リフォーム こだわりのデザイン 施工事例一覧
-
スペースマイン
三世帯が快適に暮らす家を追求、全室エアコンレスの健康住宅
両親の想いを汲み上げ、全員が心地良く暮らす 健康住宅へのこだわり お施主様のご両親の家を、奥様のお母様を含めた6人で住む家に全面リフォームしたい。「大手ハウスメーカーのモデルハウスを見学したとき、匂いが気になって、だんだん息苦しくなった」と話す奥様。雑誌の施工事例を見て気に入っていた『スペースマイン』のショールーム「四季の家」では、体調の変化を感じることはなく、有害化学物質ゼロの健康住宅の良さを体感。子どもや年配の両親とともに暮らす家には、「安心・安全で健康な住まい」をという思いが強くなり、同社に任せることに決めたのだそう。全員が無理せず、気持ち良く生活するために大切にしたのは、もともとお住まいだった両親の想いを汲み上げること。「リフォームを決めた以上は若夫婦の思い通りに」と遠慮する両親の要望に耳を傾け、以前から使っていた場所にスペースを確保することを最優先に考えた。図面では想像できなかった6人が集まる25帖近いリビングダイニングや、ご両親がギリギリまで悩まれていたという畳の寝室、対面キッチンにも、今では大満足とのこと。「何でも気になることは聞いてください」という同社の言葉どおり、打ち合わせの回数は数えきれないほど。断熱・耐震という基本性能を高めることはもちろん、携帯電話やルンバを充電・収納する場所に至るまで、住んでからのことを考えた行き届いた配慮に感謝の気持ちしかないとお施主様。住む人の想いをあきらめることなく形にしたリフォームは、三世帯にとって理想の家となった。
-
ROKA architecture. by VENDOR株式会社
部屋ごとに異なる雰囲気を楽しむオフィスリノベーション
フルリノベーションし事務所兼モデルルームとして、同社スタッフが約2年間オフィスとして実際に使用していたマンション。間取りから見直し、廊下幅を広くとり、リビングには希少な無垢のチーク材を採用した。素足で心地よく過ごせる床は、スタッフも思わず寝転ぶほど。天井と壁はすべて塗装仕上げ、扉もハイドアで造作し、空間全体に統一感と洗練をもたらしている。キッチンは標準仕様のPanasonicラクシーナの背面にタイルを加え、既製品でありながらオリジナリティを演出。水まわりにはタイルを使い、作業スペースには耐久性の高いフロアタイルを選んだ。各部屋の巾木の太さを変え、素材感や見え方の違いを体感できるように工夫。トイレ扉には和の要素を取り入れた造作扉を採用した。バルコニーにはウッドデッキを敷き、夏は蚊取り線香を焚きながら電話や会話を楽しむ場にもなった。この空間には実際の暮らしから得た工夫とアイデアが詰まっており、リノベーションの可能性を体感できる一室に仕上がっている。 ■写真:無垢フローリングのチーク材が際立つLDK。時間が経つほどに風合いが増すチーク材はインテリアにもよくなじんでいる。
-
ROKA architecture. by VENDOR株式会社
プライバシーが保たれた、新しい二世帯住宅
土地面積100坪を超える広さを活かし、既存建物をフルリノベーションして完全分離型の二世帯住宅を実現した。玄関動線を完全に分け、キッチン・浴室・洗面室・トイレといった住宅設備もすべて1階と2階にそれぞれ設置。家族同士が心地よい距離感で暮らせる、プライバシーに配慮した間取りとなっている。1階には庭をゆったり眺められる位置にリビングを配置し、くつろぎの空間を演出。2階は北欧家具を取り入れ、インテリアにこだわった上質な住空間に。リビング中央の階段はガラス張りで圧迫感のないように設置し、昼夜で雰囲気が変わる間接照明も設けた。夜はakariランプの柔らかな光が家族団らんの時間を包み込む。設計では生活音にも配慮し、水まわりの配置にも工夫を施した。玄関の概念にとらわれず、大きなエントランスホールを設け、来客を迎える設えにもこだわっている。介護経験のあるお施主様の視点を反映し、手すりの設置や水に強い床材を取り入れ、将来を見据えた快適な住まいを形にした。プライベートを尊重しつつ、家族が穏やかに共に暮らせる理想の住まいが完成している。 ■写真:ガラス張りの階段手すりと木の温もりが調和した、明るく開放感があふれるダイニングとキッチン空間。
