特集・コラム一覧
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2025/09/10
奈良のマンションリノベーション|間取りと実例で学ぶ住まいづくり
築年数が経ったマンションでも、間取りや素材を見直すことで、暮らしの快適さや心地よさは大きく変わります。 マンションリノベーションは、古さを補うだけでなく、住まいを「自分らしく整える」ための選択肢。限られた空間の中でも、動線や収納、光の取り込み方などを工夫することで、暮らしやすさは格段に向上します。 今回の特集では、奈良で信頼を集める住宅会社3社が手がけたマンションリフォームの実例をご紹介。設計者の視点や住まい手のこだわりを通して、リノベーションがもたらす可能性と、これからの住まいづくりのヒントを探ります。 自由度の高い間取りで実現するラグジュアリーな家 【株式会社 ビーライフ 一級建築士事務所:奈良市】 株式会社 ビーライフ 家族構成:夫婦+子ども2人 施工期間:約3カ月 リフォーム施工面積:約111.5㎡(33.72坪) リノベーションを前提に購入された中古マンション。 構造上の制約が多く、間取り変更には限界があるとされるマンションリノベーションですが、ビーライフ一級建築士事務所は、そうした制約を設計力と柔軟な発想で乗り越え、理想の住まいを実現しています。大胆な間取り変更と、細部まで緻密に設計された空間デザインによって、開放感と一体感のあるLDKが誕生。住まい手が思い描いていた「上質で心地よい暮らし」を、機能性と美しさの両面から丁寧にかたちにした住まいです。 もともとキッチンは現在のパントリーの位置にあり、構造上抜けない壁の存在もあって、大幅な移動は難しいと考えられていました。 しかし、パントリー部分の床を一段高くすることで配管を延長し、キッチンをリビング側へ移動。LDKが一体となった開放的な空間が実現しました。抜けない壁はそのまま生かし、キッチンとパントリーの仕切りとして利用。空間にメリハリを生み出すと同時に、収納の目隠しとしても機能しています。キッチンにはⅡ型を採用し、作業効率と収納力を両立。さらに、天井に木板を張ることで空間に温かみとアクセントを加え、住まいの中心としてふさわしい場所へと生まれ変わりました。 構造の制約を乗り越え、細部まで丁寧に設計されたこの住まいは、ラグジュアリーでありながら暮らしに寄り添う心地よさを兼ね備えています。ビーライフ一級建築士事務所の提案力と設計力があれば、マンションでも理想の住まいは十分にかなえられる、そんな確信を与えてくれる一例です。 スタディースペース リビングの背面に、子どもたちのスタディースペースを設けました。 あえて扉をつけず、回遊できるレイアウトにすることで、空間全体に明るさと開放感が広がります。 勉強中でも家族の気配を感じられる距離感が心地よく、自然とリビングとのつながりも生まれます。 机代わりのカウンターと収納は造作で仕上げ、使いやすさと整理のしやすさを両立。 限られたスペースを有効に生かした、家族の暮らしに寄り添う学びの場です。 洗面台 洗面台は、使いやすさと暮らしへのなじみやすさを重視した設計。 ボウルは既製品の中から操作性に優れたものを選び、鏡やカウンターはフルオーダーで造作しています。 収納のサイズやコンセントの位置は、ドライヤーの使用頻度や動線など、 お施主様の生活スタイルを丁寧にヒアリングしたうえで細かく調整。 代表 山下 淳哉さん もともとラグジュアリーな空間づくりに定評のあるビーライフの設計スタイルを気に入っていただき、デザイン面はほぼお任せでご依頼いただきました。ただし、クロスやタイルの柄選び、家具の配置、設備メーカーの選定など、細部に関してはお施主様と丁寧に打ち合わせを重ねながら進行。暮らし方や好みに寄り添った提案を通じて、より深い信頼関係を築きながら、理想の住まいをかたちにしていきました。 この住まいづくりを手掛けた【ビーライフ】について、詳しくはこちら 家族の健康を守る天然木の香り漂う癒しの家 【株式会社スペースマイン:大和郡山市】 株式会社 スペースマイン 家族構成:夫婦 施工期間:約2カ月 リフォーム施工面積:約95.1㎡(28.76坪) 新築マンションを手に入れたものの、建材に含まれる化学物質の臭いで気分が悪くなる日々を過ごしたお施主様ご夫婦。 そんな中、スペースマインのモデルハウス「四季の家」を訪れた際に感じた“森林浴のような心地よさ”が決め手となり、自然素材によるリフォームを依頼されました。桧の無垢材や珪藻土など、素材選びから間取り変更まで徹底的にこだわった住まいは、家族の健康と快適性を両立。 天然木の香りに包まれた空間が、日々の暮らしにやさしく寄り添います。 構造上問題のなかった壁を取り除くことで、風と光が通り抜ける開放的なリビング・ダイニングが誕生しました。 床には節のない桧の無垢材を使用し、素足で歩きたくなるような心地よさと、木の香りに包まれる癒しの空間を実現しています。 天井には間接照明を仕込み、計算された光の配置が空間全体をやさしい雰囲気に。 さらに、造作収納や洗濯物干しスペースなど、暮らしに寄り添う工夫が随所に施され、家族のライフスタイルに合わせたアイデアが丁寧に反映された住まいに。自然素材に包まれた空間は、ご夫婦にとっても満足度の高い仕上がりとなり、健康と快適性を両立したマンションリフォームの好例となっています。 照明とニッチ ダイニングテーブルの上を彩る照明は、奥様が一目ぼれした北海道のガラス作家によるオリジナル作品。 一つひとつ形の異なるガラスシェードが、空間に個性と温もりを添えています。 既製品では得られない、手仕事ならではの揺らぎや透明感が、自然素材の空間と見事に調和。 さらに、壁面には造作のニッチを設け、暮らしに彩りとゆとりをプラス。 お気に入りの小物や季節の飾りを置くことで、住まいにささやかな変化と楽しみが生まれます。 キッチン キッチンは既存の配置を生かしながら、オリジナルのカウンターを造作することで使い勝手を向上。 限られたスペースの中でも、調理や配膳の動線がスムーズになるよう細やかに設計されています。 素材や高さ、収納の配置にもこだわり、LDKとの調和を意識したデザインに。 空間全体の雰囲気を損なうことなく、機能性と美しさを両立したキッチンは、 日々の暮らしに自然に溶け込み、家族の時間を支える場となっています。 会長 矢島 美和子さん 図面だけでは伝わりきらない部分もあるため、施工中は現場での打ち合わせを重ねながら、お施主様のイメージに近づけるよう心がけています。奥様が選ばれた家具が映えるよう、節のない無垢材を使い、色味や質感にもこだわっています。自然素材の持つぬくもりが、空間全体にやさしさと調和をもたらしました。 