リフォーム 施工事例一覧
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バルジ建築設計室(バルジ・オカダ)
日本家屋のガレージ活用法、こだわりのビンテージ空間
まず、この物件がもともとどんな建物だったか想像できるだろうか?ここは、もと典型的な日本家屋のガレージ。それを若いお施主様ご夫婦のためにリフォームした二世帯住宅だ。ガレージゆえに高さのなかった空間の床高を上げ、梁も塗装してハード過ぎないアメリカンビンテージの空間に造り替えた。壁板は幅の違うものをいくつも組合せ、奥様の要望だったカフェのイメージに。また、カウンターキッチンもボトルランプの雰囲気に合わせて、カラフルなタイルをアクセント使い。ご主人好みの武骨なカッコ良さと、奥様好みのナチュラルな可愛らしさが融合したリフォーム。 ■写真:つくり過ぎないナチュラル感と懐かしい「古めかしさ」が絶妙のバランスに。
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創造工舎
それぞれのライフスタイルを尊重し、三世代がほどよい距離感で集う家
最も快適な部屋を 最も家族が集まる場所に 車椅子のお母様との二世帯同居を機に、リフォームを決意したY様。お母様が安心して暮らせ、また、スタイルの異なる三世代それぞれにとっても快適な家にしたいと、『株式会社 創造工舎』に依頼した。 伝統的な「田の字」型の家屋だったY様邸。冠婚葬祭を自宅で行っていた昔の日本では、明るく日当たりの良い南側に縁側や和室を設けるのが一般的だった。しかし、この間取りは現代の暮らしとは合わなくなり、「一番環境が良い部屋」は「一番使われない部屋」になっていた。 そこで同社は、南側にあった広縁と二間続きの和室を、三世代が集えるダイニングキッチンへと造り替えた。深い軒のある大きな開口部はそのまま生かすことで、コストを抑えながら、自然光豊かな、家族団らんを楽しめる明るい空間を実現した。収納力や回遊動線も確保し、機能性も抜群だ。 さらに今回のリフォームでは、家族がお互いに気を使うことなく、自由に過ごせるようにも配慮した。段差をなくし、扉はすべて引き戸に変えることで、車椅子のお母様が回遊できるようにし、また、介助が必要な場所はスペースを広くとって、家族にとっても使いやすい空間に生まれ変わった。「リフォームしてから家族が顔をあわせている時間が長くなった」とY様。快適に生まれ変わったわが家で、Y様家族は、にぎやかな毎日を送っている。 ■写真:縁側を取り込んだダイニングキッチンには、南に面した大きな掃き出し窓から柔らかな光が差し込む。既存の欄間を再利用し、隣接する和室にも光を届ける。 ■物件詳細:築28年(一戸建て) ■リフォーム面積:178.17平米(53.9坪)
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創造工舎
家族の歴史を受け継いだ、今と将来を見据えたリフォームは自然素材をふんだんに取り入れて
祖父が植えた木を使い、父が建てた築35年の家 住まいが持つ空気感を壊さずに 現代的な暮らしの要素を追加して、 心地よく快適な時間を過ごせる空間に 田畑に囲まれたのどかな環境の中に建つN様邸は、現在、N様ご本人とお母様の二人暮らし。今回のリフォームは、「高齢になったお母様の生活を便利にするため」であり、また「遊びにくる娘夫婦や、いずれは孫を、快適になった家で迎えるため」に行ったものだという。 担当したのは『創造工舎』。その仕上がりでまず印象的なのは、LDKの空間づくりだ。和室を一室取り込み、開放感と明るさを創出。床の素材にはやさしい色味のイタヤカエデを採用し、珪藻土の塗り壁は左官による仕上げ。天井にも同社オリジナルの千鳥格子のデザインを用い、和モダンでナチュラルな装いにまとめている。キッチンの配置は、あえて以前と同じ壁付きに。これは、お母様が使い慣れていることと、手元に届く窓からの光を意識してのこと。