-
ROKA architecture. by VENDOR株式会社
古民家を活用した事務所兼ショールーム
お世話になっている設計士さんの事務所でありながら、一般的なオフィス機能はほとんど持たず、ご本人が手がけた空間や家具を体感できるショールームとして設計された古民家改修プロジェクト。将来的にはポップアップイベントや展示など、交流の場としても活用できるよう構想されている。この空間は、既存の古民家の味わいを活かしつつ、現代的な設えを加えることで、落ち着きと洗練を両立した仕上がりとなった。茶室に置かれた茶道具もすべてオリジナルで制作されるなど、細部までこだわり抜いた空間づくりが光る。設計では、既存と改修部分のバランスに細心の注意を払い、一度スケルトンにした上で、新しい要素を空間に丁寧に差し込むように計画。どちらも主張しすぎず、自然に溶け込むようなデザインを実現した。また、二畳の茶室スペースも備えており、茶道の稽古にも使える場として設けられている。このショールームは人と人をつなぐ新たなご縁の場となるだろう。 ■写真:既存の趣を活かしつつ現代的に設えた、古民家を再生した落ち着きある空間。
-
スペースマイン
リノベーションで魅せた「庭を愛でる家」
築百年の古民家を減築 無駄のない快適な空間へ 築100年以上の蔵も備えた同邸宅。お施主様は、手入れが届かなかった枯山水の中庭と共に住まいを再生し、住み継ぎ歩むことを決めた。外観は、白い壁を黒い格子と腰壁が飾る〝モダンな町屋スタイル"。次世代へと守りつないでいくための耐震補強を施し、五間続きだった和室を二間に減築することで、駐車スペースを確保した。減築してもなお、枯山水の中庭に視線の抜けが広がる設計により、家全体が開放感に満ち溢れている。間仕切りをなくし一続きになったLDKは、自然光溢れる心地よい空間に。また、トイレや洗面・バスルームをLDKと直結させ、廊下をなくすことでも住空間を広げ、断熱性能をあげることで温度差も解消された。ゲストのエリアと、家族のエリア、ご両親の部屋がLDKを軸として程よい距離感で分かれているのも同邸宅の魅力。もともと蔵だった建物は修繕し、ご夫婦の寝室としてリノベーション、コンパクトなくつろぎスペースも設けた。経年変化と共に隠れていた古民家の魅力を引き出すことで、暮らしの中に自然がある快適な空間に生まれ変わった。
-
一級建築士事務所リビングデザイン
百楽園の家
そこかしこに見えるホテルのような空間の美しさが日常を特別な一日へ 広い敷地に建つ中古物件を購入し、「デザイン性と機能性を併せ持つ、最上級のホテルライクな住まい」を実現するために、リノベーションを検討されていたお施主様。しかし信頼できる建築事務所になかなか出会えず探していたとき、小誌「奈良すまい図鑑」に掲載されていた『リビングデザイン』の施工例が目に留まったそう。「掲載写真のようなラグジュアリーなイメージでお願いします」とリノベ依頼を受けた同社は、お施主様にOB様の住まいをご見学いただき、イメージを再確認。同社ならではのホテル設計の経験を生かし、住宅ではなくホテルを設計する視点で今回の住まいづくりに取り組んだそう。タイルや石材といった上質な素材を室内外に使用し、高級感のあるデザイン性に加え、機能性の向上も踏まえたリノベーションが行われた。建物は当初、建築当時のまま赤御影石が使われた外観だった。その見た目をどうにかしたいというご要望から、重厚な印象を持っていた石をすべて削ぎ落として左官仕上げで施工。玄関ドアには黒色の鏡面扉を。その周りの壁面には高級感のあるタイルを取り入れ、扉を開けた先に広がる真っ白な大理石のエントランスホールへと誘っている。 元は1階から2階へ空気が流れ込み、冬場はとても寒いという難点があったそう。そこで悪い気流を止め、断熱性能を高めることで住み心地を改善。LDKのほぼ中央にあるコンクリート製の階段はもともとあったものだが、色と素材のセレクトでデザイン性を高め、以前のナチュラルな雰囲気を排除。キッチンとリビングを視覚的に分けながらも、一続きの大フロアのアクセントとなっている。同邸宅のこだわりは、バスルームにも。ジャグジーと2つの洗い場、2種のシャワーコーナーがある広い浴室は、ラグジュアリーなホテルをイメージ。空調設備も完備され、冬の寒さ夏の暑さ対策も万全になっている。