この住まいづくりを手掛けた【スペースマイン】について、詳しくはこちら 部屋ごとに異なる素材と空気感を楽しむオフィスリノベーション 【ROKA architecture. by VENDOR株式会社:生駒市】 ROKA architecture. 用途:オフィス兼ショールーム 施工期間:約6ヶ月 築年数:約18年 ロカアーキテクチャーが手がけた登美ヶ丘のリノベーションオフィスは、同社スタッフが約2年間、実際にオフィスとして使用していた一室。空間ごとに異なる素材や仕様を取り入れ、使い勝手や質感の違いをリアルに体感できるよう工夫されています。設計の意図や素材の選び方が、暮らしのヒントとして随所にちりばめられたこの空間は、見て、触れて、感じることができる“オフィス兼ショールーム”。住まいづくりの可能性を、五感で味わえる場所です。 リビング・ダイニングは、間取りから見直すことで空間のつながりと動線のゆとりを確保。廊下幅も通常より広くとり、移動のしやすさと開放感を両立しています。床材には希少な無垢のチーク材を採用し、素足で過ごしたくなるような肌触りと、時間とともに深みを増す風合いが、空間に上質な落ち着きをもたらします。天井と壁はすべて塗装仕上げで統一し、扉もハイドアで造作することで、空間全体に洗練された一体感が生まれました。 各部屋の素材の違い この住まいの大きな特徴は、部屋ごとに異なる素材や仕様を取り入れた設計にあります。 床材や塗装の色、扉の仕上げだけでなく、巾木の太さまで変えることで、素材感や見え方の違いを “見て・触れて・感じる”ことができる構成に。リビングと洋室の間には造作の格子扉を設け、 空間をゆるやかに区切りながらアクセントとしても機能。和の要素を取り入れつつ、北欧の温かみも感じさせるデザインで、 住まいに柔らかな個性を添えています。 水まわりにはタイルをセレクトし、洗面ルームには壁一面のミラーを施工。奥行きを感じるタイル仕上げと合わせて、 ホテルライクな高級感を演出しています。作業スペースには耐久性の高いフロアタイルを採用し、 日常使いにも配慮。部屋ごとにテイストを変えながら、素材の違いを体感できる“モデルルームとしての楽しさ”が詰まっています。 キッチン キッチンは既製品をベースに、背面にタイルを施すことでアレンジを加え、 オリジナリティを演出。既製品でありながら“らしさ”のある空間に仕上がっています。 床にはグレータイルを施工し、耐久性とデザイン性を両立。 造作棚には間接照明を仕込み、雰囲気ある奥行きのある空間へと整えられています。 LDKとの調和を意識した素材選びと配置により、 日常使いのしやすさと空間全体とのつながりを大切にした設計が光ります。 コーディネーター 港 祥世さん 技術だけでなく、人との関係性も住まいづくりに欠かせない要素だと考えています。風通しのよい対話を重ねながら、気兼ねなく思いを伝え合える関係性を築くこと。それが、長く心地よく暮らせる住まいにつながると信じています。お客様の人生設計に寄り添いながら、その想いを丁寧にくみ取ることを、私たちは何より大切にしています。 この住まいづくりを手掛けた【ROKA architecture.】について、詳しくはこちら マンションリノベーションで使える補助金4選 理想の住まいをかなえるために、補助制度をうまく活用することは、費用面の不安を軽くしながらリノベーションを進める大きな助けになります。 マンションリノベーションを考えるなら、補助金情報はぜひ押さえておきたいポイントです。 🪟 先進的窓リノベ2025 対象工事: 高断熱の内窓・外窓・窓ガラス・玄関ドア ポイント: マンションでも内窓の設置で活用可能。断熱性が高まり、冷暖房効率も向上。窓まわりのリフォームを検討している方におすすめ。 公式サイトを見る 🔥 給湯省エネ2025 対象工事: 高効率給湯器(エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームなど) ポイント: マンションでも個別設置が可能。電気温水器の撤去と併用することで、さらに補助額が加算されるケースも。 公式サイトを見る 👶 子育てグリーン住宅支援事業 対象工事: 断熱改修(窓・壁・床)、節水型トイレ、高断熱浴槽など ポイント: 子育て世帯以外も対象。複数の省エネ工事を組み合わせることで補助対象に。水まわりのリフォームにも活用しやすい。 公式サイトを見る ❄️ 断熱リフォーム支援事業 対象工事: 高性能断熱材・窓・換気設備などの導入 ポイント: 居間だけの断熱改修でも対象になる場合あり。全国対象で、マンション住戸でも申請可能。冬の寒さ対策にも有効。 公式サイトを見る 🔍 補助金を活用するには 工事前の申請が必要です。 登録事業者による施工が条件です。 予算枠があるため、早めの確認がおすすめです。 このページの補助金情報は、2025年9月10日現在の情報です。最新情報は、各公式サイトにてご確認ください。
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2025/09/05
中古住宅リノベの失敗例5選~成功させるためのポイント~
中古住宅を購入して、自分好みにリノベーションするという選択肢が広まりつつあります。しかし、理想の住まいを手に入れるには、思わぬ落とし穴も多く存在します。リノベ経験者の中には「もっと事前に知っておけば…」と後悔する人も少なくありません。 今回は、中古マンション・戸建てリノベーションで実際によくある失敗例と、その回避法を5つのポイントに分けてご紹介します。しっかりと準備・確認を重ねて、納得のいく住まいづくりを目指しましょう。 【1】物件選びの失敗でリノベがうまくいかない 中古住宅のリノベーションは「物件選び」が成功の8割を占めると言われています。見た目や立地だけで選ぶと、後で思わぬトラブルに見舞われることも。 よくある失敗ポイント 1.耐震性が不十分な物件を選んでしまう 1981年以前の建物は耐震基準が旧基準のため、安全面で補強が必要になることが多いです。耐震補強費用は予想以上に高くつく場合も。 2.間取りの自由度を考えずに購入 鉄筋コンクリートやツーバイフォー構造は、壁が重要な構造材のため、大きな間取り変更が難しいことがあります。自由に変えたいなら木造軸組工法の物件がリノベに向いています。 3.法的制限や再建築不可の問題を見落とす 購入後に接道義務や用途地域、建ぺい率などの制限が厳しいことに気づき、希望通りにリノベできないケースもあります。 回避のポイント • 専門家によるインスペクション(建物診断)を必ず受けて、劣化や構造の問題をチェック。 • 不動産会社や役所で法的制限をしっかり確認し、再建築が可能かどうかも見極める。 • 間取りの変更がどこまで可能か、建築士に相談する。 【2】予算管理の甘さで費用が膨らむ 「中古+リノベなら新築より安くできる」と聞いても、予算オーバーで失敗するケースは少なくありません。 よくある失敗ポイント 1.