このほかN様邸では、通用口・洗面・浴室・トイレと、普段の生活に深く関わる場所を中心に改修を実施。ご主人こだわりの最新住宅設備機器を導入しながら、家が持っている空気感と、現代的な暮らしの要素をマッチさせた。 「この家は、私の祖父が植えた桧を使って建てられているんです。だから一部の床などに使われていた新建材には違和感があって」と、今回の改修には自然素材を積極的に取り入れたご主人。そして「以前からの天然の桧の床などは、その表面を研磨して元の姿によみがえらせてもらっています。この提案と結果の見事さには、とても感激しましたね」と、同社の仕事振りにも大満足のご様子だ。 ■物件詳細:築35年(一戸建て) ■リフォーム面積:83.25㎡(25.23 坪)
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楓工務店
24時間、互いに気を使わない間取り、マイペース家族のための二世帯住宅
断熱性能を高める工夫で 夏冬の光熱費が大幅減 奥様のご実家である築40年の家に親世帯と同居して3年、「マイペースな家族がもっと快適に暮らすために」リフォームを決意したK様ご家族。『楓工務店』でのリフォームを決めた理由は、「私たちの要望や条件に寄り添ってくれたのは、楓工務店の岸本さんだけ。他社は、私たちの意見を聞くより、自分がいいと思うものを押し付けてくる。岸本さんは、プロの知識を踏まえて提案してくれるけれど、押し付けは全くなかった」こと。会社の都合ではなく、お施主様と一緒にいい家を造りたいというスタンスが、工務店選びの決め手となった。 K様のご希望は、第一に家族全員が住みやすく、生活リズムや食生活の違う親世帯と子世帯が、互いに気を使うことなく暮らせること。また、以前の住まいは、断熱効果が低かったため、とにかく家全体が寒かったという。玄関と浴室・洗面は二世帯の共有スペースだが、互いの住まいを通らずに利用できる間取りのため、早朝・深夜でも気兼ねなく使えるように。また、今回はフルスケルトンリフォームだったので各所に断熱材を入れ、高性能断熱窓と外壁は断熱効果のある成分が含まれているガイナ塗料を採用。2月に入居した際、前の家とのあまりの違いに驚いたそう。「暖房はエアコンだけで十分。光熱費がかなり安くなりました」と奥様。冬暖かく夏涼しい、期待以上の住まいが完成した。 ■写真:南向きの窓から光が差し込む子世帯のリビング。「居心地がいいのか、子ども達が2階の子ども部屋に上がらないんです」とK様。 ■物件詳細:築40年(一戸建て) ■リフォーム面積:129.38平米(39.14坪)
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バルジ建築設計室(バルジ・オカダ)
築110年の旧家が趣味を楽しむ空間に変貌
日本文化を代表する「茶室」のような、あるいは静かな避暑地の「コテージ」のような…。築110年の旧家が、そんな趣味を楽しむ空間へと生まれ変わった。 奈良市の指定文化財であり、規制の多い母屋には手を付けず、門を兼ねた離れのみをリフォーム。ご主人の趣味仲間も気軽に集えるよう、1階と2階を一体化して、開放的な一つの空間へとつくり変えた。景観を損なわないために、煙突のデザインにも工夫を凝らした薪ストーブは、ご主人のこだわり。冬はこれ一台で、家中が暖かい。また、シンプルながらキッチンやバスルームも備え、友人たちや子供たちが帰省した際も気兼ねなく宿泊できる。 長く物置状態であった旧家の離れを有効活用した今回の案件。先人の知恵を活かしながら、現代の技術とデザイン力を駆使し、住まう人が、心豊かに暮らせる空間を創り出した。「趣味人」のための付加価値の高いリフォームだ。 ■写真:もとは二間続きの昔ながらの和室を、広々としたLDKへ。床は無垢材、壁は100%天然素材の塗り壁。床の間のあった場所には薪ストーブを配した。 ■物件詳細:築110年 ■リフォーム面積:72.8平米( 22.02坪)
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創造工舎
