ラグジュアリーな家
ビーライフ 一級建築士事務所
低コストで新築と同等の住まいづくりができると近年人気のマンションリノベーション。しかし、構造上つくり変えることができない箇所もあり間取り変更には限界があるといったデメリットも。しかし、『ビーライフ一級建築士事務所』が手掛ける物件はそうしたデメリットを感じさせない空間づくりを実現。今回一番のポイントとなるのがキッチンの配置変更。もともとキッチンは今のパントリーの場所にあり、さらに構造上抜けない壁もあったため大幅な移動は難しいと思われたが、パントリー部分を一段高くして配管を延ばすことでキッチンを現在の位置に移動し、リビングと一体化した開放感あるキッチンを実現。さらに、抜けない壁はそのまま活かしてキッチンとパントリーを区分けすることで、空間にメリハリをつけるとともに収納の目隠しにもなっている。また、デザイン面も石材パネルや木板・デザインクロスをアクセントにダークグレー調で統一したシックな印象に、緻密にプランニングされた照明計画で更なる上質感をプラス。ごくありふれた間取りのマンションが極上のラグジュアリー空間に生まれ変わった。
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新居に望むすべてをかなえた 「中古マンション×リノベーション」
非公開: 平岡工務店(Remix Design)
住まい手の想いをくみ取り
装いも間取りも期待以上に
N様ご夫婦が新しい住まいに求めていたのは、〝猫と一緒に暮らせる環境〟と、〝テレワークに向いた環境〟をつくること。また、立地に対しても〝これまでの慣れや利便性を優先したい〟という想いがあったため、初めて『平岡工務店』に訪問した段階から「中古マンション×リノベーション」での新居づくりを決めていたという。
同社のサポートで出会った希望条件通りの物件を改修し、「多趣味で凝り性」というご夫婦のこだわりを至る所に反映したN邸。マンションでありながら床にナラ材の突板フローリングを採用できたのは、生活音が階下に影響しない〝1階物件のメリット〟を生かしてのことだ。さらに造作した家具の多くにもナラ材を用い、その上で室内装飾の色使いにネイビーやチャコールグレーを取り入れたことで、空間全体が〝ナチュラルテイストながら可愛すぎない印象〟にまとまっている。また、通り抜けできるファミリークローゼットの新設や、すべての窓を二重サッシにするなどして、〝日々の暮らしやすさ〟や〝温熱環境の快適さ〟も万全に。その上で、ご夫婦それぞれにテレワーク用のスペースを整え、さらに新調する家具を〝ペット対応〟の製品でそろえるなど、住まい手が期待していた以上の新居づくりをかなえている。
■物件詳細:築22年(マンション)
■リフォーム面積:76.00㎡(22.99坪)
■写真:リビングとつながっていた和室をなくし、N様のテレワーク部屋に変更。室内窓を設けることで光や風の通り道をつくり、その窓枠や造作の扉をインテリアとしても生かしている。
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先代が建てた家をリスペクトし 手をかけ次世代に引き継ぐ住まい
創造工舎 Franc
古きを受け入れ、新しきを融合
暮らしになじむ空間へ増改築
若い世帯が住みやすいように、離れを増改築したいということで『創造工舎』へご相談があった今回の案件。おじい様が建てられた、入母屋の瓦屋根の立派な建物は、良い材料を使った思い入れがあるもの。「既存のものを受け入れ、新しいものをミックスし、今の暮らしになじませる」をテーマに、増改築がスタートした。この先、長く住まわれることを考え、温熱環境を整えて、耐震等級もアップ。和室の雰囲気を残すために、構造的な部分を残し、2間あった8畳の和室を6畳分だけ残し、東側にLDKを設けた。和室は、床の間や書院造り、欄間といった手を掛けたものはそのまま残し、建具の造作や和室の設えなどを今の暮らしになじませる工夫を施している。リビングの床は、空間に映えるフレンチヘリンボーンを採用。一見、和の雰囲気とは合わなさそうなテイストを組み合わせることによって、木が持つ本来の美しさを生かした空間となった。
おじい様の思いが込められた離れの増改築ということで、「何を残して、どんな間取りにするのか」など、家族全員で相談された上で、打ち合わせを何度も繰り返したという。おじい様にもきちんと確認しながら進めたことで、3世代が納得し、幸せに暮らせる住まいが完成した。
■物件詳細:築30年(一戸建て)
■リフォーム面積:約106㎡(32.1坪)
