同居世帯ごとの希望に応え、将来にも配慮した二世帯住宅

親世帯が1階、子世帯が2階を主に使う二世帯住宅として設計されたK様邸。『ランドマーク建築事務所』の代表・森下氏が、設計開始時に大切にしたのは、それぞれの世帯で異なる“住まいに対する想い”を整理し、そのすべてに応えることだった。“明るさと風通しの良さ”が求められた2階LDKには、外に流れる風を受けて室内に効率良く取り込む「ウインドキャッチ窓」で対応。1階のトイレは、高齢になっても使い易いよう広々とした空間を用意した。間取りは、家事動線はもちろん、隣にあるK様の仕事場との出入りを念頭に入れてプランニング。そして“特許ウレタン遮熱工法”による、快適な住環境も実現している。住まい手それぞれにとって何がベストかを考え尽くした住まいである。
物件情報
敷地面積 | 147.00平米(44.47坪) |
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延床面積 | 172.96平米(52.32坪) |
プランニング期間 | ― |
施工期間 | ― |
詳細情報
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屋根の高さにも届く大きな窓が印象的な外観。2トーンの色分けは、地面から3分の2を濃い色合いにすることで、家としての安定感を表現した。意図的に太くしたラインも、建物の輪郭を引き立たせている。
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バルコニーをはじめ、深い軒はK様邸の特長。軒が深く出ていることには、日差しの調整や雨をしのげるなど、さまざまなメリットがある。
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K様邸は1階と2階それぞれにLDKが用意された二世帯住宅。写真は2階LDKで、開放感・明るさ・収納力と、申し分ない暮らしやすさを実現。
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ご両親の希望から、1階リビングにはオーダーメイドで白木の扉の神棚が設けられた。
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先々のことを見据えて、1階トイレの空間は広々と。また2階のトイレには、使いやすさ抜群の波形手すり「クネット」を設置。