予備費を用意せずギリギリの予算で計画 見えない劣化部分の補修や追加工事で、数十万円〜数百万円の費用増が出ることも。 2.仮住まいの費用や引越し費用を考慮していなかった フルリノベは3〜6ヶ月かかることが多く、その間の住まい代を見落としがち。 3.工期遅れによる生活の混乱 工事が遅れると、引っ越しや新生活開始がずれ込み、ストレスに。 回避のポイント • 物件購入費+リノベ費用+予備費(全体の1割以上)+仮住まい費用を含めた総予算を設定する。 • 予算に余裕を持ち、途中での変更や追加工事に対応できるようにする。 • 工期に余裕を持ち、スケジュール管理を業者と密に行う。 【3】間取りやデザイン重視で暮らしにくくなる 雑誌に載っているような素敵なデザインを追い求めすぎて、実際の暮らしに合わない空間になってしまうことも。 よくある失敗ポイント 1.収納不足で物があふれる 見た目はスッキリでも、実際は収納が足りず散らかる原因に。 2.家事動線が悪い キッチンから洗濯機や玄関までの動線が遠く、毎日の家事がストレスに。 3.メンテナンスが大変な素材や設備を採用 おしゃれだけど掃除が難しい素材を使い、結局手入れが面倒になる。 回避のポイント • 家族の生活スタイルに合わせて収納量と場所を設計する。 • 家事動線をシンプルに、効率よく動ける間取りを優先。 • 掃除やメンテナンスがしやすい素材を選び、使い勝手も大切に。 【4】施工会社選びでトラブルに どんなに素敵なプランでも、施工が不十分だと満足度は下がります。信頼できる業者選びが重要です。 よくある失敗ポイント 1.価格だけで業者を選び、技術力や実績を確認しなかった 工事の質が低く、補修が必要になることも。 2.コミュニケーション不足でイメージが伝わらない 希望が正確に伝わらず、完成後にイメージと違うと感じる。 回避のポイント • 複数の業者に見積もりと相談をし、施工事例や口コミを比較する。 • 担当者の人柄や対応の丁寧さも重要な判断基準に。 • イメージ写真や具体的な希望をできるだけ細かく伝える。 【5】設備や断熱の見落としで快適さが損なわれる お洒落なだけでなく、毎日を快適に過ごすには、設備や断熱などの見えない部分も大切です。 よくある失敗ポイント 1.古い配管や電気設備をそのまま使い、トラブル発生 水漏れや停電などのリスクが高くなります。 2.断熱や気密が不十分で冬寒く、夏暑い 光熱費が高く、快適な暮らしから遠ざかることに。 回避のポイント • リノベの際に配管や電気配線を新しく交換する。 • 断熱材やサッシの交換など、性能向上を積極的に行う。 • 快適性とランニングコストの両方を考えた設計に。 まとめ:失敗を防ぎ、納得のリノベを実現するために 中古住宅リノベーションは、コストを抑えながら理想の住まいを実現できる魅力的な選択肢です。しかし、物件選び、予算管理、間取り設計、業者選び、設備面の配慮など、検討すべきことは多くあります。計画段階でリスクや制約をしっかり把握し、信頼できる専門家と連携しながら進めることが、後悔しないリノベーションの鍵となります。ひとつひとつの判断を丁寧に積み重ねて、自分に合った快適な暮らしを手に入れてください。
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2025/08/29
家づくりは「土地選び」から―土地探しの基本―
土地探しって本当に悩みますよね。できれば、生まれ育った住み慣れた場所や、「ここなら安心して家づくりができる」と確信を持てる土地に建てたいものです。私自身も、石橋をたたいて渡るタイプの人間なので、土地選びには慎重になってしまいます。でも、そううまくはいかないことも多いのが現実。限られた予算や条件の中で、最適な土地を探すのは、思った以上に大変です。 注文住宅を建てる際、土地を持っていない方は土地探しからのスタートになります。 このコラムでは、土地探しの一般的な流れや方法、注意点について、事実に基づいてご案内します。 土地探しにかかる期間の目安 土地探しにかかる期間は人によって異なりますが、一般的には3ヶ月~6ヶ月程度で契約に至るケースが多く見られます。 ただし、希望条件の内容や土地の流通状況によっては、それ以上の期間がかかる場合もあります。 土地の探し方(代表的な4つの方法) ① 不動産会社に依頼する 不動産会社では、希望のエリア・広さ・予算などの条件に合わせて土地情報を紹介してもらえます。 ② インターネットで検索する 不動産情報サイトを使えば、場所や価格帯、面積などの条件で土地情報を閲覧できます。 一部の物件は掲載後すぐに成約済みになることがあります。 ③ 現地を直接見に行く エリアを歩いて「売地」の看板などを確認する方法です。現地の状況や雰囲気を把握できます。 ④ 建築会社と一緒に探す 工務店やハウスメーカーに土地探しを依頼する方法です。 建築プランとの整合性を事前に確認しながら進められるという利点があります。 ナラタテの土地探しサポートについて 奈良で注文住宅を建てるなら、土地探しから工務店選びまで丁寧にサポートする住宅会社相談カウンター『ナラタテ』の活用がおすすめです。ナラタテでは、土地をお持ちでない方に向けて、土地探しから家づくりまで一貫してサポート可能な工務店のご紹介が可能です。 以下のような対応ができます。 土地探しに対応可能な工務店をご紹介 土地と建物の予算配分についての相談が可能 土地と建物を分けて検討するよりも、同時に進めた方が、全体の計画性や予算の精度が高くなる傾向があります。そして、土地選定の段階で「この土地なら○○坪の家が建てられる」「この場所なら間取りの自由度が高い」などの具体的な判断がしやすくなります。 ナラタテを通じて工務店に依頼し、土地探しから進められた方の中には、 以下のようなケースがあります。 土地の候補が見つかった際、建築プランと概算費用を同時に確認 複数の土地を比較する際に、建築面からのアドバイスをもとに絞り込み 土地契約前に「建てたい家がその土地に入るかどうか」のチェックを実施 このように、土地と建物の整合性を事前に確認できる体制が整っていることで、 購入後のトラブルや追加費用のリスクを減らすことができます。 効率よく土地を探すために確認したい項目 土地探しを効率的に進めるために、以下の内容を事前に整理しておくとスムーズです。 希望エリア 面積の目安(坪数) 予算(総予算 or 土地のみの上限) 交通利便性(最寄駅までの距離、路線) 学区や周辺施設の希望 優先順位(必須条件と希望条件の整理) また、建物を含めた総費用の目安を把握しておくと、土地選定時に無理のない判断が可能です。 土地選びの際に確認しておくべき項目 土地には、購入前に確認しておくべき要素があります。以下に代表的な項目をまとめます。 ◆ 傾斜・高低差の有無 造成や擁壁工事が必要な場合、別途費用が発生することがあります。