家づくりお役立ちコラム一覧
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2022/01/19
2022年度新設「こどもみらい住宅支援事業」
【2025年度】子育てグリーン住宅支援事業については、こちらのリンクからご覧になれます(新しいタブが開きます)。 「18歳未満の子供がいる、夫婦いずれかが39歳以下」の新築、リノベなら!2022年度新設、「こどもみらい住宅支援事業」新築最大100万円補助をご存じですか? 第一次取得者に朗報の、国土交通省「こどもみらい住宅支援事業」が新設されています! 本事業が注目されているのは、「対象者が非常に広い」から。 ①補助金・助成金には予算がある ②施工業者を通じて還付される制度のため、事業者自体があらかじめ登録している必要がある この2点を押さえれば、制度利用のチャンスがあります。 今回は、特に新築や既存住宅を購入してリフォーム、リノベをする若い取得者が該当する内容をご紹介します。 対象者 【子育て世帯】18歳未満のこどもを有する世帯(令和3年4月1日時点) 【若夫婦世帯】夫婦のいずれかが39歳以下(令和3年4月1日時点) 「こどもみらい住宅支援事業」新築 主な要件 所有者が自ら居住する住宅であること ※一定の省エネ性を有する住宅で、延面積が50㎡以上であること 省エネ性能別補助額 ①【ZEH】100万円 ②【認定住宅】80万円 ③【一定の省エネ性能】60万円 詳しくは、国土交通省「こどもみらい住宅支援事業」新築 https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/new-house/ 「こどもみらい住宅支援事業」リフォーム 主な要件 所有者が自ら居住する住宅であること ※補助額が合計5万円以上で補助対象 ※既存住宅を購入してリフォームする場合 大きく3つのリフォーム工事いずれかに適用 ①【開口部の断熱改修】60万円 ②【外壁、屋根・天井または床の断熱改修】60万円 ③【エコ住宅設備の設置】60万円 ④上記3つと同時に行う場合のみ拡大する【子育て対応改修】【耐震改修】【バリアフリー改修】【空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置】【リフォーム瑕疵保険等への加入】 詳しくは、国土交通省「こどもみらい住宅支援事業」リフォーム https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/reform/?tab=1 注目ポイント 繰り返しますが、この制度が注目されているのは、 制度対象者の間口が大変広いことです。 要点は、 「新築」に関しては、「若い世帯」を対象としていること。 「リフォーム」に関しては、若い世帯だけでなく、恩恵を受けられる世帯が多いこと。 そして、特に新築における対象範囲の「一定の省エネ性能」とは、 「断熱等性能等級4」かつ「一次エネルギー消費量等級4」を指し、 「奈良すまい図鑑シリーズ」や住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」でご紹介している奈良の住宅会社にも、こちらの基準を標準仕様としているところがたくさんあることです。 注意点 注意すべき点は、 ①予算がある制度ということ ②契約の期限が、それぞれ細かく設定されていること ③施工会社が登録事業者であること です。 知っていると知らなかった、では、家づくりの優先事項や、 取り組み方、住宅会社の選び方、計画の立て方が違うのが、「補助金助成金制度」。 具体的なことが決まっていない方も、 いつ家を建てるべきか迷っている方も、 家づくりの背中を押してくれる情報は、ぜひ知っておきたいですね。
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2022/01/17
工務店のモデルハウスへ行こう
