土間収納とキッチン一体型ダイニング、家族に必要なものを選択した住まい
憧れだった庭と縁側のある生活
子どもが自由に走り回れる家
以前の賃貸住まいが無垢の床材を使っていたことから、自分たちの家を建てるときも「無垢の床がいい」と思っていたと話すN様ご夫妻。SNSで見つけた『楓工務店』の施工例は、無垢の床とリビングの見せ梁、家全体の持つ雰囲気が好みにぴったり。「ダイニングテーブルとキッチン、カウンターまで、すべてつなげたい」という希望があり、それができるということがきっかけで同社に家づくりを依頼することに決めたという。
奥様がこだわったのは、ダイニングとキッチンの一体感。一般的なキッチンの高さは85cm~90cm、ダイニングテーブルの高さは70cmなので、床がフラットなまま一体型にするとキッチンとテーブルに段差ができてしまう。完全にフラットな状態にこだわり、調理スペースを1段下げることを奥様が希望され、同社がプランから形にしていった。
浴室と洗面スペース、ランドリールームは2階、トイレと手洗いスペースは1階と水回りが離れた設計に最初は不安もあったという。しかし洗濯動線にこだわった間取りは、洗って干して畳んで片付けるまでがとてもスムーズ。「家族全員の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットも本当に便利」と奥様も満足そう。取材中も、「こうして良かった」「これを選んで正解」というワードが並んだN様。憧れの庭がある一軒家の暮らしを存分に満喫されている。
■写真:「キッチンを中心とした家で、そこに家族が集まるスペースにしたい」。譲れない想いが詰まったキッチン。
ウッドデッキにすると庭が小さくなるので、縁側を選択。
一段下がった調理スペース。収納も同じ素材ですべて造作しているので統一感がある。
大きな吹き抜けのあるリビング。取材中もパイン材の無垢の床を裸足で走り回る子どもたちの姿があった。
アウトドアが大好きなN様。土間収納には、キャンプ用品やスノーボード、ゴルフ用品など一式が収まっている。
1階のトイレ。ウィリアム・モリスの壁紙で華やかな仕上がりに。
バルコニー横にある小上がりの畳スペース。ファミリークローゼット前にあり、洗濯を畳んだり、お風呂上りに休憩したり、家事の疲れを癒すお気に入りの場所となった。
リビングの奥には和室を設けた。間仕切り用のロールスクリーンはプロジェクターのスクリーンにも活用できる。