計・施工された平屋の住まいです。お施主様ご夫婦が今回の住まいづくりを決めたのは、ご自身たちと2頭の愛犬たちにとっての「健やかな住環境」を実現するためでした。これまで10年ほど暮らした一戸建ての賃貸住宅は、どこか居心地が悪く、また建材の化学物質と思われるニオイもずっと気になっていたそう。「住み始めた頃は大丈夫だったのに、年齢を重ねるとしんどくなってきて…… 」と以前の住まいを振り返るお施主様は、そんな経験をしてきたからこそ「自然素材で家を建てたい」との想いが強かったといいます。そして今回の建築には「伝統的な意匠を備えた計画」も不可欠。縁あって、その両方がかなう『輪和建設』と出会うことができました。「輪和さんも、社長の奥様のシックハウス症候群がきっかけで自然素材にこだわるようになったそうで、そんな会社なら安心して任せられると思いました」というのが、ご夫婦が同社を選んだ決め手です。 まち並みにしっくりとなじむ同邸宅の外観は、同社が行政機関からの助言を受けつつカタチにしたものです。配置計画や建物の高さ、玄関戸と腰壁の高さや格子の間隔に種類、さらには仕上げ方法までも、綿密なやり取りを繰り返した上でつくり上げられています。屋根には和瓦、壁には杉板と漆喰が用いられ、窓部分には木製の格子……その姿には、新築でありながらも「まちの歴史」がしっかりと受け継がれました。内装を見てみると、ほたて漆喰の壁に和紙の天井、杉・桧による床や造作の家具・建具など、その室内は「自然素材の心地よさ」に包まれた空間です。間取りの中心に置かれたLDKは、梁を現しにした勾配天井が面積以上の開放感を生み出しています。また、主寝室には隣の収納部屋と小窓でつながる「犬用スペース」が設けられたり、さまざまな場所にニッチが施されていたりと、ご夫婦が考えた「暮らしやすさの工夫」もしっかりと取り入れられています。「ここで暮らすようになってから、睡眠の質がずっと良くなったと感じるんです」と奥様。『輪和建設』との住まいづくりで、念願だった「理想的な住環境」が整ったようです。 ■写真:LDKは『輪和建設』らしい「自然素材の心地よさ」に包まれた空間で、勾配天井による開放感も魅力的です。
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建築工房 和 -nagomi-
一年中素足で過ごしたくなる、柔らかい肌触りが魅力的な杉の床
土地探しから家づくりを一緒に進めてくれる工務店をさがしていたところ、『建築工房 和』の存在を知ったお施主様ご夫婦。ライフスタイルや好みに合わせた土地選びから家づくりまでを一貫してサポートしてくれ、無垢の木や漆喰を使った家づくりも得意とする同社にひかれ相談に訪れた。葛城山が見える土地と出会い、登山やキャンプが趣味だったご夫婦はその土地を大変気に入ったことから家づくりはスムーズに進んだという。お施主様ご夫婦の家づくりへの姿勢は「後悔しない家づくりはこうあるべき」というお手本を体現しているかのよう。人任せにすることなく、どんなに忙しくても出産後も家づくりに向き合い続け、「どんな家に住みたいかを家族で話し合い、取り入れたい間取りや戸棚の位置やサイズなど、細部にわたって意見をまとめて設計士さんにお伝えしました」とお施主様ご夫婦は感慨深く言う。玄関からの動線や、各階の収納、ミーレの食洗機を組み込んだⅡ型キッチンに船底天井の小上がり、漆喰壁の塗り方など、すべてにおいてこだわり抜いた住まいの、どの箇所について質問をしても、思い出深いエピソードが溢れ出るほど、愛着のある我が家が完成した。 ■写真:2階の主寝室から出入りできるキャットウォークの格子が、差し込む陽光に変化をつくり出しリビングに美しい光のアクセントをもたらす。布団を干したり、子どもの遊び場にしたり使い道も広がりそう。
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ビーライフ 一級建築士事務所
暮らしやすさに配慮したホテルライクな家
