「店」と「住まい」の両空間で、面積以上のゆとりがある家
施工企業一級建築士事務所リビングデザイン
変則的な土地の形状を逆に生かし、限りあるスペースを最大限に活用して建てられたU様邸は、その一部が奥様の経営される美容室となっている。依頼は「お客様が心から寛げる空間に」であったことから、外観・内装とも白を基調に、濃いブラウンを配色して落ち着いた雰囲気に。あえて広さを求めなかった店舗部分も、高天井や空間全体のコーディネートにより窮屈さを一切感じない。トイレや着付け時にも使う和室は、住居部分と兼用できつつ、家族のプライバシーを守れる動線や開口部の仕様を採用した。さらに来客用の駐車場やバスルームから楽しめる坪庭まであり、住まい手も来られるお客様も、実際の面積以上の“ゆとり”を感じられる家となっている。
敷地面積
144.21平米(43.62坪)
延床面積
110.03平米(33.28坪)
プランニング期間
―
施工期間
―
コンパクトなダイニングから続く吹き抜けのリビングには、実際の広さ以上に開放感がある。
プライベートサロンは高天井とし、長いペンダントライトを吊ることで、必要最低限の面積でありながらも窮屈さを感じないように工夫されている。
鏡の後ろに張ったブリックタイルは、間接照明によってその凹凸に陰影が生まれ、空間全体にも立体感を演出している。
2階ホールの柵や火打梁など、部分的に目に入る木の質感を空間デザインとしても利用した。
家族みんながこの場所に自然と集まれるよう、リビングに階段を設置。吹き抜けに加えて階段上部、2階ホールと、空間の広がりはより一層高まっている。
新築
一級建築士事務所リビングデザイン