リフォーム こだわりのデザイン 施工事例一覧
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バルジ建築設計室(バルジ・オカダ)
情緒ある奈良町の家
築100 年超えの古民家を その趣を生かしつつも “ 夫婦二人の暮らし”に最適化 奈良町の景観を維持するため、 表通りからの採光は望めない旧家…。 その再生計画で注目したのは、 中庭の存在を最大限に生かすことだった。 代々受け継がれ、築100年を超えるというこちらの物件。現在は、シニア世代のU様ご夫婦 がお二人で暮らしている住まいだ。古くなった水回りの改修や、サッシの入れ替え等で〝暮らしやすさ〟を整えることに加え、ご夫婦が求めていたのは〝自然の光による明るさ〟をかなえること。その願いをカタチにすべく、『バルジ建築設計室』は中庭の存在に目を付けた。以前は外からの光がまったく届かなかった居間と、その隣に並ぶ台所の配置を逆にすることで、ひと続きになったLDKは自然光がしっかりと行き渡る空間に。 またリビングはご夫婦のライフスタイルに合わせ、掘りごたつも備わる畳敷きのリビングとした。さらに読書好きというお二人のため、リビング壁面には大きな本棚を設置。そして日々の暮らしに〝庭の風情〟を取り込めるよう廊下をなくしたことは、採光を得ることに加え空間の拡張とスムーズな生活動線の確保を実現している。また装いについては、もともと備わる〝古民家の趣〟を損なわないよう計画。壁・天井や床、また新しくなったキッチン設備も落ち着いたトーンで統一し、違和感のない空間に仕上げている。 ■物件詳細:築100年(一戸建て) ■リフォーム面積:60.00㎡( 18.15坪) 改修POINT! □ 古くなった水回り設備の一新 □ 彩光計画を見直して、リビングを明るく心地よい空間に □ LDKのレイアウト変更で、夫婦二人の暮らしを快適に □ サッシ等の入れ替えで、冬も暖かく
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楓工務店
思い出と快適が 両立する家
この先も残したい大切な我が家 昔の趣と快適さを兼ね備えた 守り育てる古民家 父から受け継いだ築54年の日本家屋をできることなら大切に残していきたい。 その想いを大切に、柱や鴨居で古民家の趣そのままに 大胆な間取り変更で現代にフィットした暮らしを実現。 周囲を豊かな自然に囲まれた里山に佇む築54 年の住まい。元々すぐ隣に建てた離れに暮らしていたN様一家だが、両親から母屋を引き継ぐことになりリフォームを決意。 N様からの要望は「機能的な間取り」と「できるだけ元の家の趣を残す」こと。以前の住まいは古い日本家屋によくみられる部屋数の多い間取りであったが、生活の中心となるLDKは部屋を仕切る壁を取り払い、開放的で広々とした空間に。その他にも浴室・洗面脱衣所・ランドリールームを一直線上に配し、洗う→干す→取り込む→収納までの一連の動作が効率良く行えるようにしたり、キッチンには機能的かつ使い勝手の良い向かい合わせの収納棚を設置してキッチン周りの 動線を短くしたりなど、至るところに暮らしやすさへの配慮が施されている。さらに、今ではあまり見られなくなった差鴨居や昭和レトロ感満載のデザインガラスはあえてそのままに。新築では出せない重厚感や個性はリフォームならでは。数年後には子ども部屋を作るべく2階部分のリフォームも予定しており、良いものは残しつつ時代やライフスタイルに合わせてこれからも変化 を続ける「守り育てる古民家」となった。 ■物件詳細:築54年(一戸建て) ■リフォーム面積:81.47㎡ (24.6 坪) 改修POINT! □ 壁を抜き、広々と開放感のあるLDKを実現 □ 水回りの位置と回遊動線で家事がしやすく機能的な間取り □ 抜けない柱を活かした造作家具 □ 鴨居はあえて残すことで旧家の良さも活かした空間演出
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吉川住研
どこにいても緑を感じられる暮らし
