大きな吹き抜けでつながる、心地よさ
吹き抜けを中心として
開放的に暮らしを楽しむ
息子2人が成長し、再び訪れた“夫婦だけの生活を楽しむための終の棲家を”と検討していたY様。たまたま目にした書籍で『マイ工務店』の施工事例を見かけ、「吹き抜けが開放的で豊かな木の質感がある、まさに理想とするデザインだった」そう。
漆喰や木材など厳選した自然素材で包まれたLDKに、吹き抜け部分からたっぷりと陽光が差し込み、心地よい穏やかな空気が流れるY邸。平屋のような暮らし方ができるよう、LDKに水回りや寝室を隣接させ、1階部分で生活が完結できるコンパクトな間取りを採用。吹き抜けを介してつながる2階にはフリースペースと小上がりの畳コーナー、個室を1室配置。普段はご主人の仕事場として使いながら、帰省した息子たちにも快適に過ごしてもらえるよう考慮した。
開放的な間取りの中心に位置する大空間LDKに、バランスよく配置されたペレットストーブやピアノ、そしてご夫婦の思い出が詰まったインテリアの数々。庭はご夫婦が共通の趣味である家庭菜園やガーデニングを嗜み、徐々に華やいでいくことで外構デザインが完成する計画だ。共に生活してきた歴史があるからこそ、無駄は徹底的にそぎ落とし、趣味趣向は自信をもって取り入れることができる。セカンドライフが楽しみになる、“これぞオーダーメード”の邸宅が完成した。
■写真:リビングを見下ろす2階書斎からの風景。吹き抜け上部の窓からは外の景色を楽しめる。
キッチンのアイランド部分は造作し、壁側カウンターは既製のものを違和感なく組み合わせた。
“大きな吹き抜けのあるリビング”が一番の要望だったY様。耐震等級3をとりながら約20帖の広さがある吹き抜けが実現したのは、同社の標準仕様である「SE構法」のおかげ。
庇を長くとることで、直射日光を遮りながら陽光を優しく室内に取り入れることができる。光や風の自然エネルギーを効果的に生かす「パッシブデザイン」は、室内と外を快適につなぎ合わせる。
グレーの外壁に軒裏や窓回りのレッドシダーが映える外観。
玄関に続く引き戸は、ガラス部分が開けた最大サイズのものを採用。LDKをより開放的な雰囲気に。
薪ストーブよりも扱いやすく、お手入れも簡単な「ペレットストーブ」を暮らしの中に取り入れた。