新築 こだわりのデザイン 施工事例一覧
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ビーライフ 一級建築士事務所
暮らしやすさに配慮したホテルライクな家
視線の抜けや照明遣い 真似したいアイデア満載 『ビーライフ 一級建築士事務所』の代表である山下氏が提案する、日常の中に洗練されたインテリアと間接照明を取り入れたラグジュアリーな住まい。ホテルライクな暮らしが実現できると定評のある同社の住まいは、コストを抑える工夫やすっきりと暮らすためのアイデアが散りばめられている。 写真のK邸は、玄関からリビングに入るところにドアがない。上吊りの大きな引き戸で、まるで壁が動くようになっている。好みに合わせて空間を仕切ったり、開放したり、廊下やドアを排除した間取りは斬新だ。リビングとキッチンから直接出られるタイルデッキは、屋根が付いているのでとても使い勝手がいい。軒天に貼った米杉のパネルがアクセントになって、あたたかな雰囲気も。メンテナンスもしやすく、屋外用の家具を置けば、セカンドリビングとして利用できる。「オシャレでかっこいいだけの家はダメ。デザイン性のある家でありながら、必要な場所に“収納に見えない収納”を作るなど、住む人が暮らしやすい家を提案しています」と山下氏。K邸はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の家。吹き抜けのある大空間でも天井埋め込み型エアコンなら、吹出し口が4方向にあるので1台で十分。「新築や大規模リフォームならぜひ太陽光を設置すべき。家で使うエネルギーを作り出せば、光熱費も抑えられます」。ぜひ補助金についても相談してみよう。 ■写真:黒のアイランドキッチンと雰囲気がぴったりの背面収納を選定。既製品のカウンターの長さに合わせて壁を作っているので、寸法がぴったり。また、キッチンと同じ天板で納めることで統一感が出ている。
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バルジ建築設計室(バルジ・オカダ)
自然と共存する非日常を楽しむ家
自然と一体になれる田舎暮らしを満喫! 『バルジ建築設計室』で建築した住まいに親世代と同居し、バリエーション豊かな住まいを建てている同社を気に入ったお施主様から、「自然豊かな環境で、ロケーションのいい場所に家を建てたい」というご希望があったそう。里山の風景を一望できる土地は、とても見晴らしが良く、周囲が農地のため、ほぼ家が建つこともないだろうということから、農地から宅地へ地目変更を実施。「平屋」「薪ストーブを設置したい」「子どもたちが遊べる庭がほしい」など、建物のご要望についても確認しながら土地探しを進めたことから、「土地の魅力を存分に生かした、変形リビングのある平屋を建てることができた」とデザイナーの村﨑氏は語る。 ほかにも、勝手口の横に車を停めて、帰宅したら玄関を通らずにキッチンまで荷物を運べる便利な動線や、家族の衣類も収納できる室内干し可能なランドリールームなど、共働き夫婦が効率よく家事を済ませるための工夫が細やかに施されている。こだわりの住まいが日常を非日常にする。同社なら、そんな土地探し・家づくりを可能にしてくれる。
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マイ工務店
里山の風景を一望する大開口の家
求めるものが明確だった土地探しと家づくり 素晴らしい眺望が広がる宇陀市のS様邸。納得する土地が見つかるまで10か所以上の土地を見てまわり、およそ2年以上の月日がかかったという。ご夫婦には「希望どおりの土地が見つかるまで絶対に妥協はしない」という強い思いがあり、土地へのこだわりが高台から望む眺望を生かした平屋の完成につながっている。家づくりのご要望は、シンプルでコンパクトな平屋で、広いウッドデッキがあること。リビングにある大開口の窓は木製サッシの4枚引き戸を採用し、引き込み式にすることで全開にして景色を取り込む。その窓には障子をはめ込み、季節や天候に応じて室内に入る光を調整することが可能。桟を極力少なくしたシンプルなデザインでより部屋を広く見せる効果もあり、緩やかにウチとソトをつなぐ役割も果たしている。冬の寒さが厳しい地域のため、気密性にこだわり、断熱等級6を基準に窓は木製や樹脂サッシを採用。夏はエアコン1台で快適に過ごすことができ、以前の暮らしから光熱費も格段に安くなったという。 同社代表の眞井氏は、「モノがあふれている時代だからこそ、自分たちに合う暮らしは何かを突き詰め、家づくりについてよく調べているお客様が多くなりました。その結果、平屋を希望されるケースも増えている」と話す。家に求めるものが明確だったS様邸は、建物はもちろん、家をとりまく風景も中にあるインテリアさえも、まさにそれを体現した住まいだ。
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マイ工務店
広々とした大空間と 眺望を愉しむ家