■写真:同社では、奈良の古民家のリノベーションを数多く手掛けているという経験値があるので、企画段階から「梁も立派なものが入っているだろう。天井も十分な高さがあるだろう」と予測がついたという。天井を開ければ、より開放感を感じるLDKになることから、こういった間取りを提案するに至ったという。和室の両側にあった縁側は、リビングに自然光を取り込めるように部屋の一部に。縁側の天井部分は以前のものをそのまま残している。
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ホテルのように美しく 上質でシックな住まい
マイ工務店
主寝室の間取りを見直して
快適な暮らしを追求
築15年の建売住宅を「ホテルライクな住まい」にリフォームしたK邸。LDKの中心となるキッチンにはそのコンセプトが色濃く反映されており、奥様のリクエストでスタイリッシュな「Acca(アッカ)」のキッチンをペニンシュラ型に備え付けた。グレーを基調にしたキッチンには、奥行きとカフェのような雰囲気を演出してくれるルーバー天井を採用。その中にスピーカー付きのダウンライトを配し、料理をしながら空間全体で音楽を楽しめるようにした。洗面ボウルを左に寄せてパウダースペースを広くとった洗面ルームもホテルライクな雰囲気がよく感じられる。
また、コロナ禍で働き方が変わったこともリフォームに影響を与えた。奥様の在宅勤務が増え、ワークスペースを確保するために主寝室を2つに分割。奥様の部屋にはフローリングの小上がりを作ってベッドを置き、オンオフで過ごす空間を区切った。このように自由度の高い間取りを実現できるのは『マイ工務店』ならではだ。また、奥様の部屋の壁の一部とキッチンの壁にはポーターズペイントを施した。印影のある自然な風合いを醸すペイントはおしゃれで、施主自らが手
掛けることもあり、マイホームのいい思い出の1ページを刻むことができる。暮らしと好みに合わせた住まいが完成した。
■物件詳細:築15年(一戸建て)
■リフォーム面積:103.92㎡(31.43坪)
■写真:ダイニングテーブルと横並びにしたキッチンの隣には、冷蔵庫を置ける広いパントリーを用意。
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画家の物語を守りながら基本性能を向上させた集いの場
スペースマイン
垂仁天皇陵の真北に建つ、ギャラリー兼セミナースペース『アトリエ宝来』。企業研修事業を行うO様が「ゆったりと集える場をつくりたい」と、洋画家の故・冨田啓介氏のアトリエを再生させたものだ。手掛けたのは『スペースマイン』。同社は、鉄筋コンクリート構造物のリノベーションに対応できる、数少ない工務店のひとつである。コンクリート打ちっ放しに加え、3階吹き抜けのため、「夏は暑く、冬はとても寒い」ことが課題となっていた、こちらの建物。1階に開閉式の天井を設け、屋根や窓、外壁に断熱を施すことで、空間の明るさを残したまま、断熱性能を大幅に改善した。窓サッシや棚、絵の具が付いた床やドアなど、旧アトリエの面影が残る部分はあえて活用し、奈良県産の杉をふんだんに使った、温かな集いの場へと生まれ変わった。
■写真:杉の天井とマッチするプラスチック障子紙の開閉天井は、閉めているときもやわらかな光を通す。
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築33年の一戸建てを大胆リノベ
家族の森
リビングは明るい2階へ移動!
アクセントクロスでお洒落な空間♪
お施主様が育ったご実家は、お母様が設計した思い入れのあるもの。空き家になっていたこともあり、思い切ってフルリノベーションすることになった。
「対面キッチンに憧れていました」と奥様が話すように、「おもちゃが散らからない家にしたい」「洗面所には十分な収納スペースがほしい」など、ご家族の要望はたくさんあった。暮らし始めてから「こんなはずじゃなかった」とならないためには、要望に応えつつ、家事動線など配慮が行き届いた間取りにする必要がある。『家族の森』からの提案は、要望に応える部分と暮らしやすさのバランスが絶妙だったという。
予算を考え、キッチンのグレードを下げようと思ったときは「キッチンで過ごす時間は長いので、少し贅沢してもお気に入りのメーカーの物を入れては?」といった提案が。タイル貼りの洗面スペースにしようと思ったときも、「洗面ユニットのほうが収納も多く、掃除もしやすい」というアドバイスもあり、ユニットを選択。また、ポイントになる部分にアクセントクロスを使うことも奥様にとってはかなりチャレンジだった。最初は「飽きるのでは?」と消極的だったご主人も、打ち合わせを重ねるうちに信頼して任せたいという気持ちに変わっていったという。暮らしに寄り添った、女性目線の提案は『家族の森』ならではだろう。
引っ越して数カ月。奥様は「素敵すぎて、ずっとワクワクが続いています♪」とにっこり。憧れの住まいを実現したリフォームは、暮らしやすさを兼ね備えたものになった。
■物件詳細:築33年(一戸建て)