ネットやチラシで目にする区画図では、わからないので注意が必要です。 ◆ 地盤の状況 軟弱地盤である場合、地盤改良工事が必要になることがあります。 購入前に地盤調査や周辺情報の確認が推奨されます。 ◆ 法的規制 都市計画区域内では、建ぺい率や容積率、用途地域などの法的制限があります。 土地によっては希望する建物の建築ができない場合があります。 ◆ インフラ状況 上下水道、電気、ガスなどの整備状況を確認します。未整備の場合は引込工事が必要です。 ◆ 周辺環境 騒音、交通量、近隣施設(学校、商業施設、工場等)の有無などを現地で確認します。 できれば昼夜・平日休日など複数の時間帯での見学が望ましいです。 まとめ:土地探しは情報整理と連携が鍵 土地探しを進める際には、以下の3点が重要です。 条件を明確にすること 予算を建物含めた総額で把握すること 信頼できるパートナーと連携すること 土地探しって、本当に悩みますよね。でも、家づくりのスタートだからこそ、焦らずじっくり進めたいところです。まずは自分たちの希望を整理して、信頼できる人に相談しながら探していくと、いい土地に出会いやすくなります。建物のことも一緒に考えながら進めると、あとで困ることも少なくて安心です。楽しみながら、自分たちらしい家づくりを始めていけたらいいですね。
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2025/08/22
奈良県の工務店に依頼する3つのメリットと会社選びで失敗しないコツ【新築注文住宅・リフォーム共通】
当サイト「奈良すまい図鑑WEB」では、奈良の地元に密着し、誠実にお仕事をされている工務店をご紹介しています。また、現在編集部では、年に4回、奈良の工務店情報や工務店が建てた家を紹介する雑誌「奈良すまい図鑑」を発行しています。今回は、そんな編集部だからこそわかる、「工務店の選び方」「工務店の違いについて」「会社選びで失敗しないための工務店を選ぶコツ」などをお伝えします! 新築注文住宅・リフォームを奈良県の工務店に依頼する3つのメリットは、【1】理想を現実にしてくれる自由度の高さ、【2】地元の会社ならではのフットワークの軽さ、【3】大手ハウスメーカーとは数百万~数千万円安い場合があるといったことが挙げられます。 メリット1、理想を現実にしてくれる自由度の高さ 注文住宅やリフォームなど、お施主様の理想を実現するため、決まった工法や設備メーカーの指定が無い場合がほとんどです。理想や希望と予算のバランスを取りながら、全体を組み上げていかれます。また工事が進んでいる途中でも、コンセント位置の変更や、造作家具の依頼など、すぐに対応してくれる柔軟さも工務店ならでは。 メリット2、地元の会社ならではのフットワークの軽さ 地元で仕事をされている会社だけあり、地域独特の市街化調整区域などの景観法はもちろん、地域のこまかな情報を熟知されているので、とても心強い存在です。そして、家を建てた後のメンテナンスや、ちょっとした住まいの不便をすぐに相談・解決できるのも地元の会社ならではです。 メリット3、大手ハウスメーカーとは数百万~数千万円安い場合がある 地域に密着している工務店では、テレビCMなどの大規模な広告宣伝費、毎年新卒を獲得するためのリクルート費、総合展示場への出展費といった予算を必要としない会社が多いため、消費者還元につなげやすいのです。 失敗しない!会社選びのコツ:工務店の違いを知る ・会社ごとの特長 各社により、得意な工法、テイストがあります。自然素材を用いた家づくりを掲げていたり、ホテルのような雰囲気のお家が得意だったりと会社のカラーはさまざま。とはいえ、どの会社も本当に柔軟で、「どんな家でも、かなえます」というスタイル。その臨機応変に対応できるスタンスが工務店の魅力の一つです。 ・どんなスタッフがいるか 奈良県内にある「工務店」という言葉が商号に入る会社でも、人員体制はさまざま。 最初の打ち合わせ・設計・工事まで、同じ担当者が全て担っている2~3名の会社もあれば、 窓口担当者・設計者・工務担当者、それぞれ分かれており、従業員も数十人いる会社もあります。 前者の場合は、即断即決してもらえる場合が多く、話もスムーズ。 後者の場合は、誰か1人が急な休みの場合でも、代わりに話を聞いてもらえるので、安心できます。 工務店の決め手とは ・理想の家のテイストを得意としているか 無垢の木の床と漆喰壁など自然素材をふんだんにつかった家。吹き抜けと大きな窓がある大空間リビング。ホテルのような玄関ロビーなどなど、自分たち家族がどんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、それを効率的にかなえてくれるかどうか。各社のWEBサイトやSNSで過去の施工例を確認したり、開催しているイベントに足を運んだりして、会社のことを調べましょう。 ・どんな人と出会えるか 注文住宅の家づくりは自由度が高い分、本当にたくさん決めることがあります。壁は漆喰にするのか、珪藻土にするのか、壁紙にするのか。ドアや取手の色や形、洗面やキッチンはどれくらいの高さが使いやすいのかなどなど。だからこそ、自分たちの生活スタイルや好みを分かってくれる担当者に出会えるかどうかが重要です。話しやすさ、連絡のしやすさ、提案力、安心感など、各社の窓口となる人との相性の見極めましょう。 工務店選びに困ったら、希望に合う会社がわかる無料相談所「ナラタテ」 家づくりを始めるときや工務店選びに困ったときは、住宅会社相談カウンター「ナラタテ」をご利用ください。奈良の住宅雑誌に携わっている編集部だからこそわかること、知っていることをお伝えするために運営しています。希望される家づくりをかなえてくれる工務店のご紹介のほか、工務店の選び方、建売住宅×注文住宅どちらが良いのか、ハウスメーカーと工務店の違い、思い描いている家づくりができる住宅会社はどこなのかといった疑問も解決できます。土地探し・資金計画・家づくりの段取りを整理し、工務店を決める前に気軽にお越しいただける、地域密着の家づくり相談カウンターです。 ナラタテ奈良店:奈良県奈良市三条大路1-7-12 ナラタテ生駒店:奈良県生駒市小明町446-1 ナラタテ押熊店:奈良県奈良市山陵町1459-3 ナラタテ3店舗共通 営業時間9:00~18:00(時間外もご相談ください) フリーダイヤル 0120-879-912 駐車場あり、お子様連れOK、完全予約制 https://nara-tate.jp/ まとめ 注文住宅なら家ができるまで半年~1年、リフォームでも最短1日~数か月といった時間が必要になります。毎日の暮らしをいかに快適にできるか、理想の住まいを実現できるか。自分たちの暮らし方や好みを理解して、住まいに反映してくれる工務店選びはとても重要です。焦らずじっくり、時間をかけて、足を運んで、最高の1社と出会えますように!
