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夫婦2人の暮らしをより豊かに 安全で心地良い町家風の家

施工企業建築工房 和 -nagomi-

親から受け継いだ築90年を超える住まい。これまでは部分的なリフォームを繰り返し住み続けてきたものの、昨今の大型災害を目の当たりにし、耐震面の不安を払拭すると共に子どもたちが独立し夫婦2人の暮らしをより豊かなものにするべく、1階ほぼ全面の大掛かりなリフォームを決断。注目して頂きたいのが、スペースの使い方。元々の住まいは道路ギリギリまで建てられていたが、今回道路との間に1mほど遊びの空間を作り、さらに縦格子を設置。こうすることで町家風の洗練された外観を演出すると共に、強烈な日差しを遮り外からの視線もブロックする役割もあるという。さらに空いたスペースを活用し玄関ホールも新たに設置。また生活の中心となるLDKや水回り周辺は広々と行き来のしやすい間取りにしつつ、以前襖だけで区切られていた和室にはあえて壁を設けて耐震性をアップするなど、それぞれの部屋の使われ方や役割を計算したメリハリのある空間デザインとなっている。もちろん柱や梁など使えるものは極力流用し古民家ならではの趣は残しつつも、現代の暮らしに則した安全性と快適さを備えた魅力ある住まいへと生まれ変わった。

 

延床面積
166.77㎡(50.45坪)
施工期間
約6 カ⽉

白と黒で統一した町家風の外観は、周囲の景観となじみつつも洗練された雰囲気を纏っている。

居住スペースを縮小することで生まれたスペースを使い、新たに玄関アプローチを設けた。道路側に縦格子を設置し町家風の洗練された外観を演出。また、強烈な日差しも遮りながら、外からの視線もブロックする役割も担っている。

以前外にあったトイレのほか、風呂や洗面などの水回りを一直線上に配置し、家事動線の悪さを改善。

母屋と離れをつなげる廊下兼縁側。床材には節無しの吉野杉を使い木目の美しさがより際立っている。

比較的状態の良かった離れは極力元の状態を維持しつつも、樹脂サッシや電動雨戸を導入するなどして利便性と快適性をアップ。

使い勝手の良いオール電化のキッチン。通路幅も広めにとり移動がしやすくなり、「家事がずいぶんしやすくなった」と奥様。

建築工房和ではオーダー家具製作にも対応しており、写真にある棚も同社によるオリジナル品。

職人の手仕事が光る日本家屋ならではの建築美の中に暮らしやすさのエッセンスを。

2階につながる階段スペースには、大きな吹き抜けとキャットウォークを設けた。デザインは他とは趣を変えて現代的で洋風な空間に仕上げた。開放感のある明るい空間を演出。

職人の技術の高さがうかがえる繊細な組子細工。

扉には元の家にあったドアノブを再利用。思い出の品を使った家づくりができるのもリフォームの醍醐味。

リフォーム 建築工房 和 -nagomi-