視線の抜けで居心地の良さと開放感を演出 漆喰や無垢材、天然の石材など、自然由来の素材を使い、シンプルでありながら、ひとひねり加えた家づくりに定評がある『吉川住研』。近頃は、「子どもが独立して、夫婦2人の人生を豊かに過ごすためのリフォームの問い合わせが増えている」と吉川氏は話す。お施主様のご要望は、緑に囲まれたロケーションを気に入って購入したマンションを「年を重ねても気持ちよく過ごせる住まいにしてほしい」というもの。LDKと和室の間に壁があり、閉塞感があった以前の間取り。自由に間取りを変更できない制約の中、いつも緑を愛でながら、開放感を感じられる空間をつくるために、“視線の抜け”に徹底的にこだわったという。和室のロールスクリーンの吊元は見せない工夫が施された。さりげないものだが、通常の施工とは、作業の手間も仕上がりもまったく違う。小さなこだわりを重ね、手をかけ、そぎ落としたことでしか生まれない美しい住まい。『吉川住研』にしかできないリフォームのカタチがそこにはある。 ■写真:和室の大きな円型が印象的な設えは、お施主様のご希望。円の大きさや余白の分量などは、同社の裁量に任されたという。左側のオープン棚は、本好きの奥様のためのスペース。決して収納スペースが多くないマンションリフォームは、新たに家具を置かなくていい工夫が、すっきり暮らすための重要なポイントとなる。
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楓工務店
インダストリアルテイストにこだわり 隅々まで2人の思いが行き届いた住まい
『楓工務店』の和田氏は、物件を決めかねているお客様の内覧に同行する際、その場でリノベプ ランの説明を行うという。リノベーションのイメージが具体的になったことで、I様は物件購入を決意し、家づくりが本格的にスタートした。 同社のヒアリングの細やかさにとても驚いたと奥様は笑う。「朝起きてからどの順序で何をするかまで聞かれました」。朝起きて、寝室に隣接している洗面スペースで顔を洗い、そのままキッチンへ。そしてLDKにあるクローゼットで着替えるという動線は、生活スタイルを間取りに落とし込んだものだ。中古物件探しから資金計画、設計・施工までワンストップでサポートする同社だからできるリノベのカタチ。駅近なのに静かな環境、マンションとは思えない広い玄関、断熱・防音対策のため、すべての窓に内窓を設置、天井を躯体現しにして高さを確保したLDK、実用面とデザイン面を考慮し、床材はモルタルを選んだキッチン、そして個人の時間も大切にできる書斎やロフトのある住まいが完成した。 ■物件詳細:築27年(マンション) ■リフォーム面積:77.7㎡ ■写真:奥様のこだわりは、シンクとコンロが分かれたⅡ型のキッチン。夫婦で料理をすることも多いので、作業スペースが広く、一般的なものより5cm 高めのキッチンを選んだ。2人で立っても余裕のあるレイアウトは、とても使いやすいそう。対面部分は腰壁を高くして手元が見えない配慮も。
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マイ工務店
大規模リノベで性能と暮らしやすさを実現 丁寧に整え直した家
ご両親が建てた築27年の戸建て住宅を、より快適により長く暮らしていけるものへとリノベー ションしたのがこちらのN邸。同社になら安心して任せられる耐震性や断熱性といった性能面の向上はもちろんのこと、大胆な間取り変更と装いを一新し、ご家族にとっての“理想の住まい”がカタチとなった。 大空間LDKの中でも、ひときわ印象的なのは料理人をされているN様のこだわりを詰め込んだ 「GRAFTEKT」のキッチン。住まい全体の装いは“木目×白壁”をベースとしたナチラルテイスト だが、キッチン周りは黒系やアッシュベージュを用いたコーディネートとなっている。リビング全体を見渡すこの空間がアクセントとなり、N邸を“程よくスタイリッシュな雰囲気”に仕立てる。 効率的な家事動線もN様がこだわったポイント。隣り合うランドリースペースとウォークインク ローゼットの配置で、好きなものに囲まれながら“日々の暮らしやすさ”を大きく高めている。 ■物件詳細:築27年(一戸建て) ■リフォーム面積:1F 124.53㎡ 2F 68.23㎡ ■写真:キッチン周りの設備には、“GRAFTEKT”を採用。ダイニングテーブルをつなげて配置することで、配膳・片付けもスムーズに。黒系やアッシュベージュで統一した空間もスタイリッ シュな雰囲気を生み出している。料理人をされているN様が使いやすさにもしっかりとこだわった空間だ。