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2025/08/14
おうち時間を楽しむアイデア〜成長に合わせた間取りと快適空間づくり〜
「家が一番ほっとする場所」──そんな理想の言葉を聞くと心底憧れます。でも正直、私の場合は、独身が長かったり地元から離れているせいか、子どもや家族との時間の過ごし方に戸惑うことが多いんです。特に夏休みのような長期休暇は、「今日は何をしよう?」「どこか行く場所ないかな?」とついネガティブに考えてしまいがち。でも、そんな悩みも、住まいの間取りや空間の工夫次第でぐっとラクに、そして楽しく過ごせることがわかりました。家族みんなが自然と集まって笑顔になれる、そんな家づくりのポイントをこれからご紹介します。忙しい毎日でも、ママも一緒にほっと一息つける「おうち時間」を一緒に楽しみましょう! 【乳幼児期】見守れる・安全・楽しいがポイント この時期は、家の中が子どもにとっての遊び場であり学びの場。毎日が小さな冒険の連続です。だからこそ、親がそばで見守れる安心感と、安全に過ごせる空間づくりが大事なポイントとなります。 ▽見通しのいいリビング 家事をしながら子どもの様子を見守ることができる、キッチンとリビングをつなげたオープンな間取りがおすすめ。リビングの一角に、絵本やおもちゃをまとめた「キッズスペース」があると、遊び場がはっきりして片付けもラクに。 ▽角は丸く、床はやわらかくする 転倒時のケガの予防として、家具の角を丸くしたり、クッションマットを敷いたりして対策する。こうした小さな安心が、親にとって大きな安心につながります。 ▽親子で楽しめる“作業コーナー” キッチン横にちょっとしたカウンターを作って、お絵描きやおやつづくりを一緒に楽しむのもいいですよね。自然に会話が生まれて、「楽しい記憶の積み重ね」ができます。 【思春期】自分の時間と家族との時間、ポイントは「ちょうどいい距離感」 少しずつ自立し始める思春期。プライバシーを尊重しながらも、自然と顔を合わせて会話できるような「ちょうどいい距離感」がこの難しい時期を乗り越えるコツです。 ▽子ども部屋は“自分らしさ”を大切に 「自分の世界」を持てる部屋づくりを実現するために、集中できるデスクや、趣味のものを飾れる棚などがあるとベストです。音や照明の快適さに配慮することで、より心地よく過ごせる空間になります。 ▽リビングを“心のハブ”に テレビやゲームだけじゃなく、ボードゲームや読書もできるような多目的スペースに。ソファやテーブルの配置を工夫して、自然と顔を合わせられるレイアウトにしてみましょう。 ▽話しかけやすい“ゆるやかスペース”を リビングの一角に小さなテーブルやカウンターを設けて、親子でちょっとおしゃべりできる場所を作るのもおすすめ。無理に会話をしなくても、距離を縮めるきっかけになります。 【子どもが巣立ったら】夫婦の時間をもっと楽しめる空間へ 子育てがひと段落したら、暮らしも次のステージへ。これからの暮らしに合わせて、空間も少しずつ変えていきましょう。 ▽空いた子ども部屋を“趣味空間”に 空いたお部屋を趣味のアトリエや書斎、リラックスできるスペースとして活用。夫婦それぞれの時間を楽しむのもよし、共通の趣味に使うのも素敵です。 ▽リビングをとっておきのくつろぎ空間に お気に入りのソファや照明を取り入れて、リビングを一番心地いい場所に。友人を呼んでのホームパーティや、家族が帰省したときの集まりにもぴったりの空間になります。 家族みんなが「心地よく」過ごすために ライフステージを問わず、くつろげる家には共通する工夫があります。 色合い:ベージュやグレー、パステルなど落ち着きのある色で統一 照明:間接照明や調光機能で、時間帯や気分に合わせて調整 素材感:木や布など、あたたかみのある素材 収納:出しやすく片付けやすいストレスフリーな収納 観葉植物:グリーンを取り入れて、やさしさと癒しを感じる空間に リビングは「家族の真ん中」にする 家族みんなが自然と集まるリビングは、日常の中の“ほっこり空間”。特別なことがなくても、会話や笑顔が生まれる場所にしていきたいですね。 ちょうどいい広さ:必要以上に広くなくてOK。全員が心地よく過ごせる広さを 家具配置:顔を合わせやすいようにレイアウトを工夫 多目的性:読書、ゲーム、団らん…いろんな楽しみ方ができるように 思い出の共有:写真や子どもの作品を飾って、会話のきっかけに まとめ おうち時間を楽しむには、「今の暮らしに合った空間づくり」がとても大切です。 乳幼児期は「安心して遊べる空間」、思春期は「自分の時間を大切にできる空間」、そして子どもが巣立ったあとは「夫婦が心地よく過ごせる空間」へ――。暮らしとともに、住まいも少しずつ育てていけるといいですよね。家族との時間が、プレッシャーではなく“楽しみ”になるように。できるところから少しずつ、あなたらしい家族のカタチを育てていきましょう。
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2025/08/10
古民家再生の魅力|奈良のリノベーション事例6選を特集で紹介【補助金情報あり】