県内各所にある住宅会社のモデルハウスや展示場。 家づくりを考えている人なら、必ず行って欲しい場所です。 そこで、編集部がよくある不安や疑問を解決します! 絶対予約が必要なの?? 突然モデルハウスに訪問しても、担当者が工事現場や打ち合わせに行って不在の場合があります。また住宅会社によっては、営業事務所からモデルハウスの場所が離れているため、随時人が居ないという場合も。予約の要・不要は会社により異なりますので、必ず事前に確認しましょう。 家を買わないといけないの?? 一度訪問したその場で契約をする人は、ほぼいてません !! 契約をする人は、すでに心に決めていた人です。会社担当者の人たちも、モデルハウスに来てくれた人へ強引に売りつけるようなことはしません。まずはお客さん側も企業側も、お互いを知ることがメインになります。 一度行ったら、しつこく営業されない?? 毎日電話がかかってきたり、時には家まで訪ねて来られたり、それはとっても困りますよね。その経験はもしかすると、ご自身の返答に問題があったのかも?電話を不在着信のまま置いておいたり、「考えますね」と言ったまま返答をしていなかったりしませんか?しっかり断る、もしくは「必要時はこちらからかけます」と、きっちり答えを伝えましょう。 モデルハウスで、ずっとピッタリ付いてこられるのはプレッシャーなんだけど? これは、安全の確保や小さな疑問にも答えられるようにという担当者の気配りです。初めて訪問するモデルハウスの中では、気になる素材や素敵な空間に見とれてしまうことも。そして気が付かない段差があってビックリ!!ということも多々あります。担当者の人とお話しながら見て回るのがベストです。 実際、何を見たら良いの??? まずは、実物を見て雰囲気を感じること。天井高や大空間、家事動線など言葉ではよく聞くけれど、スケールや動線は実際に体感してこそわかるもの。また窓や照明の位置には、どういった工夫がされているのか。経年により素材はどのように変化しているのか。そして、その会社にはどんな人が働いているのか、一緒に家づくりができそうかどうかも。しっかり確認してみましょう。おおよその価格帯の確認もお忘れなく。 奈良県内優良企業のモデルハウス 各企業がどういった家を手掛けるのか、雰囲気や心地よさなどがよくわかるモデルハウスが県内各所にあります。 【楓工務店】奈良市:登美ヶ丘展示場「CROSS(クロス)」 【平岡工務店】生駒市:東生駒SR 【家族の森】斑鳩町:森のモデルハウス 【吉川住研】奈良市:ならやまモデルハウス 【リビングデザイン】天理市:リビングデザイン モデルハウス 【マイ工務店】天理市:HYGGE STYLE(ヒュッゲ スタイル) 【スペースマイン】大和郡山市:四季の家 【サイエンスホーム 奈良店(カーペンターズハウス)】斑鳩町:ナチュラルカントリーの家 百聞は一見に如かず、気になる企業のモデルハウスは、ぜひ一度足を運んでみてください。
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2021/12/22
ガーデン&エクステリアは、家づくりのいつから考える?
新しい生活様式になってあらためて注目を浴びている「おうち時間」。 この2年で、駐車スペースやベランダでの“お家プール”が大活躍だった方も多いのでは? 新しい生活様式で建てるお家のお庭は、「おうち時間」がいつでも非日常へと誘ってくれる空間にしませんか。 ガーデン&エクステリアを計画するタイミングは? 「庭まで充実させる予算の余裕がない」というイメージもあるのではないでしょうか? お家が完成してからの施工ももちろん可能ですが、新築をお考えの方にはぜひ、建物と一緒に計画することをおすすめします。 ・建物と一緒に計画するメリット2つ 1つ目は、建物と一体化したプランやデザインを考えられることで、外観の一部となるようなビジュアルを実現できることです。 また、リビングからつながるように設計されたガーデンルームは、もう一つの家族団らんの空間を作りだすことができます。 2つ目は、建物と工事を並行させることで、工期が短縮でき、また建物の施工会社にガーデン&エクステリアも任せることができればコストも削減できます。 施工店からのアドバイスも聞いてみましょう! 目安になる予算のイメージが付きにくいことが、ガーデン&エクステリアの特長。そのため、家に比べ、どうしても計画が後回しになりがちですが、敷地条件や施工内容によって、予算が大きく変動します。ぜひ建物の図面ができた時点で相談・計画をしてください。最終決定は直前になりますが、建物とマッチした素敵なガーデン&エクステリアの青写真は大切です。 早めに見積もりをとって、資金計画もたてましょう。 また、第1期・第2期と予算に応じて施工時期をずらすことができるのも特徴です。時期を分ける場合は、お家の顔となるフロント部分は最初に行っておきましょう。ガーデンなどのプライベートな空間は実際に住んでみて、ライフスタイルを考慮してから施工を行うこともひとつの手です。 また、シンボルツリーを希望している方は、ぜひ最初に相談してください。