断熱性能向上で安心して住めるバリアフリーのセカンドハウス

生家のリノベで二拠点生活を実現
外せる壁や柱をすべて取り払った
アンティーク家具が映える住まい
空き家になっていた築50年以上になるお施主様のご実家。「母が車椅子で過ごせるようにリフォームしよう」と思い立ち、たまたま訪れたのが『スペースマイン』のモデルハウスだったという。そこで見た無垢の木の家に一目ぼれし、同社に工事を依頼することとなった。抜いてもいい壁や柱はすべて取り払い、できるだけオープンな空間を確保。階段の場所を変更すると、2階の間取りも変更しなければならないため、LDKの中央に階段を配置したままでも圧迫感がないよう、スケルトン階段を選んだ。以前増築した木造部分に解体時、白蟻の被害がみられた為、防蟻工事を施し、柱・梁などの補強工事も実施した。LDKの壁には高断熱のグラスウールを入れ、樹脂サッシの交換、出窓だったところには内窓を設置するなど、寒かった住まいの断熱性能を大幅に改善した。リビングの隣にある洋室は断熱材を同社が施工し、ご主人が壁を貼る予定だという。細やかで柔軟な対応が強みの同社だから可能になった、お施主様が工事の一端を担う家づくり。お施主様の住まいづくりは、しばらく続きそうだ。
物件情報
構造 | 鉄骨造 |
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築年数 | 築54年 |
延床面積 | 64.24㎡(39.68坪) |
リフォーム面積 | 64.24㎡(39.68坪) |
施工期間 | 5カ月 |
詳細情報
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生い茂った庭木をすべて取り払い、周囲にアメリカンフェンスを設置。人工芝はご主人、奥にあるロックガーデンは奥様が手掛けられたものです。
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「雑誌で見かけたミントグリーンのクロスとアンティーク家具が気に入って、この色を選んだ」と奥様。まだ届いていないが、窓には麻のカーテンをかける予定だ。温熱環境が改善されたので、1 台のエアコンで暑い夏もまったく問題なかったそう。
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ワンフロアでありながら、スケルトンの階段や外せなかった耐力壁が空間をうまく仕切っている。
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アンティーク好きの奥様が買い集めた家具や照明などで彩られたLDK。シンプルで広がりのある気持ちのいい空間に、無垢の杉板が映える。ミントグリーンの壁紙が、1階の統一感と癒しの空間づくりに一役買っている。
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また、アンティークショップで探してこられた室内ドアを設置するなど、お施主様のこだわりを伺い、細やかに対応させていただきました。
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階段で仕切られたダイニングとリビング。照明もアンティークショップで厳選したものを設置している。
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キッチン上部には、アンティーク好きの奥様が探してこられた300年ほど前のフランス製のタイルを貼っている。食器棚はお母さまが使われていたものを残し、中には趣味の食器を収めている。奥に見えるトイレの扉は、奥様のご要望で上吊り引き戸に。入り口の場所を変えたことで、洗面スペースへのドアと干渉しなくなった。
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ランドリーはキッチン横に移動し、部屋干しスペースを作りました。
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柔らかいイエローの壁紙を選んだ洗面スペース。ケヤキの一枚板のカウンターを造作し、TOTOの洗面ボウルと組み合わせている。水回りの床には、お手入れのしやすいフローリング材を使用。