ゲストの心地よさとスタッフの働きやすさのどちらも備えた料理店
スペースマイン
近鉄東生駒駅からほど近いこちらは、もともと店舗兼住居だった物件。その古い建物の一棟丸々が、『スペースマイン』によるフルリノベーションで炙り肉料理が自慢のお店『ビストロヤ ABURUN 』へと生まれ変わった。住宅づくりはもとより、“店舗づくり”も数多く手掛けてきた同社。今回のケースでは、その両方の経験が大いに生かされている。というのも、こちらの建物は外壁のひび割れ・落下や、雨漏り等による構造体の劣化部分も多く見られ、店舗づくりの専門業者には手の負えないものだった。また住宅だけを請け負ってきた業者では、“飲食店としての機能”を確立するのに不安が残る。しかし同社の代表・矢島氏は、飲食店をはじめ“店舗開業に必要な手続き”や“事業計画の策定”についてまでも造詣の深い人物だ。コーディネートの提案はもちろんのこと、使いやすい厨房レイアウトやスタッフ・来店者の動線計画、空調・排気計画や誰もが心地よく過ごせてランニングコストも抑えられる断熱工事も含めてプランニング。さらに長く安全性を保つための耐震補強も、クライアントが望む予算内で実現させている。「新築にしか見えない!」というのが、お引き渡し時に物件オーナーさんから聞かせていただいた言葉です。どうやら、希望されていた予算でここまでできるとは、思っていなかったご様子でした(笑)。飲食店だけに限らず、「お店を開業したいけど、何から始めればいいのか分からない」という方は多いです。そんな時は、どうぞ私たちにご相談ください。店舗づくりから開業まで、可能な限りのサポートをさせていただきます!
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画家の物語を守りながら基本性能を向上させた集いの場
スペースマイン
垂仁天皇陵の真北に建つ、ギャラリー兼セミナースペース『アトリエ宝来』。企業研修事業を行うO様が「ゆったりと集える場をつくりたい」と、洋画家の故・冨田啓介氏のアトリエを再生させたものだ。手掛けたのは『スペースマイン』。同社は、鉄筋コンクリート構造物のリノベーションに対応できる、数少ない工務店のひとつである。コンクリート打ちっ放しに加え、3階吹き抜けのため、「夏は暑く、冬はとても寒い」ことが課題となっていた、こちらの建物。1階に開閉式の天井を設け、屋根や窓、外壁に断熱を施すことで、空間の明るさを残したまま、断熱性能を大幅に改善した。窓サッシや棚、絵の具が付いた床やドアなど、旧アトリエの面影が残る部分はあえて活用し、奈良県産の杉をふんだんに使った、温かな集いの場へと生まれ変わった。
■写真:杉の天井とマッチするプラスチック障子紙の開閉天井は、閉めているときもやわらかな光を通す。
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古き良さと新しさが融合、和に寄りすぎない現代風古民家に
秦建築
オーナーの祖父が所有されていた20年以上手つかずの築200年の古民家をリノベートした、オシャレなカフェ&雑貨店。古い日本家屋によくみられる四間取りの空間を生かし、必要なところには補強を施しつつ、状態の良い柱や梁は、かまどのすす汚れなども落とさずあえてそのまま再利用することで、当時の趣そのままに明るく開放的な大空間を実現。また以前納戸として使われていた2階も、できるだけ手は加えず空間と馴染むよう建具を作り替え、家具や照明を合わせるなどして、まるで秘密基地のようなスペースに変身。残せるものは残しつつも、現代にマッチしたスタイリッシュなテイストをちょうどよいバランスで融合させた空間。その居心地の良さについつい長居してしまう常連さんも多いという。
■写真:できるだけ当時の柱や梁は残しつつも築約200年の建物なので、補強や傾きの修正には細心の注意を払っている。
■物件詳細:築約200年(一戸建て)
■リフォーム面積:101.83平米(30.80坪)
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