無垢材と天龍焼杉が織りなす、自然素材と暮らす温もりの家

何十年経っても飽きのこないデザインと職人の丁寧な仕事が詰まった家。奈良県産桧の削り丸太やオーダー階段、吉村障子などがシンボリックなLDKをはじめ、どの空間を見ても同邸宅はそんな印象だ。「リビングを中心として、家族それぞれが日々の生活を楽しめる暮らしやすい家」を希望。室内のバランスを計算し220㎝の天井高にしたことで、コンパクトなLDKの空間をおおらかに見せ、メリハリとなる吹き抜けには家族とのつながりを感じられるよう子ども部屋に窓も設けられている。外観の天龍焼杉しかり、お施主様の木への思い入れが強かったことも、木の使い方を知り尽くした平野木材の理念と合致した。1階の床や天井に採用したのは節なしの美しい無垢杉。ナチュラルな風合いが柔らかく、優しく温かい肌触りが特長だ。木製サッシも使い、壁も本漆喰の塗り壁で、昔ながらの日本の家の良さがあちこちに。「適材適所に上手く木を使う」同社ならではの美しい仕上がりになっている。さらに、「HEAT20」G2仕様の木の家であり、高気密・高断熱で性能も非常に高い。住まう上での心地よさと、匠の技の見本市のようなデザイン性が両立した唯一無二の住まいだ。
物件情報
タイプ | 二階建て |
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構造 | 木造 |
築年数 | 新築 |
延床面積 | 99.15㎡(29.99坪) |
プランニング期間 | 3カ月 |
施工期間 | 6カ月 |
詳細情報
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オーダー階段や吉村障子などが光るLDK空間。アクセントになっているソファもオーダーで、台や棚は大工による造作。
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LDKの窓には美しい吉村障子を。すべての枠の寸法が同じで、障子を閉めたときに一枚の格子壁のように見える。
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天龍焼杉の壁に映える製作ガラリ戸は、外からの視線をさえぎり、戸を閉めても風が通る。
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吹き抜けの上部には大きなFIX窓があり、2階からは外の風景も楽しめるようになっている。
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2階ホールは、カジュアルな印象の節のある杉を天井に、床には赤身と白太が混ざり合った節のない吉野杉を使用。
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ハイバック洗面ボウル一体型カウンターの造作洗面台は、洗練されたデザインに加えて、お手入れも簡単。
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室内を明るくしつつプライバシーを守れる地窓を取り入れた脱衣室。
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2階のコーナーに景色が楽しめるL字窓を設置。小庇が日差しをやわらげ、室内を快適に保つ。
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赤い木の色と桧の削り丸太、オーダー階段が映えるLDK。床下換気システムや床下エアコンが1階の床全体を温める。
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窓際の多目的に使えるカウンターや吊戸棚なども造作。腰壁にはすっきりした木目でオイル仕上げしたシナ合板を。
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造作の収納棚は無印良品の収納箱が収まるよう計画。キッチンの作業台は家具製作を手掛ける北摂の「oguma」製。
代表取締役 藤井謙昌
お客様の思い描くイメージを丁寧にお伺いし、最適なプランと木材をご提案しています。今回は節のない杉の赤身を採用し、職人の美しい手仕事とG2の快適性を備えた住環境を併せ持つ、理想の木の住まいが完成しました。