小屋裏のロフト空間が暮らし方を広げる、地形を生かした「平屋&ロッジ風」の住まい
土地の条件を生かして、平屋の空間にさらなる広がりを
「立地が気に入った」とM様ご夫婦が購入したその土地は、高低差が最大で3メートルもある傾斜地。この場所に「地形を生かした平屋を建てたい」と考えたM様ご夫婦は、不動産業者から「ここなら希望がかなうだろう」と『サイエンスホーム 奈良店』を紹介してもらったそう。そして同社が過去に手掛けてきた住まいの仕上がりの良さや、住宅としての性能の高さも知ったことで、安心して依頼を決めたという。
外観は、長いウッドデッキと鎧張りにした杉板の壁、そして大きな切妻屋根が、まるで山岳に建つロッジのよう。また室内の装いは、飴色に塗装された床や柱から〝真新しさ〟よりも〝懐かしさ〟が感じられる。間取りは家族が一つのスペースに集まって過ごせるようにと、広々としたLDKと和室を並べてレイアウト。奥様お気に入りのステンレス製キッチンは、リビング全体を見渡せるよう対面式に。また「将来家族に迎える予定の芝犬が、家の中と外を元気に走り回れるように」と、玄関からリビング、そしてウッドデッキともつながる長い土間スペースを設けた。シンプルな平屋ではなく〝小屋裏のロフト空間〟も用意したのは、収納場所としてはもちろん、寝室や趣味を楽しむスペースをより快適にするためだ。M様邸は、ご夫婦が望んでいた〝昔っぽさ〟もしっかりとかなった、他にはない住まいとなっている。
■写真:外観は、その立地や土地の高低差をより生かす計画で、ロッジを思わせるようなデザインに。また外構も、土地の形状と芝生や草木をうまく使って、建物と美しく調和するように。住宅街の中でもひときわ存在感のある、魅力的な姿に仕上がっている。
床や柱に国産の桧材を使い、また「真壁づくり」で柱や梁などの構造材を現しにする家づくりは、『サイエンスホーム』ならでは。M邸では、目に見える木部に自然塗料で色をつけ、空間を落ち着いた雰囲気に演出。
リビングの上部は勾配天井に視線が届く大きな吹き抜け空間となっていて、間仕切りのない広々としたLDKがより開放的に感じられる。
吹き抜け上部から見たリビング。
玄関からLDKの一番奥までつながる土間も、M邸の特長。
ステンレス製のキッチンは、最初の打ち合わせ時から希望されていたもの。M邸の間取りは、このキッチンを軸に検討されている。
ウッドデッキはL字型に置いて、土間スペースとリビングのどちらにもつながるように。