四季を感じながら暮らす六角形の家
景色も会話も、
全てがつながる家
老後は田舎で暮らしたい、四季の移ろいを感じて生活したい、歩きやすい平屋がいい、どの部屋、どの場所からでも話ができるようにしたい……。そんなご夫婦の希望を取り入れ、完成したのは六角形の家。四季折々の自然を感じながら暮らせる大きな窓。廊下を造らず、LDKと寝室、洗面、トイレ、和室をつなげることで、ワンルームのような暮らし方を実現した。必要になれば、六角形の面の部分に部屋を増やすことも可能。増やした部屋から、また違った景観が見られるなど、楽しみも広がる。六角形の中心には、約4mの大黒柱がそびえ立ち、その頂点から放射線状に延びる梁が開放感を演出。扉を開けておけば、家全体が暖まる平屋。また、調湿作用の高いシラス壁を採用し、夏は湿度を下げ、冬には結露を防止するなど、四季を通して快適な体感温度を保つ工夫も随所に散りばめられている。
■写真:大きな窓から広がる自然。青い田んぼや紅葉、雪景色など、四季を肌で感じ、自然と一体感のある生活を可能にした。六角形のリビング中央に配置されたキッチンから景色を見渡すことができ、庭にいるご主人との会話も楽しめる。
低めの格子から差し込む光の陰影を楽しめる玄関、外観のアクセントにもなり、内外にメリハリを持たせることに成功した。
リゾート気分も彷彿とさせる開放感あるウッドデッキ。
中央の大黒柱からは、六角形独特の放射状に伸びる梁が印象的。デザイン性だけでなく強度も兼ね備える。リビングからすべての空間に移動することができ、扉を開けることで家全体を均一の温度に。