吉野杉で築く住まいのかたち
新築住宅の設計において大切にしたのは、住まう家族の暮らし方や想いを丁寧に形にすることだった。奈良県産材を構造材や床材にふんだんに使用し、耐震等級3・C値0.4・UA値0.54と高い性能を実現。吉野杉の香りに包まれる安心で快適な住まいが完成した。間取りは1階を家族が集まり安らぐフロアに、2階を家事や水まわりを中心とした実用的なフロアにすることで、暮らし方に寄り添う設計となっている。特に2階には洗濯・収納・浴室・寝室を直結させた効率的な動線を採用し、日常の負担を軽減。さらにホールは読書やリモートワークにも使えるセカンドリビングとして、多様な暮らし方に応える。造作ベンチやオーダーのアイアン手すり、既製品に工夫を加えた家具など、統一感のあるしつらえが光る。内装は、塗り壁のような環境クロスを使用し、シンプルで木の美しさが際立つ。外壁には割れに強い左官仕上げを採用し、美しさと耐久性を両立。単なる家づくりを超え、暮らしの質を高める一邸となっている。
物件情報
| タイプ | 二階建て |
|---|---|
| 構造 | 木造 |
| 築年数 | 新築 |
| 延床面積 | 104.74㎡(31.68坪) |
| プランニング期間 | 6カ月 |
| 施工期間 | 5カ月 |
詳細情報
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木の香りに包まれる22.5帖超のLDK。回遊動線で日々の暮らしも快適に。
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奈良県産無垢杉を敷き詰めた温もりある空間。家族が集う広々リビング。足触りが心地よい。
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シンプルな空間に節なしの吉野杉が映えるLDK。
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既製カップボードとタモ材の造作収納棚。タモ材の吊り戸も造作で。使いやすさと温もりを両立させたキッチン。
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自然素材とシンプルなデザインが調和する開放的な玄関ホール。
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丸鏡と木の天板がやさしく迎える、便利なおかえり手洗い。
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暮らしの動線上にあるオープンな洗面ランドリースペースは開放的で柔軟な空間。
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2階のホールは仕事や読書を楽しめる、多用途に使えるセカンドリビング。
代表取締役 藤井 謙昌
家づくりへの想いを大切にお客様と細部まで考え、形にしました。2階にお風呂とランドリーを配置し、1階をパブリック、2階をプライベートに分離。LDKは赤身の杉を床に用い、壁天井は白で統一することで、木の美しさを際立たせました。暮らしやすさと木の温もりを両立した住まいとなり喜んでいただきました。