古民家の魅力 新たな暮らしのかたちへと再編集する古民家リノベーション 奈良には、今も多くの古民家が残されています。 長年使われていなかった家を、もう一度暮らしの場として再生する 「古民家リノベーション」が、近年注目を集めています。 この特集では、奈良で古民家再生に取り組む6つの工務店に注目。 新築とは異なる難しさと魅力。 「古民家」と聞いて、どんな住まいを思い浮かべますか? 「黒く燻された梁、土壁、縁側、そして季節の移ろいを感じる静かな佇まい ─そんな情景が浮かぶ方も多いかもしれません。 実は、古民家には法律上の明確な定義はありません 古民家の魅力は、築年数の古さだけにあるわけではありません。 長年に営まれてきた暮らしの痕跡や、地域ならではの文化 伝統工法による構造や、自然素材を活かした造りが特徴です。 古民家は、建物としての価値だけでなく、そこに刻まれた時間や文化を感じられる点にこそ、 深い魅力があります。 それぞれの工務店がどのように向き合い、どんな住まいを生み出しているのか。 奈良すまい図鑑が取材した現場から、その魅力と可能性をお伝えします。 ヨシダデザイン工房 奈良県大和郡山市 築150年の古民家を現代の暮らしに合わせて再生する 奈良県近郊に佇むこの住まいは、施主様が20年以上にわたり、毎年少しずつ手を加えながら暮らしてこられました。 最初のきっかけは、ヨシダデザイン工房へのトイレリフォームのご依頼。 仕事ぶりへの信頼から、以来継続的に工事をご依頼いただくようになりました。 周囲の雰囲気に馴染む建具や照明を選び、和の意匠に寄りすぎることなく、古民家の風情を残したまま、 現代のライフスタイルに寄り添うかたちで住まいを整えられています。そうした姿勢こそが、この住まいの大きな魅力となっています。 暮らしに馴染む工夫と、細やかな配慮 洗面スペースにはヴィンテージ調のタイル柄クッションフロアを採用し、ニッチや収納を設けることで、 使いやすさと意匠性を両立されています。空間全体に自然と馴染む設えが、日々の暮らしを支えています。 空間を仕切る4枚引き戸は、上部に透明ガラス、下部にかすみガラスを使用し、光を取り込みながらプライバシーにも配慮。 お子様が「小学校の廊下みたい」とお気に入りになるほど、親しみやすく、やわらかな印象を与えています。 欄間ガラスは、空間の雰囲気に合わせて一枚ずつ手作りされており、まるで当初からそこにあったかのような自然な佇まいを感じさせます。 時代に寄り添う住まいづくり 子ども部屋の改修の際、断熱性能が大きく向上したことをきっかけに、 翌年には板間と土間の床を上げ、より快適なリビング空間へと改修されました。 床材には節のあるナラ材を使うことで、「あまり和風になりすぎないように」という施主様のご要望に応えています。 土天井(天井裏に土を敷き詰めたもの)の土の落下防止のため、既存の天井の下に奈良県産の杉板を丁寧に張りました。 既存の天井との重ね施工に加え、曲がった丸太梁の形状に合わせて隙間なく収めるには高度な技術力が必要であり、 大工の手仕事によって、見えない部分にも確かなこだわりが込められています。 昔ながらの趣を活かしつつ、家族構成や暮らしに合わせて少しずつ改修を重ねる──。 必要な要素だけを丁寧に加え、今の暮らしに馴染むかたちで住み継ぐ。 その姿勢こそが、古民家を未来へとつなぐ力となっています。 代表 吉田 尚央さん お施主様とは、20年前にトイレリフォームを行って以来のお付き合いです。 大枠のご要望を伺いプランをご提案し、細かなデザインや施工は信頼してお任せいただきました。今からでは作れないような建具は残し、雰囲気を壊さないように新たな建具を組み合わせています。リビングは断熱性能がかなり向上したことから、冬場も快適に過ごせると喜んでいただけました。 この住まいづくりを手掛けた【ヨシダデザイン工房】について、詳しくはこちら 株式会社 島田工務店 奈良県高市郡 築80年の古民家を伝統美と快適性が融合したギャラリーに再生 桜井市の高台に建つ築80年の古民家。 この住まいにひと目惚れしたのは、東京を拠点とする陶芸作家のお施主様。 ギャラリー兼工房として新たな命を吹き込むため、『島田工務店』の手により、伝統的な美しさを尊重しながら、 現代の使い勝手に合わせたリノベーションが始まりました。 ギャラリーに展示される作品と空間が響き合うために この古民家は現在、多くの作家たちの作品が展示・販売されるギャラリーであり、同時にお施主様の陶芸工房としても使われています。 展示される作品は布・木・ガラス・陶など、さまざまな素材の作品たち。 そのひとつ一つの作品が、まるで建物の息吹きと響き合うように輝いています。 設計・施工にあたり大切にされたのは、展示される作品と建物のイメージがお互いに調和すること。 そのため、お施主様ご自身が空間の細部にまで深く関わり、素材や構成の選定から空間ごとの雰囲気づくりまで丁寧に監修されました。 住まい手の感性と工務店の技術力 土間には奈良市柳生の砂を使用し、庭までフラットにつながる仕上げに。 階段下には“見せる収納”を造作し、空間のアクセントになっています。 吹き抜けとロフトで広がりをもたせつつ、梁の下に配置された耐力壁は特注品。 職人の技術がひと目で伝わるよう、色を違えた柱もそのまま生かしています。水まわりは室内に再配置し、動線を改善。 何度も打ち合わせを重ね、施主のイメージをかたちにしました。 築80年の建物が、機能と美しさを兼ね備えたギャラリー空間へと再生された一例です 代表 島田 昌則さん この建物がもつ本来の姿に魅力を感じていただき、リノベーションという選択をされたお施主様。 玄関から庭へとつながる通り庭を生かし、古い建具や柱など、残せるものはできるだけ残したいという想いが印象的でした。 快適さを加えながらも趣を損なわないよう、細部まで工夫を重ねています。 これからお施主様が歩まれるセカンドキャリアの舞台づくりをお手伝いできたことを、私たちもとても嬉しく思っています。 この住まいづくりを手掛けた【島田工務店】について、詳しくはこちら 株式会社 北条工務店 一級建築士事務所 奈良県奈良市 住まいの「100年の記憶」を未来につなぐ古民家再生 祖父母が昭和4年に建てた家を、次の世代へ住み継ぐために 築100年を超える住まいを「この先もずっと大切に住み継いでいけるように」という想いを形にすべく、 構造躯体の改修を含め、古民家再生がスタートしました。 古き良き趣や美しさを可能な限り残しながら、耐震性・断熱性などの性能面も向上させ、 さらに現代の暮らしに合う快適性を備えた、”古くて新しい”住まいを目指しました。 