中庭が「一体感」をつくり出す、家族と共に成長を続ける平屋住宅

回遊性とプライベートな屋外空間が心地よい、口の字の家
無垢の木をはじめとした「自然素材」をふんだんに使い、太陽光の明るさや風の流れといった「自然の力」もしっかりと取り入れる……そんな『輪和建設』ならではの住まいづくりこそ、お施主様ご夫婦がかねてから求めていたものだった。雑誌で同社を知り、その施工例が「まるで自分たちの理想を体現したかのよう」と感じたお二人は、すぐにモデルハウス『和みの家』を見学。「木の香りに癒されて、自然との一体感に感激した」というその帰り道にはもう、「絶対に輪和さんで家を建てる」と決心していたそうだ。「中庭のある平屋建て」により、室内全体の明るさと開放感、さらにプライバシーが守られた屋外空間までもが備わる同邸宅。床や天井、造作家具・建具の材料はすべて無垢の杉で、壁にもホタテ漆喰が用いられたその装いは、ご夫婦が一番落ち着くという和モダンテイストに仕上がっている。また、間取りは回遊性と効率的な家事動線を意識した計画で、加えて「LDKのどこからでも、中庭を通して子ども部屋が見えるようにしてもらいました」と奥様。そんなこだわりが詰まった我が家での暮らしに、「のんびり過ごせて快適です」とご主人も大満足のご様子だ。
■写真:梁を現しにした高い天井と中庭に向けた大きな窓により、自然光の心地よさと格別の開放感を享受できるLDK 空間。まだまだ明るい色の木部も、長く暮らすほどに飴色へと変化していく。
物件情報
タイプ | 平屋 |
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構造 | 木造在来工法 |
延床面積 | 119.93㎡(36.27坪) |
詳細情報
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馨る空間
LDK の一角は、下部が引き出し収納になった小上がりの畳スペースに。
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晴れやかなリビング
「くつろぎの場」だからこそ、リビングはすっきりとシンプルな空間に仕上げられた。
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玄関ホール
玄関ホールでは、古材を生かした飾り棚や真鍮製の照明器具を装いのアクセントとして取り入れている。
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プライベートな中庭
中庭の空間をアウトドアリビングとして使えるよう、LDK とデッキスペースのつながりはフラットに。
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スタディースペース
お子様の姿がキッチンから見える計画で、廊下部分にスタディースペースを用意。
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カップボードと飾り棚
カップボードと飾り棚も、同社の職人が手掛けたもの。また一枚板のダイニングテーブルは、「畳コーナーのテーブルとつなげて使える仕様」で木製家具の専門店にオーダーした品だ。
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洗面スペース
造作の化粧台を設置した洗面スペースは、帰宅後すぐに手洗いができるよう玄関部の間近にレイアウト。さらに脱衣室・ウォークインクローゼットを一直線に並べることで、家事動線も効率的に。
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リビングからダイニングへ
複雑でいて美しいLDK の天井部も含め、住まいの至る所で職人の丁寧な仕事ぶりが見てとれる。
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木製フェンス
木製のフェンスが外観のアクセントに。住宅街でありながら、自然を近くに感じられることも同邸宅に備わる魅力だ。
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天然乾燥の構造材
構造材に天然乾燥の杉・桧を用いるのは、同社の住まいづくりの標準仕様。「事前に聞いていた「家鳴り」に最初はちょっと驚きましたが、それも「この家の生命力」みたいに感じて何だか頼もしいです(笑)」と奥様。
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造作キッチン
「広々と使いたい」というご夫婦のリクエストに応えた造作のキッチン設備は、面材に杉を用いて住まい全体の雰囲気となじむように。なお、カップボードやテレビボードなどの造作家具も、無垢の杉で造られた。
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古道具の活用
玄関部と洗面スペースの間仕切りには、こちらの敷地にもともと建っていた古家の欄間を再利用。ずっと昔の職人が手掛けたであろう組子細工が、新しく建つ住まいのアクセントとして引き継がれている。