ゲストの心地よさとスタッフの働きやすさのどちらも備えた料理店
近鉄東生駒駅からほど近いこちらは、もともと店舗兼住居だった物件。その古い建物の一棟丸々が、『スペースマイン』によるフルリノベーションで炙り肉料理が自慢のお店『ビストロヤ ABURUN 』へと生まれ変わった。住宅づくりはもとより、“店舗づくり”も数多く手掛けてきた同社。今回のケースでは、その両方の経験が大いに生かされている。というのも、こちらの建物は外壁のひび割れ・落下や、雨漏り等による構造体の劣化部分も多く見られ、店舗づくりの専門業者には手の負えないものだった。また住宅だけを請け負ってきた業者では、“飲食店としての機能”を確立するのに不安が残る。しかし同社の代表・矢島氏は、飲食店をはじめ“店舗開業に必要な手続き”や“事業計画の策定”についてまでも造詣の深い人物だ。コーディネートの提案はもちろんのこと、使いやすい厨房レイアウトやスタッフ・来店者の動線計画、空調・排気計画や誰もが心地よく過ごせてランニングコストも抑えられる断熱工事も含めてプランニング。さらに長く安全性を保つための耐震補強も、クライアントが望む予算内で実現させている。「新築にしか見えない!」というのが、お引き渡し時に物件オーナーさんから聞かせていただいた言葉です。どうやら、希望されていた予算でここまでできるとは、思っていなかったご様子でした(笑)。飲食店だけに限らず、「お店を開業したいけど、何から始めればいいのか分からない」という方は多いです。そんな時は、どうぞ私たちにご相談ください。店舗づくりから開業まで、可能な限りのサポートをさせていただきます!
保健所の営業許可”を取得するための合格基準についても、同社は精通。その上での店舗づくりなので、任せる側も安心だ。
厨房内も、そこに立つ人数や作業内容などを事前にリサーチした上で設計。衛生管理のしやすさにも配慮されている。
表通りからの視線が届くこの空間は、“炙り料理”をするための場所。煙に配慮し、個室にすることを提案した。
壁のひび割れもしっかりと修復し、外観の装いも一新。
大きな吹き抜けは、2階にあったバルコニーと和室を減築して実現。
カウンター席より奥のテーブル席エリアは、大きな窓と吹き抜け天井に開放感を得られ
る空間。
中華料理店だった改修前とは、まったく異なる装いに。 解体時には、構造体の劣化が発覚。