リノベーションで魅せた「庭を愛でる家」

築百年の古民家を減築
無駄のない快適な空間へ
築100年以上の蔵も備えた同邸宅。お施主様は、手入れが届かなかった枯山水の中庭と共に住まいを再生し、住み継ぎ歩むことを決めた。外観は、白い壁を黒い格子と腰壁が飾る〝モダンな町屋スタイル"。次世代へと守りつないでいくための耐震補強を施し、五間続きだった和室を二間に減築することで、駐車スペースを確保した。減築してもなお、枯山水の中庭に視線の抜けが広がる設計により、家全体が開放感に満ち溢れている。間仕切りをなくし一続きになったLDKは、自然光溢れる心地よい空間に。また、トイレや洗面・バスルームをLDKと直結させ、廊下をなくすことでも住空間を広げ、断熱性能をあげることで温度差も解消された。ゲストのエリアと、家族のエリア、ご両親の部屋がLDKを軸として程よい距離感で分かれているのも同邸宅の魅力。もともと蔵だった建物は修繕し、ご夫婦の寝室としてリノベーション、コンパクトなくつろぎスペースも設けた。経年変化と共に隠れていた古民家の魅力を引き出すことで、暮らしの中に自然がある快適な空間に生まれ変わった。
物件情報
タイプ | 二階建て |
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構造 | 木造在来工法 |
築年数 | 築100年以上 |
延床面積 | 204.23㎡(61.77坪) |
リフォーム面積 | 204.22㎡(61.78坪) |
施工期間 | 6カ月 |
詳細情報
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庭をのんびり眺めたり、日向ぼっこを楽しんだり、以前より魅力が増した広縁。
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和テイストの外観。減築により和室を五間から二間に減らし駐車スペースを設けた。開放感あふれる広々としたLDK広縁・庭へ視界が広がり開放感抜群のLDK。家事動線の起点となる場所にキッチンを配置し、効率的かつ体の負担にも配慮した間取り。
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広縁・庭へ視界が広がり開放感抜群のLDK。家事動線の起点となる場所にキッチンを配置し、効率的かつ体の負担にも配慮した間取り。
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ご両親が座って庭を眺めることを考慮して低めに設置された窓。生活スタイルを想定して細やかな配慮がなされている。
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和室上部に新設した姉妹のための共有洋室。構造材を剝き出しのまま残したことでより広いスペースとして活用できる。
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蔵だった建物をリノベーションして主寝室に。蔵の特性を生かし、上部にも静かで落ち着ける雰囲気の幅広く活用できる空間を新設。
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風情ある美しい風景をすべての部屋から楽しめるよう計画。改めて美しく整備された、四季の移り変わりを感じられる枯山水の中庭。
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大きな土間だった空間は、天井板を撤去し、吹き抜けの明かり窓により、明るくギャラリーとしても活用できる玄関ホールに。
代表取締役会長 矢島美和子
「一番居心地の良い、癒される空間」を提供すると共に、ご家族皆様が健康で安全に過ごせる住まいづくりを目指しています。同邸宅の改修プランは、中庭の枯山水の美しい風情ある姿を、すべてのお部屋から楽しめるように設計いたしました。広い中庭は四季の移り変わりを枯山水で感じられる家族の癒しの空間へと変わり、手入れを気にせずゆっくり眺められると喜んでいただきました。一緒に夢や想いをかたちにしましょう!