子育て世代のママが考えた家事が楽になる家

お子さんが通っている保育園や奥様のご実家に近い、現在の住環境を気に入っていたことから、奈良市北部に強い『楓工務店』へ土地探しを依頼することにしたF様ご夫妻。土地選びの決め手は、大きなスーパーや小学校、中学校もすべて徒歩圏内、そして何より静かなまち並みだった。
プランニングの際、最初に伝えたのは、「廊下がない家」にしてほしいということ。細かく区切られた部屋がたくさんあり、壁が多く、広いのに無駄の多い間取りだった以前の住まい。吹き抜けがあり、開放感のある家が一番の希望だった。「部活帰りに泥だらけのままリビングに入って、家を砂だらけにしていた」とご主人は話す。過去の反省をふまえて、「玄関を入ってすぐに手洗い、そして汚れた衣類をランドリールームに出して、そのままお風呂に入れる」という、リビングに汚れを持ち込まない動線を実現。また、玄関横にファミリークローゼットを設置しているので、畳んだ洗濯物を2階まで持って上がる必要もない。そしてアイアンの手すりが付いたリビング階段の下はキッズスペースに。こもり感があるので、落ち着いて遊ぶことができるのか、子どもたちのお気に入りだ。キッチンからリビングや庭が見えて、子どもたちが遊んでいる様子が分かるので、安心して食事の支度ができると奥様もにっこり。広い庭で、バーベキューやプール遊びをするのが楽しみな家が完成した。

キッチンの背面収納の横に造作したカウンターは、スタディースペースとして活用する予定だ。一部に壁紙の上からマグネットが使える下地材を貼っているので、お便りを止めるなど使い勝手もばっちり。

オープンなシューズクロークで見せる収納を実践。壁や扉を付けなかったため、収納スペースを確保しつつ、広さを感じる玄関となった。ネイビーのアクセントクロスがお店のような雰囲気を演出。

1階に洗濯物を干すので、「洗う→干す→しまう」という洗濯動線の短さに配慮。まだまだ目が離せない年齢の子どもがいるため、キッチン横にあるランドリールームはとても便利だ。

吹き抜けのある開放感あふれるリビング。階段下のおもちゃコーナー、掃き出し窓の先に広がるお庭など、どこで子どもが遊んでいてもキッチンから見ることのできる間取りは、奥様のご要望だ。

