自然とつながる平屋

「周りの山や竹林の景色が見え、家の中にいるけど自然を感じる暮らしがしたい」と思っていたご家族。大自然に囲まれた土地に、人が自然と集まり、家族や友人とくつろげる平屋が完成した。近隣景色を入念に現地調査し、通行人の視線の高さや日当たり、周辺にある自然の季節の移ろいにまで注目。寝室と洗面所からは竹林が、リビングからは雄大な山脈を望み、緑に囲まれた環境に溶け合うよう佇んでいる。
ただ広いだけではなく、平屋であることをメリットに、効率的な家事動線と掃除のしやすさを追求。個人居室と家族共有のスペース配置にも注意を払い、プライベートな空間でも家族の存在を感じられる設計だ。
■写真:大自然に囲まれた土地に浮かないような色使いや質感に仕上げた外観。気取らないオシャレさにはどこかアットホームさが感じられ、自然が生きる住まいとなった。
物件情報
敷地面積 | 473.75平米(143.30坪) |
---|---|
延床面積 | 99.78平米(30.18坪) |
プランニング期間 | 6カ月 |
施工期間 | 5カ月 |
詳細情報
-
広い空間を区切らず、時期や成長に合わせてスペースの使い方を考えられるものに。何年たっても家族だんらんができる平屋に仕上げられた。
-
「大人数でも楽しめる空間」がコンセプト。無垢材に加え、間接照明やダウンライトでより広くスッキリとした、居心地のよい空間に。
-
お菓子作りが趣味である奥様の希望で、お子様がお手伝いできるように造作カウンターを設置。日常を飽きなく楽しめるようアクセントにタイルを用いて、よりオシャレな空間になっている。
-
日差しが心地いい南向きの大きな窓とウッドデッキを使って、“バル風”を意識したダイニング。有意義な時間の流れを自然に楽しむことができる。
-
アクセントに使用した天井の木材は、一体感のある空間となるように間接照明を設置。またペンダントライトを使用することで空間の雰囲気が変わり、その違いが楽しめる。
-
「暮らしやすさ」に重点を置き、エコカラットをバックボードに使用。室内に多くの木材を使って統一感を出しつつ、異なる素材を使うことで存在感を演出。
-
将来も踏まえた広い敷地の平屋では、横の動線を意識してキッチンの周遊を可能に。毎日の家事や掃除をスムーズに行え、生活のしやすい間取りになっている。
-
温かみのあるテイストを統一させながらも存在感を出すため、モザイクタイルをアクセントに使用。四季を感じられるよう、高めの位置に窓が設けられた。
-
主寝室は1日の疲れがとれるように、色使いを少し控えスッキリとした落ち着きのある空間に。朝、目覚めたときに気持ちのいい光が入る位置へ窓を設置。
-
将来を見据えて子供部屋も統一感を意識しシンプルに。ウォークインクローゼットは必要な幅に仕上げ、沢山おもちゃを広げて遊べるスペースを確保。