古さと新しさが共存した、長く快適に暮らせる住まい
将来を見据え心から 落ち着ける安らぎの住まい 定年後の生活を考えていたS様ご夫婦。「老後の事を視野に、足腰が弱っても快適に暮らしたい」「趣味の工芸品を飾れる住まいにしたい」と、今後の暮らし方への変化に伴いリフォームを決意。リフォームに伴い家の性能向上のため基礎工事や水回りは最新のものに替えつつも、まだ使える建具等はできるだけ再利用することで、元の趣を残した「落ち着いた旅館」のような住まいに変身。また、以前はほとんど使われていなかった居間を広く使い勝手のよい空間につくり変えたことで快適性も趣も機能性も増し、心から落ち着ける住まいになったと大満足のご様子。
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大吉建設
歴史ある寺の住居部分を大改装。皆が健やかに暮らせる空間に
外観の趣きはそのまま 住まいとしての 機能性をアップ もともと奈良でも由緒あるお寺の住居として建てられたH様宅。庫裡(くり)・寺務所としても機能しているが、以前よりスタッフが増えて寺務所部分が手狭になり住居部分と寺務所部分をはっきり分けたいとリフォームを検討していたところ、『大吉建設』の真摯な家づくりの姿勢に惹かれ同社に依頼することに。今回のリフォーム一番のポイントは、北側のベランダをリビングに面した南に付けたこと。ベランダを取り付けるには元の建物の大きな梁を取り外す必要があり、梁を外すだけでもかなり手間と時間が掛かる作業であったが、予算や構造計算も細かく計算しながらベランダを設置。また、以前のリビングは日が当たりすぎて夏場はかなり暑かったが、長めのひさしを取り付けることで、程よい明るさと風通しを保ちつつ快適な空間を実現。長めのひさしは目隠しの役割も果たしていて、生活スペースを参拝者に見られないようにとの配慮もなされている。フローリングは天然の杉を使い、同社が得意とする化学物質ゼロの健康空間に。以前の住まいに比べ、お子様の寝つきが良くなったり、寝起き時の喉の痛さが軽減されたという。更に照明にはダウンライトを採用し、より天井を高く空間を広く見せる工夫も。その他にも2階の水廻りを一箇所にまとめたり、寝室とリビングの間にウォークインクローゼットを設置し、生活のしやすさや機能性を重視。「お願いして良かった」とH様も大満足のリフォームとなった。 ■写真:明るく広々とした気持ちの良いリビング。フローリングには杉を使い、経年変化で年々深みが増していくのも魅力。 ■物件詳細:築8年(一戸建て) ■リフォーム面積:215.90平米(65.31坪)
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楓工務店
もとの間取りを最大限に生かし、限られた予算の中で愛猫との快適生活を手に入れる
平屋だった家を2階建てにリフォームしたのが約20年前。2階に駐車場やご実家への移動に便利な出入り口と外回りの通路を設置したのが8年前。そして今回は、ご夫婦2人と愛猫2匹の暮らしが快適になるよう、2階にキッチンを増築し、加えて住まう中で感じていた不満を解決することになった。 2階の出入り口、室内にあったトイレと手洗いなどは移動できないという間取りの制限があったので、キッチンとして使えるスペースは決まっていた。省スペースでいかに使い勝手が良くなるかを考え、奥様からはさまざまな提案があったという。コストダウンと便利さを考えて、引き出しのない収納棚を造作したキッチンは、大工さんの完全オリジナル。何をどこに収納するかも決めてつくった空間は無駄がなく、細かな工夫があふれている。また、猫がリビングと寝室を行き来する通路や、もともとあったトイレを広げて、猫用のトイレスペースを作るといったアイデアは飼い主ならではだろう。 「楓工務店さんは、価格がお手頃だったということもありますが、わがままな要望にも快く対応していただけるところが決め手でした」。わがままな変更やお願いにも「できますよ!」