納得の家
末永く暮らす家だからこそ
性能も構造も妥協しない
人任せにしない“納得の家”
多くの時間をかけて、住宅メーカーや工務店をまわり、どのような家づくりを行っているのか、時間をかけて検討したと話すH様ご夫妻。「どれだけ希望どおりに建ててもらえるのか、各社の話を聞き、プランも出してもらいました。住宅メーカーは、細やかな要望には対応してくれず、打合せの時間もあまり取ってくれませんでした」。そんな中、じっくり家づくりに向き合ってくれると確信させてくれた『建築工房 和』との出会いがあったそうです。決め手は「真面目に家づくりをしている工務店」「希望を積極的に取り入れる姿勢」。建築士の熊谷氏の丁寧に耳を傾ける穏やかな雰囲気も良かったとH様は話します。
最新の家づくりについてかなり勉強されていたご主人。高齢のご両親と同居することもあり、冬でも温かく、ヒートショックの心配がないように最新の高気密・高断熱の家であること、防蟻処理など耐久面に配慮した家であること、許容応力度計算による耐震等級3の家であることが希望でした。こうして、性能面への要望をご主人が明確に固め、インテリアやデザイン面を奥様が担当し、ともに納得の家づくりを進めたそうです。
ダイニングテーブルの上には、天井高を生かし、ガラス製の吊り下げ照明を取り付けました。広々としたLDKの床には、十津川村産の節なしの杉。
車好きのご主人の夢は、家のいろいろな場所から愛車を眺めることができるビルトインガレージ。階段下の土間からつながる動線は、ご主人のお気に入り。上部のロフトには、趣味の山登りの道具などを収納する予定です。
タイルデッキとリビングの段差を解消するために、グレーチングという部材を使った施工方法をH様が提案。出入りがスムーズで、視覚効果でより広く感じる空間に仕上がりました。窓はトリプルガラスを採用しています。
性能や構造面のこだわりは、数え上げればきりがないほどです。マーベックス社の24時間全熱交換型換気システム「澄家」と床下エアコンを組み合わせて、夏涼しく、h冬暖かい、年中23度前後という心地よい室内環境を実現。照明はBluetooth対応で、ダウンライトから間接照明まで調光・調色を自由にコントロール可能です。断熱材は、パネル式のウッドファイバー、窓ガラスはトリプルガラスを採用し、高気密・高断熱を実現しました。
「性能もさまざまなものがあります。その中から自分が納得できるものを取り入れたいと思いました」。決められた標準仕様から選ぶわけではないので、検討には時間がかかります。実際、何度打ち合わせに出向いたか分からない程、話し合いを重ねたそうです。家づくりを人任せにしないH様ご夫妻の熱い思いを、同社スタッフがきちんと受け止め、できることできないことを精査し、より良いものを選択。工事が始まってからも、週に一度はご主人自ら現場に足を運び、大工さんとコミュニケーションを取り、細かな修正を繰り返したそう。誰もが納得する住まいが完成したの
は、家づくりに関わるすべての人の地道な努力のたまものです。
■写真:高級感のある白いアイランドキッチン。白いキッチンによく映える背面のブルー系タイルは奥様が選ばれたもの。
トイレ横に洗面台を設置。動線を考えた使いやすさを実現。
お父様のご希望は、趣味の卓球をリビングで楽しむこと。リビングの一角に収納スペースを設けて、いつでも卓球台を出せるようになっています。
トレーニングのため、天井には懸垂バーを取り付けました。寝室からも愛車を見
ることができます。
トイレはTOTO。棚の下に間接照明をつけ、デザイン性が高い手洗い器を別に設置することでホテルライクな雰囲気に。
「長く住み続けるためには屋根が大事」という考えから、ガルバリウム鋼板の下に空気層を作り、天井の結露対策のため、ドイツのWURTH(ウルト)社の透湿防水シートを使用。
ビルトインガレージが見える窓のサイズは2m×2m。雨に濡れることなく、リビングに出入りできる土間はとても便利だそうです。
天井と引き戸の格子が美しい玄関。FIX 窓から庭が見えるので、玄関の広さが際立っています。