■リフォーム面積:116.15平米(35.14坪)
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柔軟な発想とアイデアで、デザイン性と快適さを両立
ビーライフ 一級建築士事務所
元あるものを活かし
リフォームならではの味を生みだす
遊び心あるデザインと、暮らしやすさを併せ持つ住まいづくりに定評のある『ビーライフ』。今回手掛けたのは築20年の住宅のリフォーム。こちらの住まいの一番のポイントは、「2階にあった和室を家族みんなが集うリビングにするという大胆な間取りの変更」と山下氏。「2階にリビングを持ってくることで、光と風の通りが抜群に良くなるだけでなく、隣近所の目も気になりにくいのが利点」とその理由を語ってくれた。また、「リフォームする上で重要なのは“何を残して何をつくり変えるのか”という点です。間取りや補強など新しくつくり変えた方が当然簡単ですが、それではリフォームの意味がありません。あるものを最大限活かし、足りない分を新しく補うことで、新築とはまた違った味わいある空間を生み出せるのがリフォームの最大の魅力だと思います。例えばこちらの住まいでは梁の状態が良かったので、どうすれば梁を綺麗に印象的に見せられるかを考えました。また、リビングの壁の凹みはあえてそのまま残しテレビ台として利用しました。更にこの部分だけクロスを変えたり間接照明を付けたりと、室内に立体感を与える役割も兼ねています」。そのほかにも勾配天井にすることで空間をより広く感じさせたり、ロフトスペースを設けたりと2階リビングならではの工夫が満載。新築に比べ何かと制限があるリフォームでも、独自の工夫とアイデアで驚きの快適空間を創りだした。
■写真:隣の家と近接しているため、リビングを2階に配置。プライバシーを確保出来るとともに、日当たり・風通りのよい快適空間に生まれ変わった。
■物件詳細:築20年(一戸建て)
■リフォーム面積:130.95平米(42.06坪)
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24時間、互いに気を使わない間取り、マイペース家族のための二世帯住宅
楓工務店
断熱性能を高める工夫で
夏冬の光熱費が大幅減
奥様のご実家である築40年の家に親世帯と同居して3年、「マイペースな家族がもっと快適に暮らすために」リフォームを決意したK様ご家族。『楓工務店』でのリフォームを決めた理由は、「私たちの要望や条件に寄り添ってくれたのは、楓工務店の岸本さんだけ。他社は、私たちの意見を聞くより、自分がいいと思うものを押し付けてくる。岸本さんは、プロの知識を踏まえて提案してくれるけれど、押し付けは全くなかった」こと。会社の都合ではなく、お施主様と一緒にいい家を造りたいというスタンスが、工務店選びの決め手となった。
K様のご希望は、第一に家族全員が住みやすく、生活リズムや食生活の違う親世帯と子世帯が、互いに気を使うことなく暮らせること。また、以前の住まいは、断熱効果が低かったため、とにかく家全体が寒かったという。玄関と浴室・洗面は二世帯の共有スペースだが、互いの住まいを通らずに利用できる間取りのため、早朝・深夜でも気兼ねなく使えるように。また、今回はフルスケルトンリフォームだったので各所に断熱材を入れ、高性能断熱窓と外壁は断熱効果のある成分が含まれているガイナ塗料を採用。2月に入居した際、前の家とのあまりの違いに驚いたそう。「暖房はエアコンだけで十分。光熱費がかなり安くなりました」と奥様。冬暖かく夏涼しい、期待以上の住まいが完成した。
■写真:南向きの窓から光が差し込む子世帯のリビング。「居心地がいいのか、子ども達が2階の子ども部屋に上がらないんです」とK様。
■物件詳細:築40年(一戸建て)
■リフォーム面積:129.38平米(39.14坪)
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実用性とアソビ心が同居した、オンリーワンの家づくり
ビーライフ 一級建築士事務所
どこにでもある中古物件を
アメカジスタイルに
大胆リフォーム
元はごく一般的なデザインの中古物件を、どうせやるならガラッと雰囲気を変えたいと、以前雑誌で見た『ビーライフ』の家づくりを見て同社に依頼を決めたH様。カリフォルニア&ハワイをテーマに、サーフっぽい西海岸のカジュアルな雰囲気にしたいというH様の要望を聞いた上で、今までの施工事例や、同社独自の3Dパースでイメージを具現化したものを見ながら、細かいディテールは同社の方でいろいろ提案していったという。
