十津川の木と自然素材に囲まれた 毎日の暮らしが楽しくなる家
奥様のお母様が十津川村出身ということもあり、十津川産の天然木を使った『建築工房和』の家づくりに魅力を感じたというY様。その自慢の住まいは、フローリングや柱はもちろん建具や断熱材にも十津川産木材をふんだんに使用しており、肌触りのよさや木の温もりを感じられるのはもちろん、無垢の木は調湿効果に優れており夏の湿気や冬の乾燥が少なく過ごせるという。さらに太陽光や風など自然の力を利用するパッシブハウスという設計方法を取り入れることで、常に明るく新鮮な風が家中を通り抜ける快適で気持ちの良い空間に仕上がっている。
また、プランニングするにあたり以前の住まいは動線が悪く住みづらさを感じていたとのことで、洗濯コーナーからファミリークローゼット・物干し場を一直線上に配置したり、キッチンを中心とした回遊動線、使いやすい収納を取り入れたりと、家事のしやすさや動線に特に配慮された間取りもY様のお気に入り。この家に住み始めて2年、木の趣が溢れるシンプルながら飽きのこないデザインと快適で生活やすい間取りに、「毎日が楽しい」とご家族全員が木の家での暮らしを満喫されているそう。
■写真:十津川村産の無垢材をふんだんに使い、シンプルながら木の上質さと趣が感じられるリビング。ダイニングテーブルも同社で造作。
約5mある広々としたウッドデッキ。庇は通常より長めに取ることで、日差しだけでなく雨除けとしても機能している。
デザイン性・収納力・使い勝手の3 拍子そろったオリジナルの食器棚。
ロフトは日差しの入り方や窓の位置が計算され、明るく気持ちの良い空間。
キッチンの正面にある小上がりの和室は、床下が収納になっており、ロールスクリーンを下ろせば個室感覚で使える。
壁には漆喰を使用。漆喰特有の抜けるような白さは、空間をより広く明るく見せる効果も。
友人の陶芸家に作ってもらったという手洗い鉢を取り入れた、明るく清潔感のあるトイレ。