照明を落としてジャグジーに入ると、ここはもう別世界。建築材料に金属やガラス・石材・タイルを効果的に使用し、間接照明の取り付け場所・角度などを緻密に計算して合わせることで、お施主様が思い描いていた通りのホテルライクでラグジュアリー感のある住まいに生まれ変わった。お引き渡し時、お施主様は想像以上のクオリティーにとても喜ばれたそう。同社の経験値と設計力・技術力がなければ、この邸宅は完成しなかっただろう。 ■写真:ご夫婦が望まれた広々としたLDKは、綿密な収納計画と同社の施工技術により実現した。白でまとめられたリビングと落ち着いた色合いのダイニングキッチン、色の対比が広い室内にメリハリを生んでいる。
-
一級建築士事務所リビングデザイン
大泉の家
〝伝統的〟と〝現代的〟を美しく融合させた住まい 室内に広がるのは、何ともきらびやかな世界観。天然大理石の床はしっとりとした光沢をたたえ、置かれた家具は重厚な雰囲気を醸し出す。しかし、この空間に抱く印象は単に〝豪華絢爛〟というわけではなく、必要な要素だけを見極めた上で余計なものを削ぎ落とした、紛れもない〝品の良さ〟を感じ取ることができる。そんな『大泉の家』は、お施主様ご家族が長年暮らしてきた築30年・鉄骨造4階建ての住まいを、間取りも性能面も大幅にリノベーションした物件だ。サロンを経営されているというこちらの奥様は、以前から自邸にゲストを招いてお茶会や食事会などを開く機会が多く、それだけに「訪ねて来られたお客様には〝非日常〟を感じてもらいたい」との想いがあったそう。だからこそ、奥様がこのリノベーションで求めていたのは〝ヨーロピアンクラシック〟を表現した空間をつくり上げること。しかし、その一方でご主人の好みは、〝スタイリッシュモダン〟な住空間だったという。つまり、ご夫婦が抱いていた新しい住まいの姿は、それぞれで大きく異なっていた。この「〝伝統的〟と〝現代的〟を融合させる」という難題に取り組んだのは、『一級建築士事務所リビングデザイン』の代表・井上氏。同氏は高級マンションや高級ホテルの設計も手掛けてきた人物であり、さまざまな素材の特徴や質感を生かして空間をコーディネートするすべや、その空間の魅力を一層引き出す照明計画にも長けている。この〝同氏ならではの知識と経験〟があってこそ、リノベーション後の『大泉の家』には〝上品な豪華さ〟が備わったのだろう。もともと車庫だった1階を15帖の大きな玄関ホールにしたり、また2階のワンフロアを40帖のLDKにしたりと、その間取りは以前に比べて大胆に変更されているが、特に2階に見られる〝間仕切りも柱もない大空間〟は、鉄骨造である強みを最大限に生かした結果である。そして、インテリアで特に目を引くのはやはり、床全面に使われた白地の大理石と、階段部に用いられている海外製ロートアイアンの手すり、そして奥様お気に入りのシステムキッチンだろう。凝った装飾が施されているキッチンは、国内メーカーでは最高級と言える品。『大泉の家』の装いは、奥様がどうしても使いたかったというこのキッチンを軸に、間接照明等の計算された光の演出でモダンデザインの要素が加えられている。リビングをはじめ、折り上げ天井が多く採用されているのも特長的だ。これにより、広々とした空間にさらなる奥行きと高級感が生まれている。当然ながら、家事動線や収納の計画、また断熱性の大幅な向上など、暮らしやすさの面にも抜かりはない。ご夫婦それぞれの希望にしっかりと応えた住まいとなっている。 ■写真:リノベーションにより、2階のワンフロアは約40帖の大空間LDKへと生まれ変わった。“ヨーロピアンクラシック”と“スタイリッシュモダン”を融合させた空間は、インテリアのすべてに思わず見とれてしまう。
-
スペースマイン
長年の不満を徹底的に解消!愛犬も快適に過ごせる住まいに
