木の温もりに包まれた北欧テイストの家
鮮やかなブルーがまち並みに映える
木の温もりに包まれた北欧テイストの家
こちらは、“北欧テイスト”を装いのテーマにプランニングされたI様邸。ご夫婦が『サイエンスホーム 奈良店』での住まいづくりを決めたのは、同社の手掛ける家が「真壁づくり」だったから。柱や梁などの木材が見える室内空間に、ご夫婦は「木の温かみを存分に感じられる」と惹かれたそうだ。サクラ材が採用された床を除き、目に見える木部のすべてにワトコオイルのホワイトを塗装。さらに壁紙も白色を基本とすることで、家具や観葉植物の緑がプレーンな室内空間に仕上げられた。その上でキッチン・ダイニング部にはブルー系の壁紙を用い、広々としたLDKの印象に変化をつけている。大きな吹き抜け空間を彩るのは、リビングに設けられた階段の存在感や、手すりを支えるアイアンの子柱。また2階の主寝室とつながる上部の室内窓も、この開放的な空間のアクセントになった。“暮らしやすさ”に直結する動線や収納の配置・大きさは、ご家族それぞれのライフスタイルを入念にヒアリングして計画。多目的に使える2階のファミリースペースや、趣味の部屋として活躍する小屋裏ロフトなど、魅力に溢れた住まいとなっている。
■写真:ダイニング部には、スタディースペースも用意。
大きな吹き抜けが心地よい、広々としたLDK空間。吹き抜け上部に窓を設けることで、隣家が迫る敷地であっても室内全体に自然光が行き渡るようにした。なお、リビングの一角に置かれたペレットストーブは、「火の揺らぎを眺めながら晩酌を楽しみたい」というご主人たっての希望で導入された。
「洗う・乾かす・片付ける」をまとめた脱衣室
洗面室と独立したI様邸の脱衣室 パントリー付きのキッチンは、ランドリールームやファミリークローゼットも兼ねるゆったりとした空間。棚やハンガーパイプを設置した壁には奥様の遊び心から花柄のクロスを採用し、床には水分に強いクッションフロアが用いられている。
こちらは、2 階フロアよりもさらに上階に設けられた小屋裏ロフトの空間で、ご主人が読書を楽しむのに活躍しているそう。また、この空間の隣には“収納用スペース”もつくられている。
外観は、ブルー×ホワイトのツートーンに。玄関まわりを守る大きな庇も、総二階で設計された建物の見た目に個性を添えた。
玄関ホールにもつながったパントリー付きのキッチン
キッチンの隣には、冷蔵庫も置けるパントリーをレイアウト。さらにその奥の扉は、玄関ホールにつながっている。ホール・リビング・ダイニング・キッチンが回遊できる動線となっているため、家事のための移動もスムーズ。なお、脱衣室と同じく床にはクッションフロアが使われた。