間取りの再構築と自然光への配慮 改修にあたり、間取りを大きく再構成。階段の位置を変更し、 広々としたLDKは家族が集える空間として整えられました。 また、室内窓の配置によって、自然光が建物の奥まで届くよう工夫されています。 間取り変更に伴ってリビング横に移設された和室は、 床柱や床框、地板などは一度解体し、丁寧な組み直しによって“以前の空間”を再現。 さらに、南側へのレイアウト変更により、障子越しのやわらかな光がLDKに注ぐ設計となっています。 記憶と暮らしが息づく、未来へつなぐ住まい 玄関部の土間や天井・建具などは既存のまま生かすことで、以前の趣をしっかりと継承。 一方で階段は勾配を緩やかにし、室内窓を設けて明るく開放的な動線を確保しています。 2階の個室には、将来的な暮らしの変化に備えてウォークインクローゼットを新設。 伝統と快適性、そして暮らしへの思いやりが融合した古民家再生。 住まいが持つ”100年の記憶”を未来へと継承するこの住まいには、設計から施工までを担った北条工務店の 確かな技と、住まい手への深い寄り添いが随所に息づいています。 担当 影山 絢香さん 解体してみて初めて、家の構造がかなり弱っていることがわかりました。柱や梁が足りなかったり、傷んでいたりと深刻な状態だったため、まずは基礎をしっかり補強。その上で新しく柱や梁を加え、さらに鉄骨も使って、住まい全体の強度を高めました。 これから何十年経っても安心して住み続けられる、丈夫で安全な家に生まれ変わったと思います。 大切な住まいを次の世代につなげられる「価値ある古民家再生」がかないました。 この住まいづくりを手掛けた【北条工務店】について、詳しくはこちら 一級建築士事務所 輪和建設株式会社 奈良県大和郡山市 芳野川流域に佇む、景観に溶け込む心癒される住まい 大阪某所から車で約2時間。桜並木で知られる芳野川流域、深い緑に抱かれた集落の一角に、ひときわ美しく建つ古民家があります。 縁側や庭から開けた景色を望む高台に位置し、まるで絵巻物の一部に紛れ込んだかのような静寂が広がります。 前々から「自然豊かな場所に古民家の別荘を」と、関西圏で物件を探し続け、数年越しに理想の古民家との出会いを果たしました。 趣を活かし、快適さも備えた古民家再生へ 改修を手掛けたのは、古民家再生の実績が豊富な『輪和建設』。 自然との繋がり、空間の繋がり、人との繋がりを大切にした、同社のリノベーションは居心地がよく、 人が和み集う空間づくりが特長です。また、お客様の要望に寄り添った幅広い提案力があり、 そこには積み重ねてきた実績と経験に裏打ちされた確かな技術力があります。 今回は別荘としての利用を想定し、お施主様の要望に寄り添いながら、「古民家の趣を最大限に活かす」設計が採用されました。 間取りの変更は最小限にとどめ、古建具を積極的に再利用。輪和建設が保管していた建具も雰囲気に合わせて厳選され、 空間に調和するように使われています。新しくなったのは、無垢の杉板を張った床や、耐震補強のために設けた漆喰塗りの壁。 さらに、外周の窓もほぼすべて入れ替えられ、断熱性能が向上しています。 懐かしさと新しさが調和する、集いの場 「海外の友人たちにも快適に過ごしてもらえるように」との想いから、キッチンやトイレなど水まわりはすべて一新。 中でも洗面や浴室は、ホテルライクな設えで整えられています。 一方で、居間の囲炉裏は“古民家ならではの象徴”として、そのままのかたちで生かされています。 「古民家の趣を大切にしながら、海外的な要素も取り入れたい」という住まい手の希望は、細部に至るまで丁寧に反映されています。 「海外で暮らす姉の子どもたちにも、日本の原風景的なこの地域での暮らしを体験してもらいたい… 」という お施主様の想いがかたちとなり、余すことなくかなえられているようです。 設計 阿部 智子さん もともとの佇まいを丁寧に残しながら、別荘としての快適さや機能もきちんと整えることが、今回の改修のテーマでした。 住まい手のご家族が代々この場所を楽しみ、また海外から訪れる方々にも “日本の暮らし”を感じていただけるような一軒になったと思います。 この住まいづくりを手掛けた【輪和建設】について、詳しくはこちら 株式会社 平野木材 奈良県磯城郡 伝統と快適性が調和する、築60年古民家の再生 築60年の日本家屋の一階部分を中心に行われた今回の改修。 断熱性や耐震性に不安を抱えていた既存の建物は、スケルトンリフォームによって構造から見直され、 断熱材や耐震壁の導入で住環境の性能が飛躍的に向上しました。 水回りは屋外から屋内へと移設され、家事動線もスムーズに。 オーダーキッチンや広めのウォークインクローゼットなど、暮らしに寄り添う設備も整備されています。 意匠と素材へのこだわりが光る空間 内装は、松の梁や古建具など既存の要素を活かしながら、オーク材の床やイギリスの塗料を取り入れて、 和の素材がもつ温かみと、洋の質感が生み出す軽やかさが共存する空間に仕上げられています。 薪ストーブの導入により家族や親戚が集う場としての居心地も向上。 縁側から庭の景観を室内へとつなぐ設計が、自然との一体感をもたらしています。 次世代へと住み継ぐ価値を宿す家 耐震面では、構造を強く固定してしまうのではなく、古民家が従来持っている 「揺れにしなやかに対応する」強みを活かした補強方法で、安全性を確保。 暮らしを根本から見直した今回の改修は、伝統的な美しさを大切にしながら、 現代のライフスタイルに寄り添う家づくりの好例です。未来へ住み継がれていく価値ある住まいが実現しました。 代表 藤井 謙昌さん 旧家のリフォームは、代々受け継がれてきた大切な住まいを、未来へつなぐ特別なプロセスです。家族の記憶と歴史が息づく趣ある建物を、現代の暮らしにふさわしい快適な住まいへと再生。