オールド・イングランドの桧の家
車やバイクを自分の手で整備したり、集めたアンティーク小物を飾っておくために、「木のガレージを建てる」ことを絶対条件として住まいづくりに挑まれたY様。『サイエンスホーム奈良店』に依頼を決めたのは、同社が主催する無料の「家づくりセミナー」をご夫婦で受講したことがきっかけになっているそうだ。その会場だった同社モデルハウスで、“室内空間の心地よさ”や“木の温もりに溢れたデザイン”に、強く魅力を感じたのだという。
外観は、明るめのベースカラーに濃い色合いの木目を織り交ぜた、ナチュラルな印象の仕上がり。その一方で室内は、床も柱もダークカラーに塗装された、落ち着いた雰囲気となっている。置かれた家具は、そのどれもが凝ったデザイン。特にリビングのロッキングチェアが印象的で、その存在が住まいの趣をさらに引き立てている。Y邸にある家具や小物は、今回の住まいづくりで造作した物を除くとほとんどがイギリス製。コレクションケースやキッチンの収納棚にも、カップ&ソーサーをはじめとしたご夫婦こだわりの品々が並んでいる。
絶対条件だったガレージに置かれているのは、オールドタイムのミニクーパーと2台のバイク。休みの日、ここはY様の遊び場だ。奥様はその時間、ガレージの外で植栽の手入れを楽しんでいるそう。Y邸は、暮らしを存分に満喫できる、最高の住まいとなったようだ。
ダイニングテーブルのセットやロッキングチェアなど、住まいに置かれた家具のほとんどがイギリス製。このY様の「一貫したこだわり」も、住まいの装いに統一感が生まれた理由と言える。
現しになった桧材の柱や梁、さらに壁の腰板や造作家具などもダークカラーに塗装して、空間全体を落ち着いた印象に。またリビングの吹き抜けが、毎日の暮らしに開放感と一体感を創出する。
玄関ホールやLDKの入口にも、ご夫婦こだわりの照明器具を使用。その凝った装飾が、住まいの雰囲気によく似合っている。また土間収納は、家族4人分の靴が入るようゆったりサイズの設計に。
こちらは2階のさらに上階にある、小屋裏のロフト空間。当然ながら屋根は近いが、それはそれで落ち着けるそう。「木のガレージ」と同様に、Y様が趣味を楽しむ場所として活躍している。