一体感と開放感のある家
「ゆったりとくつろげること」をテーマに次世代に継承できる住まいを実現したO様邸。自然エネルギーを極限まで生かす“パッシブデザイン”と高い耐震性能を誇る“SE構法”に加え、この家の象徴として導入した木製サッシの高気密・高断熱性能により、冬は床下に設置したエアコン1台、夏は2 階のエアコン1 台で家全体が快適に保たれている。外観は、あえて高さを抑え、外壁に焼杉を用いるなど日本らしさを表現しており、周囲の景観に馴染む落ち着きのある佇まい。また、室内はすべての空間に“緩いつながり”を持たせるレイアウトにより、住まい全体が“程よい一体感”に包まれている。インテリアはご夫婦がリラックスできる空間“シンプル&ナチュラル”をモチーフに真っ白な漆喰壁と木目を組み合わせて仕上げ、床・階段・窓枠をはじめ、セミオーダーのキッチンの前板にも木が使われている。基本的に1階で生活できるようリビング・主寝室・水回りはすべて集約。また、リビングの1/3を占める畳スペースは、あえての小下がりとし程よい“ こもり感” が生まれた。
室内は空間の全てに“緩いつながり”をもたせたレイアウト。2階から見下ろしたLDKと玄関部分。
室内は各空間を緩くつなぎ、リラックスして過ごせるよう仕上げた。つながりが生み出すくつろぎ空間。
建物そのものはあえて高さを低く抑えて設計しました。“日本の住宅らしさ”を表現したその外観は、壁に漆喰や焼杉を用いています。焼杉の壁は伝統的な“ 鎧張り”で施工います。新築でありながら古民家風の趣も表現したモダンな印象を持たせました。
リビングの1/3を占める畳スペースは、床の高さを1段下げる
ことにより“あえての小下がり”として仕上げました。ほどよい
「こもり感」を楽しんでいただけます。大きな窓でつながるウッ
ドデッキのスペースは第2のリビングとしても大活躍してくれ
そうです。