自然素材だけじゃない お施主様の価値観に しっかり合わせた家を 収納が少ない。段差が多い。昼間でも暗く、冬は寒い。部屋数は多いが、普段使わない部屋もある……。長く暮らしてきた我が家とはいえ、何かにつけて“暮らし難さ”を感じていたお施主様は、自分たちがイメージする通りの住まいを叶えてくれる住宅会社を探していたそう。そして『スペースマイン』が開催するイベント「リフォーム祭」を訪れ、自身の住まいのリフォームを同社に任せると決めたそうだ。お施主様が今回のリフォームに求めていたのは、1階のLDKを“暮らしの中心”にすること。そして、家族の一員である愛犬たちにとっても、快適に暮らせる住まいにすることだった。 大空間のLDKは、一部の部屋の壁を取り払うことで実現。床は、愛犬のために、滑らずキズの付きにくいフロア材を採用した。空間の見た目の印象を左右する建具は、桧を使ったオリジナルデザインのもので統一。和の雰囲気にアジアンテイストを取り入れた仕上がりは、お施主様ご家族が「最初にイメージしていた通りになった」という。適材適所に用意した収納スペースは、それぞれに十分な容量を確保。人の動きを意識し、無駄になっていた部屋や廊下を省いた間取りは、同時に屋内全体の気温差も解消している。これは、現在の新築省エネ基準を超える高断熱リフォームだからこそ可能な事である。お施主様の期待に応えつつ、健康とエコを両立した「理想の家」となった。 ■写真:空間を遮る壁を取り払って格段に広く明るくなったLDKは、愛犬2匹も自由に動き回ることが出来る。
-
ビーライフ 一級建築士事務所
デザイン硝子とモザイクタイルで彩るアンティーク空間
高技術と柔軟な発想で マンション施工もお手のもの 建築家のデザイン力と、工務店の技術力を併せ持つ『ビーライフ』。今回ご紹介する物件のお施主様は、もともとご実家のリフォームを同社が手掛けており、そのデザイン性の高さや、細部にまで行き届いたこだわりに感銘を受け、ご自身のリフォームも依頼することに。お施主様からのリクエストは「アンティーク」と「赤」。赤色が好きという打合せ時の会話からイメージを膨らませ、キッチンは赤のモザイクタイルをベースに赤色で統一した独創的なつくりに。デザイン性はもちろんのこと、収納棚にもなる作業台や、動線を考慮し隣の部屋との壁に窓を取り付けるなど、使いやすさも考え抜かれた自慢のスペース。また、お施主様の求めるアンティークの雰囲気に合うからと、床材にはオーストラリアの『サイプレス』という桧を使用。その他にもデザインガラスを使った扉を造作したり、照明のスイッチにアメリカ製のものを取り入れたりと、細部にまで同社の家づくりにかけるこだわりが感じられる。小上がりになっている和室は戸を閉めるとちょっとした個室になり、急な来客時のゲストルームとしても利用可能。小上がりの下部は収納スペースになっていて、デッドスペースを有効活用している点も徹底している。デザイン性はもちろんのこと、住まい手のことを考え、使いやすく住みやすさにも配慮がなされたビーライフの家づくりに、今回も大満足とお施主様は嬉しそうに語った。 ■写真:造作建具で溢れる、お施主様だけのここにしかないオンリーワンの空間。
-
輪和建設
音楽サロンに再生した古民家
「西の芦屋 東の曽根」と称された豊中台地の南端、広い庭に石垣をめぐらした築84年の日本家屋。家族の安全を守るための耐震補強と同時に夫婦の夢だった音楽が心地よく響く空間に。 昭和15年に和歌山の材木商によって建てられた母屋。こちらで生まれ育ったお施主様は、地震や台風のたびに大きく揺れて壁に入る亀裂に不安を感じていたが、段階的な改修に留めていた。大和郡山の奥様の実家のリフォームを手掛けたのが『輪和建設』で、質の高い仕事ぶりを実感し自邸も依頼。8年前にまず子ども部屋と収納に使っている昭和40年頃築の離れと母屋の奥様の部屋を改修。プロのバイオリニストである奥様が練習しやすいよう天井を高くし、押入れを楽譜と衣装が収まるクローゼットにした。その後、2018年の大阪北部地震を機に耐震工事を施すことを決意。同社社長中西氏が奈良支部長を務める古民家再生協会が耐震調査・計算・計画を行い、同社が制震ダンパーを入れて耐震パネル型面格子壁を施工した。診断では十分な強度があったが、南北に掃き出し窓があるため、東西の揺れに弱い造りが気になっていた。「ミシミシ聞こえた音がしなくなり安心です」。同時に、ご夫婦の夢だった音楽サロンも実現。居間と座敷の垂れ壁を外し、廊下にも琉球畳を敷いてワンフロアに。年3~4回コンサートが開かれ、人々が集う場所になっている。 ■写真:音楽サロンになる座敷と居間は壁を聚楽壁から漆喰に変え明るい雰囲気に。縁のない琉球畳にして空間の連続性を持たせている。床の間のある座敷は柾目、居間は板目でそろえられた天井、床の間の木などは昔のまま。