視線の抜けや照明遣い 真似したいアイデア満載 『ビーライフ 一級建築士事務所』の代表である山下氏が提案する、日常の中に洗練されたインテリアと間接照明を取り入れたラグジュアリーな住まい。ホテルライクな暮らしが実現できると定評のある同社の住まいは、コストを抑える工夫やすっきりと暮らすためのアイデアが散りばめられている。 写真のK邸は、玄関からリビングに入るところにドアがない。上吊りの大きな引き戸で、まるで壁が動くようになっている。好みに合わせて空間を仕切ったり、開放したり、廊下やドアを排除した間取りは斬新だ。リビングとキッチンから直接出られるタイルデッキは、屋根が付いているのでとても使い勝手がいい。軒天に貼った米杉のパネルがアクセントになって、あたたかな雰囲気も。メンテナンスもしやすく、屋外用の家具を置けば、セカンドリビングとして利用できる。「オシャレでかっこいいだけの家はダメ。デザイン性のある家でありながら、必要な場所に“収納に見えない収納”を作るなど、住む人が暮らしやすい家を提案しています」と山下氏。K邸はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の家。吹き抜けのある大空間でも天井埋め込み型エアコンなら、吹出し口が4方向にあるので1台で十分。「新築や大規模リフォームならぜひ太陽光を設置すべき。家で使うエネルギーを作り出せば、光熱費も抑えられます」。ぜひ補助金についても相談してみよう。 ■写真:黒のアイランドキッチンと雰囲気がぴったりの背面収納を選定。既製品のカウンターの長さに合わせて壁を作っているので、寸法がぴったり。また、キッチンと同じ天板で納めることで統一感が出ている。
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吉川住研
自然に囲まれ、シンプルな中にも個性が光る住まい
周囲を深緑の木々が生い茂り、まるで元からその場所にあったかのように、自然豊かな景観の一部として溶け込んでいる一軒の住まい。山添村の美しい自然に魅せられこの地に住まいを移したという同邸宅のテーマは、スローライフを楽しむ”ナチュラルラグジュアリー”な住まい。一番のポイントは、抜群のロケーションを存分に楽しめるよう窓の配置を計算し、全ての窓をまるで絵画のように美しく演出するピクチャーウインドウ。 また、漆喰や天然石・無垢材など自然素材をふんだんに取り入れた、まるでヨーロッパ建築を想起させる空間デザインの妙も、吉川住研が得意とするところ。もちろんデザインだけでなく、住む人の暮らしやすさや快適さにも配慮がなされており、夫婦2人暮らしにちょうどいいコンパクトな間取りや、出し入れしやすく生活感の出にくい収納スペース、空間に視線の”抜け”をつくることで住まい全体をより開放的に見せる工夫など、細かなところにプロの技が見え隠れしている。シンプルな中にも上質感とリラックス感を兼ね備えた、スローライフをより豊かにしてくれる住まいが完成した。 ■写真:生活の中心となるLDK。梁を現しにして天井を高くすることで、空間をより広く立体的に見せている。
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秦建築
ペットも快適に暮らせる、空間を贅沢に使った住まい
軒裏に桧の無垢材を贅沢に使ったスタイリッシュな雰囲気のO様邸。家が長持ちする断熱工法“エアサイクル工法”を採用しているのも特徴である。LDKをあえて2階にすることで隣の家と隣接していても日当たりの良さを確保するなど、空間を効果的に使うことで、広々とした大空間を実現。また「2匹の愛犬も快適に過ごせたら」とのO様からの要望で、犬たちが急に外へ飛び出ないよう玄関をあえて道路と直角に配置したり、室内を行き来しやすいよう通路を通常より1.5倍広くするなどペットにも配慮した間取りに。さらに木の扱いに長け伝統的な日本家屋を得意とする同社の強みを生かし、無垢材を使って階段や窓枠、オリジナルの収納を造作するなどして空間に上質さをプラス。人間も犬も快適に暮らせる住まいに仕上げた。