同社代表の山下淳哉氏に今回のリフォームのポイントを伺ったところ、「広いけれど何もない玄関は、扉や壁を付けるなどしてあえて狭くしています。その分リビングを広く使って頂けるようにしました。」空間の有効活用を得意とする山下氏ならではのアイデア。「利用できるものは何でも利用するようにしています。ビフォーアフターがわかるのもリフォームの面白さ」と山下氏は笑う。また、絵が得意という奥様の話を聞き、スタディーコーナーに面した壁一面に黒板シートを設置。その他、チェッカーガラスやアンティーク調のドアノブなどの小物使い、海を思わせるエメラルドグリーンの塗装など、室内の至る所に山下氏のアソビ心とセンスが光るオンリーワンのリフォームとなった。イメージ以上の出来に、H様ご夫婦も「お願いして良かった」と大満足のご様子。
■写真:絵を描くのが得意という奥様のご要望で、家族が集まるダイニングに黒板シートを設置。
■物件詳細:築20年(一戸建て)
■リフォーム面積:56.00平米(16.94坪)
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ジャストフィットするデザインで、家族の“らしさ”を表現した住まい
非公開: 平岡工務店(Remix Design)
構造上の条件も生かし
ご家族の希望を叶える
会心のプランを設計
まち並みの雰囲気に、建物の佇まい、そして何よりも庭の姿に一目惚れしたという中古物件を購入し、全面リフォームをおこない新居とされたI様。これから長く暮らしていく住まいのリフォームを『平岡工務店』に任せたのは、同社ならではの“家づくりのセンス”に惹かれたことに加え、「改修すべき箇所やそうでない箇所、構造上または技術的に可能でも、やるべきではないことなどをはっきりと示してくれた」からだったという。そんな同社がI様邸を手掛けるにあたって進めていったプロセスは、新築の場合とまったく同じ。ご夫婦の“隠れた好み”を引き出すことから始まっていったそうだ。
お気に入りの庭は、室内のほとんどの場所から眺めることができる。もともとキッチンだった一室は、「ファミリークローゼット+スタディースペース」の2つの空間に。広縁だった場所は、ゆったり寛げるインナーバルコニーとして生まれ変わった。「各空間にほどよい繋がりがあり、動線も良く家事がスムーズ」と奥様からのご感想。また、大きく手を加えた一階に対し、二階は間取りの変更をせず、プロの手で施工するべき箇所のみを改修した。この二階は、これからご家族が自らで少しずつ手を加えていくそうだ。そういった意味では、この住まいはまだ未完成の状態と言える。これから時間をかけ、I様ご家族に今以上にしっくりと馴染む、“ジャストフィットする住まい”になっていくのだろう。
■写真:洋室と和室の間にあった壁を取り払い、広々と明るいLDKに。インテリアの色やデザインも、空間の雰囲気とよく調和している。
■物件詳細:築34年(一戸建て)
■リフォーム面積:123.82平米(37.46坪)
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家族の笑顔と団らん、趣味のスペースが同居した憩いの空間
創造工舎 Franc
家族皆が自然と集う
居心地と機能性が
同居した快適な住まい
先代の建てた住まいの経年劣化に伴う水回りの老朽化と、使われていなかった和室をご主人の書斎にしたいとリフォームを検討されていたY様。リフォームにあたってまず着目したのは、空間が有効に活用出来ていなかった点。例えば、後から購入したシステムキッチンが間取りと合っておらず、収納にデッドスペースが生じてしまっていたり、家族の増加に伴い収納が不足し、キッチンや和室・リビングにも物が溢れて動線にも影響したりと、永年住むに伴い問題点が大きくなっていったという。
そこで上手に活用出来ていなかったキッチン収納を見直し、キッチン他水回りのレイアウトは使い勝手を考慮した位置に変更。物置代わりにしか使われなかった和室は、ご主人の作業場兼趣味のDVD鑑賞が出来る書斎に。また書斎の横には書庫を設け、二畳のスペースながら本やDVDを数百本は優に収納できる大容量の可動式棚を造作。永年悩まされてきた収納の問題は、家族の生活スタイルを考慮した上で適材適所に設置することで解決した。
「自然と物が片付ける習慣が付き、常に整理整頓出来るようになった」と奥様。またリビングには天然木や間接照明を使い、心安らぐ空間を演出。以前は物が多く切迫していたリビングが、今では家族が集う憩いの場になったという。期待以上のリフォームに「私たちの代ではこれ以上ないくらいのリフォームになりました」とY様も大満足の住まいへと生まれ変わった。
■写真:地元産の杉を使った建具にウォールナットのフローリングで木の質感が心地よいリビング。玄関ホールとキッチン・通用口の動線も短く機能的な間取り。
■物件詳細:築31年(一戸建て)
■リフォーム面積:92平米(27.83坪)
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