伝統的な建築技術と自然の力を生かした、広がりと心地よさを備える平屋の住まい

夫婦二人の暮らしも見据えて
のびのび暮らせる平屋建てに
広々とした庭に、趣向が凝らされた庭石や植栽。種々雑多に集めた草木は、冬に向けてそれぞれに葉の色を変え、その場を華やかに彩っています。平屋建ての悠々とした佇まいは、この美しい眺めにしっくりと馴染むもの。こちらは、落ち着いたまち並みの一角に建つ邸宅です。この場所にあったもともとの同邸宅は、築40年超えの2階建て・9SLDKという建物。お施主様ご夫婦がそちらを購入したのは十年以上も前のことで、建物診断の「耐震性に不安あり」という結果もあって、いずれは建て替えるつもりでした。とは言え、その住まいには前のお施主様のこだわりが随所にあり、またお施主様ご家族にとっての魅力も備えていました。そして仕事や子育ての忙しさもあり、建て替えの機会が見つからないまま月日は過ぎていったそうです。お施主様ご夫婦が今回の建て替えを決めたのは、消費税率の変更や金利の低さなど、時期的にちょうど良いとの判断から。またお子様たちが大きくなり、子育てが落ち着いたことも理由の一つで、だからこそ将来やって来る「夫婦二人の暮らし」も意識した住まいづくりが行われました。
平屋・縁側・庭を生かした
内にも外にも広がる住まい
広い縁側と大開口でつながるリビングは、庭の眺めやその向こうに広がる風景も取り込み、格別の開放感と心地よさを備えています。高い天井がつくり出す空間の広がりも、LDKや小上がりの和室が一体となった間取りも、平屋建ての同邸宅ならではです。細かく間仕切られた以前の同邸宅に、この一体感はありませんでした。そして現しになった梁や柱、さらに床や建具、造作家具まで、住まいの中は木の温もりでいっぱい。壁の漆喰や天井の和紙の風合いに、木の色合いと表情豊かな木目がうまく調和しています。寺社建築の趣がお好きだったお施主様は、今回の建て替えに「伝統的な家づくり」を取り入れたいとお考えでした。しかし、それだけでは「時代に合った快適な暮らし」がかないません。そこで自ら調べ、たどり着いたのが『輪和建設』の「エアパス工法」でした。同邸宅には、「同社だからできる住まいづくり」が詰まっています。
物件情報
タイプ | 平屋 |
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構造 | 木造在来工法 |
延床面積 | 119.47㎡(36.14坪) |
詳細情報
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廊下
素材の一つ一つが表情豊かな、美しい空間。
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リビング
「自然の光」と「木の温もり」に彩られた住まい。
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ダイニング
ダイニングにある棚やブックシェルフも、『輪和建設』による造作です。
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見える構造材
天井仕上げの切り替えや、梁の上を使った間接照明など、見た目の演出にもこだわりが感じられます。迫力ある丸太の大黒柱には、吉野産の桧が使われました。
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こだわりのメープル材
キッチン部のカウンターにはメープル材。
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こだわりのクリ材
トイレ前の手洗い場にはクリ材。
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洗面室
洗面室にはケヤキ材の一枚板が使われています。これらはすべて、「木が好き」という奥様が自ら集められたものです。
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和室
和室にある雪見障子は、以前の住まいから引き継いだものです。
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欄間
LDKとつながる小上がりになった和室にも、以前の住まいにあった欄間や襖が使われています。
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丸窓
縁側に面した丸窓は、お施主様のこだわりから設けられました。
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縁側
広々とした縁側では、美しい庭をのんびりとした心持ちで楽しむことができます。
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庭
小高い土地に建つ同邸宅は、庭の向こうに広がる景色も魅力です。
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開放的なリビング
大開口による庭とのつながりが、広い室内にさらなる開放感をつくり出しています。リビングからダイニングに向けて風が通り抜ける間取りは、奥様のこだわりです。