「小屋裏ロフト」との程よいつながりが、開放感と明るさを生み出す平屋の住まい
広く明るく、快適・安心!
バリアフリーの〝木の平屋〟
奈良県内の家づくり企業が集まるイベントで、『サイエンスホーム 奈良店』を知ったT様ご夫婦。その時は「いつかは家を建てたい」という興味本位での来場だったというが、「憧れの“木の家”が想像よりも低コストで建てられる」と知り、そのまま同社での住まいづくりを決めたそうだ。T邸は「平屋+小屋裏ロフト」の家で、その上下のフロアに“程よいつながり”を感じられるよう設計されている。1階のリビングは全面が吹き抜けで、上階に向けて高くなる勾配天井が住まいにより大きな開放感を創出。リビングに大空間を求めたのは、楽器演奏を趣味にしているご夫婦が、音楽仲間と集まって演奏会をするためだ。その際に屋外への音漏れを気にしなくて済む“気密性の高さ”も、同社に依頼を決めた理由だという。また玄関アプローチのスロープをはじめ、1階のあらゆる空間がバリアフリーになっている点もT邸ならでは。これは、障がいを持つお子様が安心して暮らせるようにするためで、間取りや動線もお子様にとっての安全性・快適性を軸に考えられた。そして室内のコーディネートは、“和モダン”をテーマに計画したもの。自然塗料を使って柱や梁をやや濃い色に塗装したことで、住まいの全体が落ち着いた印象に仕上がった。ご夫婦もお子様も遊びに来るゲストも、誰もがのびのびと過ごせる魅力的な住まいとなっている。
■写真:室内の装いは、床を除くすべての木部がダークトーンで統一された、落ち着いた印象。リビングは“小屋裏ロフト”に向かって高くなる勾配天井によって、全面が吹き抜けとなっている。そのおかげで、平屋建て住宅にありがちな“建物中心部の暗さ”はまったく感じない。
構造を現しにした勾配天井が、“木の家らしさ”をより強調するT邸のLDK空間。
小屋裏ロフトに設けられた個室の一つは、T様のテレワーク部屋として活躍。
外観は、切妻屋根のシンプルな姿にデザイン。
大きな窓からは自然光がたっぷりと入るので、LDKは隅々まで明るい。
気密性が高く、それゆえに遮音性も優れているのが『サイエンスホーム』の家。楽器演奏が趣味というご夫婦にとっては、屋外への音漏れを気にせずに済む安心の仕様だ。
食器棚をはじめとした家具のほとんども同社が造作することで、住まい全体に統一感が生まれている。
小屋裏ロフトには、リビングを上から見渡せるホール空間が設けられた。