と嫌な顔ひとつせず、引き受けてくれた『楓工務店』には感謝の気持ちしかないと話す奥様。小さなこだわりは、そこに長年住んだお施主様にしか分からないもの。「住まう人にとって何がベストか?」を考え、不満を解決するだけに留まらない納得のリフォームとなった。 ■写真:増改築を複数回繰り返した築40年以上の家。今度のリノベはキッチンや洗面所を造作し、2階に暮らしの拠点を大移動。愛猫と夫婦が心地よく暮らすためのアイデアあふれる家が完成した。 ■物件詳細:築40年(一戸建て) ■リフォーム面積:115.70平米(35.00坪)
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創造工舎
家遊びを楽しむ家、家族みんなのリフレッシュ空間
映画鑑賞に楽器演奏 趣味の時間が充実する 男の遊び空間を実現 TDY主催のリモデルスマイル作品コンテスト2015の「自由空間 審査員奨励賞」に入賞のI様邸。傾斜地に立つ木造2階建ての基礎部分を家族が有効に使える場所としてリフォーム。 テーマは「家遊びを楽しむ家」。お施主様は音楽が大好きで、近隣に遠慮なく音楽を聴いたり、電子ドラムを練習したり。家族で映画鑑賞も楽しみたい。近所に住むお姉様はダンス講師、お母様は陶芸を趣味にする。家族が趣味の時間を快適に過ごせるゆとりある空間づくりを目指した。 数十年荷物置きになっていた地下2階は、電子ドラムや映画鑑賞を楽しめる空間に。室内の素材は、目に優しく、静電気の発生を防ぎ、くつろげる素材を意識し、床には厚さ3㎝の地元吉野杉を使用。天井には吸音パネルを採用し防音対策も施した。地下室ということもあり、通気、換気、除湿、結露対策も考慮。地下1階の車庫には、内外の間仕切り壁を設け、お母様の趣味の陶芸作品をオープン収納できるギャラリーに。1階への階段は手すりなど安全対策も配し、緩勾配の階段に架け替え高齢になった時のことも考え備えた。 県産材使用の助成金を取得したり、省エネ住宅ポイントの補助金を活用するなど経済的かつ機能性に優れたリフォームとなった。 今まで眠っていた場所を蘇らせることができ、20年前までは想像できなかった今の暮らしに最適な空間で、幸せな日々を送っているご家族である。 ■写真:地下2階。130インチの画面で映画鑑賞が楽しめ、照明もシーンごとにコントロールできる。電子ドラム用に防音にも配慮された趣味を満喫する空間。 ■リフォーム面積:48.00平米( 14.60坪) ■物件詳細:築27年(一戸建て)
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バルジ建築設計室(バルジ・オカダ)
残したいもの、生まれ変わるもの。2世代の想いを込めた家
「旧家のリフォーム」、特に二世帯住宅ともなれば、親世代・子世代、それぞれの想いを反映できる造り手が必要だ。 例えば、この長閑な山間に昔ながらの佇まいを残すI様邸。親世代の希望は「家のことをしっかりと理解した技術力があり、木を使った家づくりが得意な造り手がいい」。そして子世代の希望は「斬新なアイデアと提案力で、私たちの想いを実現してほしい」。世代間の全く異なる要望は、“旧家に強い”プロ集団によって実現された。 離れと母屋をつなげたこの二世帯住宅は、日本家屋の外観イメージを損なうことなく、離れのみをリフォーム。2間続きの和室と納戸は、広々としたLDKと水廻りに生まれ変わった。取り除くことのできない柱や梁などもデザインに組み込み、リビングの梁には束を加えて、ガラスブロックをプラス。シンプルながら個性的な空間へと変化した。明治時代から100年以上、奈良の建物と関わり続ける同社のノウハウと、最新のデザイン力の融合。その結果が、このI様邸と言えるだろう。 ■写真:昔ながらの2間続きの和室を広々としたLDKに。お施主様の手持ちの家具に合わせて、梁の色なども統一した。また、以前、奥様のご実家で新しいクロス材を貼ったところ、アレルギーが発症したこともあり、木材も塗り壁も本当に体に良い天然素材を厳選。