自然と調和する景色と一体化した平屋 古くから使われてきた自然素材の焼杉を使った外観が印象的なN様邸。玄関側から見ると東側の壁が斜めになった多角形のフォルムをした平屋の住まいは、シンプルでありながら柔和な雰囲気をつくり出し、周りの田園風景と美しく調和している。山の中腹にある立地を活かして斜面側に豊かな自然を一望できる大きな窓を配置。この窓があるリビングは空間を分断する柱や壁がないひとつの大きな空間で、窓から見える風景と高さのある勾配天井が開放的な印象をさらに強くする。広々とした空間を可能にしたのは同社が標準仕様としている耐震構法のSE構法。フレームで建物を支える構造は、ホームパーティを楽しまれるN様にぴったりだ。 大きな窓側には多くのお客様が訪れることを想定し、ベンチにもなるローボードを造作。小上がりの和室と高さも合わせ、統一感のあるデザインに。玄関からリビングに抜ける通路のデスクスペース、玄関土間の自転車収納ポールなど、機能的かつ暮らしやすさを考えた、それぞれが主役級のデザイン性を持つ理想の住まいが完成した。
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建築工房 和 -nagomi-
緑に映える漆黒の平屋
風景を取り込む傾斜地の魅力 “日常”と“非日常”が共存する 緑に映える漆喰の平屋 隣に古墳がある、建築条件の厳しい地域に建つ高基礎の平屋。和瓦と銅板の屋根に、漆喰と杉や桧を組み合わせた風景に馴染む住まいは、設計の仕事に携わっている奥様の「二人の家を建てるなら、こんな家を建てたい」という長年温めていた想いが、ご主人の抱く理想と合わさってカタチになったものだ。「大工さんにもいろいろと無理をお願いしました」との言葉どおり、プロならではのこだわりは細部にまで行き届いている。例えば、仕上げ材のつなぎ目に施す「見切り材」を使用せず、ぎりぎりまで漆喰やタイル仕上げに。また、幅木も極力細くし、よりシンプルで洗練されたデザイン性を生み出すなど、さすがの一言につきる。間取りのこだわりは、それぞれの空間が分断されることなく、ゆるやかに連続していること。玄関と土間、そしてLDK、キッチンと連続する間取りは、横とのつながりをどちらの空間にも取り込みより広さを実感、動線にも無駄がない。あちこちにある本棚に好きな本を置き、窓から見える景色を愛で、庭で花や野菜を育て、冬は薪ストーブの火を囲む。誰もが憧れる「ゆとりと余白のある暮らし」がここにはある。 ■写真:「風致地区の傾斜地に、高基礎の平屋を建てる」という制限の多い建築だった同邸宅。道路から建物までのアプローチも楽しみのひとつとなるよう計画されている。下から見上げると垂木現しの軒裏が印象的。板戸と漆喰のシンプルな外観は、周囲の風景に馴染み、何とも言えず美しい。
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スペースマイン
春夏秋冬を満喫できる家
「キッチンに立った時に見える公園の景色がお気に入り」。一般的に、採光を考え南側に配置することが多いリビングだが、同邸宅では大きな公園を臨む唯一無二のロケーションを全面的に生かすため、あえて東側にLDKを配置した。春は桜、夏は新緑、秋は照紅葉と、四季折々の美しい景色を心ゆくまで満喫することができる住まいは、この上なく居心地が良い。さらに、公園に面した十分な広さのウッドテッキに加え、リビングは2m70㎝という高めの天井にフラットな畳敷きの開放感あふれる空間。子どもたちがのびのびと過ごせる環境が整っている。もともとは杉板張りのリビングにソファを置くつもりだったお施主様だが、畳にして大正解。畳のある暮らしを心底気に入っているという。最近では希少な畳のリビングだが、建て替え前に購入した中古住宅に住んでみて畳のある暮らしの良さに目覚めたお施主様に、同社は新居に取り入れることを提案。「木と畳のぬくもり、自然を感じられる家って最高です。」とご主人も大満足の家づくりとなった。
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建築工房 和 -nagomi-
納得の家
末永く暮らす家だからこそ 性能も構造も妥協しない 人任せにしない“納得の家” 多くの時間をかけて、住宅メーカーや工務店をまわり、どのような家づくりを行っているのか、時間をかけて検討したと話すお施主様ご夫妻。「どれだけ希望どおりに建ててもらえるのか、各社の話を聞き、プランも出してもらいました。住宅メーカーは、細やかな要望には対応してくれず、打合せの時間もあまり取ってくれませんでした」。そんな中、じっくり家づくりに向き合ってくれると確信させてくれた『建築工房 和』との出会いがあったそうです。決め手は「真面目に家づくりをしている工務店」「希望を積極的に取り入れる姿勢」。建築士の熊谷氏の丁寧に耳を傾ける穏やかな雰囲気も良かったとお施主様は話します。 最新の家づくりについてかなり勉強されていたご主人。高齢のご両親と同居することもあり、冬でも温かく、ヒートショックの心配がないように最新の高気密・高断熱の家であること、防蟻処理など耐久面に配慮した家であること、許容応力度計算による耐震等級3の家であることが希望でした。こうして、性能面への要望をご主人が明確に固め、インテリアやデザイン面を奥様が担当し、ともに納得の家づくりを進めたそうです。 性能や構造面のこだわりは、数え上げればきりがないほどです。マーベックス社の24時間全熱交換型換気システム「澄家」と床下エアコンを組み合わせて、夏涼しく、冬暖かい、年中23度前後という心地よい室内環境を実現。