インダストリアルテイストにこだわり 隅々まで2人の思いが行き届いた住まい
『楓工務店』の和田氏は、物件を決めかねているお客様の内覧に同行する際、その場でリノベプ
ランの説明を行うという。リノベーションのイメージが具体的になったことで、I様は物件購入を決意し、家づくりが本格的にスタートした。
同社のヒアリングの細やかさにとても驚いたと奥様は笑う。「朝起きてからどの順序で何をするかまで聞かれました」。朝起きて、寝室に隣接している洗面スペースで顔を洗い、そのままキッチンへ。そしてLDKにあるクローゼットで着替えるという動線は、生活スタイルを間取りに落とし込んだものだ。中古物件探しから資金計画、設計・施工までワンストップでサポートする同社だからできるリノベのカタチ。駅近なのに静かな環境、マンションとは思えない広い玄関、断熱・防音対策のため、すべての窓に内窓を設置、天井を躯体現しにして高さを確保したLDK、実用面とデザイン面を考慮し、床材はモルタルを選んだキッチン、そして個人の時間も大切にできる書斎やロフトのある住まいが完成した。
■物件詳細:築27年(マンション)
■リフォーム面積:77.7㎡
■写真:奥様のこだわりは、シンクとコンロが分かれたⅡ型のキッチン。夫婦で料理をすることも多いので、作業スペースが広く、一般的なものより5cm 高めのキッチンを選んだ。2人で立っても余裕のあるレイアウトは、とても使いやすいそう。対面部分は腰壁を高くして手元が見えない配慮も。
2 人でキッチンに立つことも多いので、作業スペース広めのⅡ型キッチンを選んだ。
壁掛けテレビの裏側にウォークインクローゼットを配置。ロールスクリーンを下げると、リビングはいつもすっきり。
寝室とキッチンの間に水回りを配置した間取りは、動線に無駄がない。2人一緒に朝の支度をしても余裕のある洗面スペースはI様のご希望。
玄関を入ると、右手にアーチ形の開口と室内窓が見える。こもり感のある書斎はご主人の趣味の部屋。
寝室の造作家具は、書斎の上にあるロフトへの階段も兼ねている。