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楓工務店
間仕切り壁と回遊動線で悩みを解消
家事もしやすく暮らしやすい空間に家事のしやすさにもこだわった効率の良い動線づくりに定評のある『楓工務店』。 テレビを設置することを想定されていなかった使いづらい間取りに、以前からわずらわしさを感じていたというA様。そんなA様に楓工務店が提案したのは、部屋の中央にテレビボードを兼ねた 間仕切り壁を設置することだった。さらに、あまり使われていなかった和室はファミリークロークにし、LDKと繋がった回遊動線の間取りに変更。こうすることで、ご家族一番の悩みを解消しつつ、掃除や片付けもしやすい機能的な空間をつくり出した。また、以前は個室のように独立していたキッチンを、空間を遮る壁を取り除き開放的なスペースへ。加えて、大きなキッチンカウンターも造作。ここで子どもたちが勉強をしたり軽食をつまんだりなど、家族の憩いの場として生まれ変わった。 必要なところを必要な分だけ変更することで暮らしやすさが劇的に改善。A様も納得のリフォームが実現した。 ■物件詳細:築23年(一戸建て) ■リフォーム面積:112.63㎡ ■写真:以前の住まいではテレビを設置するスペースがなかったため、テレビボードを兼ねた間仕切り壁を新たに設置。仕切りの奥の元々和室だった場所は大容量のファミリークロークに チェンジ。スペースを取りがちな家電やおもちゃなども余裕で収納できるだけでなく、物の出し入れもしやすく後片付けが楽になったという。
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庭を愛でる家
自然を感じる贅沢さを、 暮らしの中に取り込んで…… 魅力を引き出し、さらに高めた古民家再生 中庭に広がる美しい景色から 季節の移ろいを感じられる住まい ■写真:和室から見る、中庭に造られた枯山水。建物のリノベーションと併せ、これまで手入れができていなかった中庭も改めて美しく整えられた。こちらの住まいは、この風景を各空間から楽しめるよう計画されている。 □物件情報:築100年以上
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楓工務店
愛猫と夫婦が快適に暮らせる家 リフォームで住みやすさを追求
住んでいるからこそ分かる 数々の快適リフォームポイント 「家にいる時間を快適に過ごせるようにしたい」と考えていたときに、『楓工務店』のオープンハウスを見学したことから、同社へリフォームを依頼したO様。「こうしたい」という間取りや希望を伝え、家づくりの専門家としての視点で同社がアイデアをプラスするスタイルでリフォームがスタートした。 テーマは「愛猫と夫婦が快適に暮らせる家」。ロフトを撤去した天井部分には、キャットウォークを兼ねた見せ梁を配置し、3匹の猫が上下運動できるようにキャットドアやステップをあちこちに設けた。造作家具も含め、古道具屋さんのようなインテリアで統一し、ピクチャーレールに竹久夢二の版画を飾ってギャラリーをイメージするなど、まさに「好きなものに囲まれた暮らし」を実現。そして、安全に長く住まえるように、階段の傾斜を緩やかにし、寝室近くにトイレを設置、雨戸を電動シャッターにするなど、見た目だけではない“先”のことを考えたリフォームを行った。実は数回に渡ってリフォームを行っているO邸。「ここまで手を加えるなら、建て替えても良かったのでは? と言われることも。でも、住みやすさって住んでみないと分からないんです」。住まい手に合わせて変更できるリフォームの魅力とO様の暮らしへのこだわりが詰まっている。 ■物件詳細:築22年(一戸建て) ■リフォーム面積:約62㎡(18.75坪) ■写真:小上がりの和室は、奥様と愛猫たちの寝室でもあるスペース。高めの小上がりは、ファンヒーターを縦に入れられるほどの収納力があり、普段使っている布団もここに片付けている。天井や壁に断熱材を入れて、断熱性能もアップ。
