快適で心地よいパッシブな平屋
HEAT20G2.5グレード高性能平屋建て住宅
開放的になりがちな平屋の家で、プライバシーへの配慮も実現したのがI様邸だ。玄関ホールからLDKや各部屋へ通じる間取りにし、家族それぞれのスペースを守れるようにした。一方で、高性能パネル・高断熱サッシ・全熱交換型第一種換気などを採用して、UA値0.39、断熱性能の基準であるEAT20のG2.5と高いグレードを実現。C値0.12と気密性能も非常に高く、日光や風などの自然エネルギーを活用するパッシブデザインも取り入れ、家のどこにいても快適な温度で暮らせるようになっている。
ベージュやグレーのカラーをアクセントに、落ち着いたオークの床板を敷いたLDKは飽きがこないナチュラルな印象。「なるべく生活感を出したくない」という要望に応えて、LDKとつながる洗面ルームに半分隠れる壁を設置してプライバシーを守りつつ空間に抜け感を出すなど、同社の洗練された空間づくりが伺える。客室の3畳の和室は扉を開け放てばリビングと一体になり、寝転がってくつろぐことができる癒しの空間に。キッチンから洗面ルーム、脱衣所へとすぐに行ける家事動線も効率的。玄関だけでなくシューズクロークからも家に出入りできるようにして利便性を高めている。住まう人のこだわりを的確にくみ取り、先々まで続く暮らしを想像して丁寧に設計された住まい。高い性能とデザイン性によってエコで健康的な生活を持続させていく、心地よさであふれる家になった。
シューズクロークと土間で続く玄関。来客時は建具で入口を閉められる。
「ディフューザーを置きたい」という要望から奥行きの広いニッチを玄関に。季節の飾りなども余裕を持って置けると好評だとか。
キッチンとダイニングテーブルが一直線に並ぶ効率の良い家事動線を実現したストレートダイニング。C値0.12、UA値0.39、HEAT20G2.5グレードと高い性能を実現。
キッチンで料理をしながらリビングを見渡すことができる。
プライベートな洗面スペースの入口に取り付けた壁は、トイレの出入りも見えないように。
タイルを組み合わせて造作した洗面台は広くてスタイリッシュ。
明るい色合いと真っすぐの木目が美しいオークの突板を床に使用したLDK。窓から注ぎ込む自然光が気持ちいい。
壁掛けTVをつける壁にはベージュのクロスを貼ってアクセントに。
棚を取り付けたグレーの壁がアクセントのトイレも、窓からの光で明るい。