シンプルな中にもこだわりを凝縮した家
見た目の美しさと
住まいの機能性が両立
一見するとレストランのように、無駄なものを排除したシンプルな四角いフォルムと漆喰の抜けるような白さが際立つY様邸。元々ご夫婦が、『なかむら工務店』の手がけるスイス漆喰を使った住まいのカッコよさに引かれていたということで、外観にはスイス漆喰を贅沢に使い、白と木目で統一したシンプルでナチュラルなデザインに仕上げている。
そして、こちらの住まいで一番こだわったのが使い勝手を追求した間取り。共働きで家事の手間を極力省きたいというY様からの要望に応えられるよう、プランニングにたっぷりと時間をかけ、動線の効率や使い勝手の良さを何度もシミュレート。また、図面だけではどうしてもイメージしにくい部分は、3Dパースを使ってイメージを具体化し細部を微調整している。
住まいの細部にまで
暮らしやすさの工夫が満載
具体的なこだわりポイントとしては、1Fが玄関からLDK~脱衣所までをぐるっと回遊できる間取りになっていて、家事動線をできる限りコンパクトに集約。ご主人のお気に入りは、脱衣所の横に設置した作業台付きの造作収納。外観の美しさを損なわないために洗濯物は室内干しできるようになっているので、洗濯・干す・しまうが一部屋で完結できる機能的な空間に。
また、LDKの真中にあえてキッチンを配置。こうすることで、キッチンを境にリビング・ダイニングを区切る効果があり、広々と開放的でありながら、空間にメリハリを、持たせている。ダイニングの横にはフラットにつながるウッドデッキとその先に、見た目も美しくメンテナンスも簡単な人工芝を使った庭が広がっている。休みの日はお子様と庭で一緒に遊んだり、ダイニングから美しい庭を眺めるのが何よりの楽しみとY様。その他にも、後で家具を買い足す必要の無いように、リビングの壁や階段の下・2Fの廊下など、可能な限り収納を設けたり、玄関周りはできる限り広くし、住まいの印象を広く見せるとともに靴の着脱をしやすくするなど、快適な住まいのための工夫が随所にちりばめられており、ご家族全員大満足の住まいとなった。
キッチンの横には空間の仕切りの役割となる壁を設置。さらに室内窓を設けることで抜け感が出て、視覚効果で広々と見えるよう配慮。
広々としたダイニング。
干した洗濯物をすぐに片づけられるようにとオリジナルの収納棚を造作。
玄関の段差を低くし、靴の着脱もしやすいように配慮。
ダイニングの奥に作業スペースを設置。この裏は脱衣所になっていて、室内間を行き来しやすい回遊の間取りを採用した。
シンプルで洗練されたフォルムの外観。