日常の中で感じる非日常、こころの豊かさを追求した住まい

ほんのり赤みがかった照明に照らされた漆喰の白壁は、一日の終わりを迎えるにふさわしい見事な情景を生み出している。導かれるままに広い玄関を抜けた先には暖炉、ダイニングテーブル、キッチンがお出迎え。ゆとりをもたせた贅沢なつくりが魅力のリビングは、光りと影のコントラストが楽しめる仕掛けがあちこちに点在している。朝日が昇るとダイニングテーブルに光りが差し込み「自然の光りを浴びながら1日をスタートさせることができるんです」とお施主様。2階へと続く階段を上ると、踊り場にご主人の書斎が登場。「完全に独立した書斎ではなく、動線の途中に設けることで家族との繋がりも生まれますよね」と吉川氏。「2階こそ、こだわるべきだと考えています」と語る吉川氏は、主寝室へと続く廊下には照明を配置し、天井の高さも変化を持たせた。これにより、海外のプライベートホテルを彷彿とさせるラグジュアリーな雰囲気が完成した。子ども部屋には間仕切りを設けず、大きな梁を設置。将来、梁の上に床板を張れば、ロフトや収納スペースへとアップデートすることも出来るという、ある意味での「未完成」の余韻を残している。住みやすさ、贅沢さ、安らげる場所。日常のなかに、ほんの少しの非日常を味わうことが出来る空間だ。
物件情報
タイプ | 二階建て |
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構造 | 木造在来工法 |
築年数 | 新築 |
敷地面積 | 218.21㎡(66.00坪) |
延床面積 | 153.19㎡(46.33坪) |
企画開発担当 吉川晋一
ほっと心が落ち着く空間。住み処はそうあるべきだと思っています。住宅の性能やスペックに関しては、基準値をクリアしていますしそれが当然です。大切なことは「お施主様ご自身がどんな人生を理想としているのか」を考え、そこに少しでも近づけるような家をつくることです。