照明はBluetooth対応で、ダウンライトから間接照明まで調光・調色を自由にコントロール可能です。断熱材は、パネル式のウッドファイバー、窓ガラスはトリプルガラスを採用し、高気密・高断熱を実現しました。「性能もさまざまなものがあります。その中から自分が納得できるものを取り入れたいと思いました」。決められた標準仕様から選ぶわけではないので、検討には時間がかかります。実際、何度打ち合わせに出向いたか分からない程、話し合いを重ねたそうです。家づくりを人任せにしないお施主様ご夫妻の熱い思いを、同社スタッフがきちんと受け止め、できることできないことを精査し、より良いものを選択。工事が始まってからも、週に一度はご主人自ら現場に足を運び、大工さんとコミュニケーションを取り、細かな修正を繰り返したそう。誰もが納得する住まいが完成したのは、家づくりに関わるすべての人の地道な努力のたまものです。
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ランドマーク建築事務所
優れた造形と機能性 意匠美を追求した究極の平屋の棲家
世界的な建築家フランク・ロイド・ライトが提唱した有機的建築物の設計思想に基づいた住宅ブランド「オーガニックハウス」。その正規ビルダーの同社は、機能的で美しく上質で、周囲の環境に溶け込む普遍的なデザインのワンランク上の住まいづくりを得意としている。今回手掛けたM邸は、独創的かつストレスフリーな生活動線も計算されたコの字型の間取りに、天井の高低差を巧みに使い”見えない壁”で空間につながりとメリハリを持たせる室内外のレイアウトに。フランク・ロイド・ライト建築の象徴ともいえる天井まで伸びた大きな連窓と水平線を強調した、巨大な軒は、太陽光をたっぷり取り込みながら、直射日光を程よくカット。小気味よく突出したチムニー(煙突)や庭の小壁は、外観フォルムの美しさをより一層強調する。15帖の広々とした玄関ポーチは中庭やバルコニーの役割も果たし、リビングと段差なく繋がっており、晴れた日には青空の下でティータイムやブランチを楽しむことも計画だとか。圧倒的な造形美と共に暮らしやすさも兼ね備えたラグジュアリーハウスはお施主様の思いを共有した作品となった。 ■写真:コの字型のフォルムが印象的な外観。玄関ポーチは15 帖ほどの広さがありバルコニーの役割も果たしている。
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吉川住研
好きに囲まれ毎日がより楽しくなる、一人暮らしのための家
考え抜かれた間取りやフォルムで、シンプルながら洗練されたデザインと住み心地のよさにこだわる吉川住研の住ま いづくり。今回手掛けた同邸宅も同社のこだわりが随所に込められており、例えば一見するとごく普通な三角屋根の外観も、窓の大きさや配置だけでなく、屋根の軒桁やケラバの厚みといった細部まで緻密に計算し、普通だけど普通に見えない建物が最も映える絶妙なバランスを追求。また生活の中心となるLDKには、天然の無垢材や漆喰などの自然素材を贅沢に使用し、既製の建材では出せない上質感や味わいを演出。さらに女性の一人暮らしという事で、LDKと水回りをギュッと一か所にまとめて動線をコンパクトにし、普段の暮らしは1階だけで充分まかなえるようになっている。その他にも、DIYや手芸が趣味というお施主様の要望を汲み取り、2階部分は空間を贅沢に使い広々としたアトリエスペースに。居住スペースとアトリエスペースを明確に分けることで、趣味に没頭できるよう配慮。好きなものに囲まれ、日々の暮らしがより楽しく快適になる、そんな一人暮らしのための住まいが完成した。 ■写真:フローリングには無垢のパイン材、壁は漆喰をベースにアクセントとして天然の石灰岩も使用。シンプルながらも天然素材ならではの質感が感じられるワンランク上の洗練されたデザインのリビング。
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吉川住研
自然に囲まれ、シンプルな中にも個性が光る住まい
周囲を深緑の木々が生い茂り、まるで元からその場所にあったかのように、自然豊かな景観の一部として溶け込んでいる一軒の住まい。山添村の美しい自然に魅せられこの地に住まいを移したという同邸宅のテーマは、スローライフを楽しむ”ナチュラルラグジュアリー”な住まい。一番のポイントは、抜群のロケーションを存分に楽しめるよう窓の配置を計算し、全ての窓をまるで絵画のように美しく演出するピクチャーウインドウ。 また、漆喰や天然石・無垢材など自然素材をふんだんに取り入れた、まるでヨーロッパ建築を想起させる空間デザインの妙も、吉川住研が得意とするところ。もちろんデザインだけでなく、住む人の暮らしやすさや快適さにも配慮がなされており、夫婦2人暮らしにちょうどいいコンパクトな間取りや、出し入れしやすく生活感の出にくい収納スペース、空間に視線の”抜け”をつくることで住まい全体をより開放的に見せる工夫など、細かなところにプロの技が見え隠れしている。シンプルな中にも上質感とリラックス感を兼ね備えた、スローライフをより豊かにしてくれる住まいが完成した。 ■写真:生活の中心となるLDK。梁を現しにして天井を高くすることで、空間をより広く立体的に見せている。