植えたい木の種類によって、お庭の土の状態も変わります。木の特長を知って選ぶためにも、ぜひ早めの相談を。 最後に、最近は自分たちで集めた素材(ポストや雑貨)を持ち込む方も増えています。持ち込みも大歓迎ですが、ぜひ打ち合わせ時に持参してください。それらをうまく使ったデザイン提案をすることができるので、全体のバランスが取れます。 「番外編―カーポート―」賢い人は、建物と一緒に考えて計画段階から考慮している! 軒までつながる、外観の一部にもなるデザイン「カーポート」は、雨の日も車から濡れずに玄関へ。 日々の小さなストレスを書き出してなんでも施工会社に話してみましょう。いろんな設計のアイデアやアイテムで解決してくれるに違いありません。
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2021/12/21
リフォームの基礎知識【マンション編】
実は、一戸建てもマンションもリフォームで全てを思い通りに変えることはできません。なぜなら、法律などで規制されることがあるからです。しかし施工経験が豊富なプロにまかせることで、法律や管理規約の範囲内で魅力的なリフォームは可能。一戸建ては法律に沿って、マンションなら管理規約に照らし合わせて、より理想のお家を目指しましょう。 リフォームできる!?できない!? 所有者がそれぞれ快適に暮らせるようにと決められた、区分所有法という法律に沿って作られた管理規約と使用細則があり、それを守って工事をする必要があります。お手元にマンション管理規約があるとより安心ですね。 水まわり 共用部分が設けられているマンションは、配線や配管もこれに準じます。水まわりの移動が規約として可能か、また水圧に関しても階数で差がある場合は配管の性能に合った設備を選びます。 内装 専有部分は自由にリフォーム可能ですが、特に気を付けたいのが床材の制限です。マンションは音への配慮が重要ですので、使用できない素材がないか確認が必要です。 間取り 柱と梁で構成する「ラーメン構造」を採用しているケースが多く、憧れのスケルトン空間は、だいたいラーメン構造で可能になります。 室外 室外は共用部分です。ベランダ部分は避難経路でもありますので、ウッドデッキを増設する場合も確認しなければなりません。玄関・サッシの内側部分の塗装リフォームは可能ですが、外装の塗装はできません。 電気・ガスエ事 分電盤の容量、ガス給湯器は大きさの上限が決められている場合が多くあります。管理組合に碓認しておきましよう。 関連コラム:リフォームの基礎知識【一戸建て編】
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2021/12/21
リフォームの基礎知識【一戸建て編】
実は、一戸建てもマンションもリフォームで全てを思い通りに変えることはできません。なぜなら、法律などで規制されることがあるからです。しかし施工経験が豊富なプロにまかせることで、法律や管理規約の範囲内で魅力的なリフォームは可能。一戸建ては法律に沿って、マンションなら管理規約に照らし合わせて、より理想のお家を目指しましょう。 リフォームできる!?できない!? 一戸建てとマンションでは、リフォーム前に注意するところが大違い!理想のリフォームができるのか、できないのかスタートが肝心です。一戸建ての場合、せっかくなら敷地いっぱいに建物を増改築したいものですが、実際は法律で制限されています。大規模なリフォームは建ぺい率、容積率、斜線制限などに従って考えます。 建ぺい率とは 敷地面積に対する建築面積の割合の上限。 ※建ぺい率・容積率は、用途地域によって異なります。 容積率とは 敷地面積に対する延床面積の割合の上限。 ※建ぺい率・容積率は、用途地域によって異なります。 斜線制限とは 建物の高さを制限するもの。北側斜線制限や道路斜線制限などがあります。また用途地域によって制限されることもあります。 接道義務 建築基準法で定められた道路とは、原則幅員4m以上、特定行政庁が指定した区域内では6m以上となります。敷地に建物を建てる場合は、この道路に2m以上接していなければなりません。 再建築不可 古くから建築物があり、現在の法整備の基準を満たしていない、接道義務を守れていない敷地に建つ建物は「再建築不可」となります。しかし実際は、建物の構造を変えず、増築とならない範囲であればリフォームが可能な場合も。パートナー会社の助けを借りてじっくり検討しましよう。 関連コラム:リフォームの基礎知識【マンション編】