部屋ごとに異なる雰囲気を楽しむオフィスリノベーション

フルリノベーションし事務所兼モデルルームとして、同社スタッフが約2年間オフィスとして実際に使用していたマンション。間取りから見直し、廊下幅を広くとり、リビングには希少な無垢のチーク材を採用した。素足で心地よく過ごせる床は、スタッフも思わず寝転ぶほど。天井と壁はすべて塗装仕上げ、扉もハイドアで造作し、空間全体に統一感と洗練をもたらしている。キッチンは標準仕様のPanasonicラクシーナの背面にタイルを加え、既製品でありながらオリジナリティを演出。水まわりにはタイルを使い、作業スペースには耐久性の高いフロアタイルを選んだ。各部屋の巾木の太さを変え、素材感や見え方の違いを体感できるように工夫。トイレ扉には和の要素を取り入れた造作扉を採用した。バルコニーにはウッドデッキを敷き、夏は蚊取り線香を焚きながら電話や会話を楽しむ場にもなった。この空間には実際の暮らしから得た工夫とアイデアが詰まっており、リノベーションの可能性を体感できる一室に仕上がっている。
■写真:無垢フローリングのチーク材が際立つLDK。時間が経つほどに風合いが増すチーク材はインテリアにもよくなじんでいる。
物件情報
タイプ | マンション |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
築年数 | 築18年 |
プランニング期間 | 6カ月 |
施工期間 | 6カ月 |
詳細情報
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リビングと洋室の間には造作の格子扉で区切り、アクセント仕様に。
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キッチンの床はグレータイルを施工。造作棚にも間接照明を仕込み、雰囲気ある空間へ。
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壁一面のミラーが印象的な洗面ルーム。奥行きを感じるタイル仕上げで高級感を演出。
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部屋ごとに床や塗装の色、扉の仕様を変え、素材感や見え方の違いを実体感することができる。
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壁一面に取り入れたのはホテルライクの要素。既製品のキッチン背面にはタイルを用い、アレンジを加えた。景色が良く1階バルコニー付きのメリットを感じる。
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葉植物と照明で、さらにホテルライクな雰囲気に。
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廊下幅を通常より広くとり、床材は無垢のチーク材で肌触りの良い質感へ。
営業 M
ロカアーキテクチャーのスタッフが約2年間、オフィスとして使用した一室。ショールームモデルとして使えるよう、間取りから作成し、巾木も部屋ごとに変えて見比べることが出来る、こだわりがたくさん詰まったリノベーションハウスです。