広がりのある景色と間取りが毎日の暮らしを豊かにする住まい
Y様ご夫婦が『平岡工務店』を知ったのは、同社が企画・プロデュースを行い、さらにそこに建つ6棟すべてを手掛けた分譲地『GreenHills Kamimachi 』を偶然見かけたのがきっかけだった。その小さな街は、一棟一棟が個性を持ちつつも、景観に統一感がある。また小高くなった立地を生かし、のどかな風景を楽しめる家づくりが行われている。キャンプなどのアウトドアが好きで、「日々の暮らしに自然を感じたい」と考えていたご夫婦は、そんな〝街と住まい〟をつくった同社に共感。見学会への参加などを経て、土地探しと住まいづくりの依頼を決めた。
Y様邸が建つ敷地は、ご夫婦が希望していた通り抜群の見晴らしだ。庭の奥にある傾斜地も、既存の木々を程よく残した〝身近な自然〟として生かされている。そして間取りは、LDKやテラス、またY様こだわりの書斎からも眺望を楽しめるようレイアウトされ、さらに〝自然光をたっぷりと招き入れる設計〟もかなえられた。「もともとは2階建てや2階LDKの家をイメージしていた」というY様だが、完成したこの住まいを見ていると、やはり平屋の選択は〝最適な解〟だったと言えるだろう。
「早起きしては、朝日に照らされたきれいな眺めと、季節の変化を感じています」と話す奥様。そんな丁寧な暮らしぶりを聞くと、何とも羨ましい気持ちになってくる。
■写真:外壁にはオリーブグリーンのガルバリウム鋼板と木目調のサイディングを用い、また外構は芝生にシンプルなシンボルツリーと、駐車場は砕石を敷き詰めて……。エッジが効いた建物に自然を感じ取れる外構デザインを組み合わせることで、その見た目の印象はマイルドになっている。
L字型にとったLDKの中心に、オープンスタイルのキッチンを配置。ダイニングとキッチンを横並びにしたことで、配膳しやすく家事効率もアップ。
玄関を入った正面には、借景窓を設置。室内の床からテラスの床、さらにその先の景色へとつながる視線の抜けが、空間に奥行きを生む。
こちらは、在宅ワークや趣味に没頭できるご主人専用の書斎。床を一段下げ、出入口も小さめにしてつくった“あえての手間”が、まるで秘密基地に居るような面白味を生んだ。
ダイニングの脇に設けたワークデスクは、眺望抜群の特等席。
リビングとつながる10帖ほどのテラスは、BBQやお子様のプール、夕涼みなど、多目的に使えるスペース。