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楓工務店
心地よく開放的な空間で 理想の子育て環境を実現
ラクしてキレイが続く 収納上手がかなう住まい 『楓工務店』が手掛ける家のテイストが好みだったN様ご夫妻は、奥様の地元で見つけた物件のリフォームを同社へ依頼することに。1階のLDKを大きく広げて、小上がりの和室ともつなげることで、お二人が望んだ通り「開放的で落ち着く住まい」が出来上がった。琉球畳が採用された和室は「子どものお世話やお昼寝などに大活躍。予想以上にここでゆっくり過ごしています」と奥様も大満足。また、家族の様子が見渡せるようにアイランドキッチンを新調、冬でもお子様が裸足で遊べるようリビングには床暖房が採用されている。 2階のウォークインクローゼットには、使い勝手を考慮しハンガーパイプをL字型に配置。あえて何もない壁面を残すことで、棚を置くなど自由に使えるスペースも作られている。そして、日々の片付けには極力手間がかからないよう、キッチン台の背面や壁面の造作棚、パントリーなど収納スペースをたっぷりと確保。「楓工務店さんのご提案で取り入れて良かったと思ったのは、テレビ裏の収納です」とN様。一見するとアクセントクロスを貼ったスタイリッシュな壁面と磨りガラスだが、扉を開ければ収納空間が現れる。随所で快適さを追求し、子育て真っ最中のN様にとって最高の住まいになった。 ■物件詳細:築36年(一戸建て) ■リフォーム面積:137.00㎡(41.44坪) ■写真:ダイニングと横並びにしたキッチンを中心に、正面はリビングへ、写真奥は小上がりの畳の部屋へとつながる広々としたLDK。元はLDKと和室、南向きの2部屋だった場所で、このリフォームによりLDK全体が南向きの明るい空間となった。
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創造工舎 Franc
先代が建てた家をリスペクトし 手をかけ次世代に引き継ぐ住まい
古きを受け入れ、新しきを融合 暮らしになじむ空間へ増改築 若い世帯が住みやすいように、離れを増改築したいということで『創造工舎』へご相談があった今回の案件。おじい様が建てられた、入母屋の瓦屋根の立派な建物は、良い材料を使った思い入れがあるもの。「既存のものを受け入れ、新しいものをミックスし、今の暮らしになじませる」をテーマに、増改築がスタートした。この先、長く住まわれることを考え、温熱環境を整えて、耐震等級もアップ。和室の雰囲気を残すために、構造的な部分を残し、2間あった8畳の和室を6畳分だけ残し、東側にLDKを設けた。和室は、床の間や書院造り、欄間といった手を掛けたものはそのまま残し、建具の造作や和室の設えなどを今の暮らしになじませる工夫を施している。リビングの床は、空間に映えるフレンチヘリンボーンを採用。一見、和の雰囲気とは合わなさそうなテイストを組み合わせることによって、木が持つ本来の美しさを生かした空間となった。 おじい様の思いが込められた離れの増改築ということで、「何を残して、どんな間取りにするのか」など、家族全員で相談された上で、打ち合わせを何度も繰り返したという。おじい様にもきちんと確認しながら進めたことで、3世代が納得し、幸せに暮らせる住まいが完成した。 ■物件詳細:築30年(一戸建て) ■リフォーム面積:約106㎡(32.1坪) ■写真:同社では、奈良の古民家のリノベーションを数多く手掛けているという経験値があるので、企画段階から「梁も立派なものが入っているだろう。天井も十分な高さがあるだろう」と予測がついたという。天井を開ければ、より開放感を感じるLDKになることから、こういった間取りを提案するに至ったという。和室の両側にあった縁側は、リビングに自然光を取り込めるように部屋の一部に。縁側の天井部分は以前のものをそのまま残している。