耐震性・断熱性・間取りの見直しをはじめ、良質な素材を活かした設えにより、暮らしやすさと美しさが両立する空間が生まれました。 この住まいづくりを手掛けた【平野木材】について、詳しくはこちら バルジ建築設計室 by 株式会社バルジ・オカダ 奈良県奈良市 「残す」と「変える」が響き合う、世代をつなぐ古民家再生 改築した離れに移り住んでいたご両親に代わり、長らく空き家となっていた築100年を超える旧家を、 息子さん一家が住み継ぐことに。当初は大手リフォーム会社との打ち合わせを重ねていたものの、 古民家特有の構造に対する理解が十分ではなく、思い描いていたような提案には至らなかったと、お施主様は振り返ります。 構造への確かな理解が導いた、安心の住まいづくり そこで信頼できるパートナーとして選ばれたのが、古民家を実際に手掛けた経験を持つ大工職人が在籍し、 構造への深い理解と豊富な知識・実績を備えた『バルジ建築設計室』でした。 設計から施工まで一貫して関わる職人がいるからこそ、構造への的確な対応と丁寧な仕上がりが実現できる――それが、お施主様の安心につながりました。 親世帯の想いと子世帯の暮らしやすさを両立 このお宅の再生設計のポイントは、築100年を超える古民家の風情を生かしつつ、 これから住み継いでいく子世帯のための暮らしやすさを両立することにありました。 親世帯が残したいと希望された仏間には、メイン玄関からアクセスできる動線を確保し、 ホール部分には二重扉を設けることで、子世帯の生活空間とゆるやかにゾーンを分けました。 プライバシーを守りながらも、家族のつながりも感じられる”絶妙な距離感”ある工夫がなされており、 両世帯が“心地よく共に暮らす”ことができる住まいの実現につながりました。 専務 中嶋正行さん 奈良県出身で、二級建築士・一級土木施工管理技士をはじめ、住まいづくりに関する資格を24種取得しています。大工としての現場経験も豊富で、伝統的な“田舎建て”の木組みにも精通しています。今回の古民家再生では、長く住み継がれてきた家の記憶を大切にしながら、次の世代が安心して暮らせる住まいを目指しました。どんなご希望にも柔軟に応えられるよう、創意工夫を重ねた一棟です。 この住まいづくりを手掛けた【バルジ建築設計室】について、詳しくはこちら 補助金制度を活用して、古民家再生をもっと身近に 古民家のリフォームを検討するなら、補助金・助成金の活用は見逃せません。 国をあげて「住み継ぐ住まいづくり」を推奨していることもあり、部分的な改修から本格的な再生まで、幅広く対応できる制度が充実しています。 これらの制度は、事前に登録された工務店が施工することで利用可能となるため、補助金活用の実績が豊富な工務店に依頼することが、安心につながります。 古民家をはじめとする空き家に関する補助金制度は、全国的に深刻化している空き家問題への対策として整備されたものです。 空き家は年々増え続けており、放置されることで地域の安全性や景観に悪影響を及ぼすケースも少なくありません。 現在利用できる主な補助金制度 古民家再生や空き家のリフォームに活用できる補助金制度には、いくつかの種類があります。 ここでは、代表的な制度をわかりやすくご紹介します。 長期優良住宅化リフォーム推進事業 古民家の耐震性を高めるためのリフォームに対して、補助金が交付される可能性があります。 ※事前に「既存住宅状況調査技術者」によるインスペクション(住宅診断)を受ける必要があります。 長期優良住宅化リフォーム推進事業の公式サイトはこちら 子育てグリーン住宅支援事業 住宅の所有者が、事業に登録された業者と契約してリフォームを行うことで支援が受けられる制度です。 子育てグリーン住宅支援事業の公式サイトはこちら ※このページの補助金情報は、2025年8月10日現在の情報です。最新情報は、各公式サイトにてご確認ください。 まとめ 奈良には、地域の文化や職人技が息づく古民家が数多く残されています。 本特集では、そうした古民家を現代の暮らしに合わせて再生した6つの事例を紹介しました。 奈良で古民家のリノベーションを検討されている方や、古民家再生事例に興味のある方は、 ぜひ施工会社の詳細ページもご覧ください。
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2025/08/07
施工例の写真検索が便利!キッチン・風呂・洗面など16箇所、見たい部分が一気見できるっ
2025年6月に、より使いやすく、情報が探しやすくリニューアルした当サイト「奈良すまい図鑑WEB」。 奈良で実績を積んでいる優良な工務店が探せるサイトとして、新築・リフォーム&リノベーションの施工例、住まいの特集、各社のイベント情報など、「奈良で家を建てたい」「購入した中古戸建をキレイにしたい」「実家をリフォームしたい」といった思いに寄り添えるように日々情報を発信しています。 今回は、リニューアルで新しく増えた機能についてご紹介します! それが新築およびリフォーム施工例ページの「写真から探す」です。 【生駒郡・パーシモンホーム by株式会社日都建設】新築施工例のキッチン、詳しい施工例情報はこちらから 新築・リフォーム&リノベーションどちらも使える「写真から探す」 住まいづくりやリフォームを考えたとき、まず行うのが情報収集。 その際にぜひ活用していただきたいのが、「写真から探す」の機能です。 →まずは、TOPページもしくはメニューから「新築施工例」もしくは「リフォーム施工例」をクリック。 →緑色の四角「写真から探す」をクリック。 →写真キーワードが表示されるので、気になる箇所をクリック。 →選んだキーワードに該当する写真一覧が表示されます。 写真をクリックすると、そのお家の他写真や紹介文章が表示されます。 知りたいが見つかる、写真キーワード 写真検索機能で選べる写真キーワードは、次の16個。 外観、ダイニング、リビング、キッチン、階段、和室、造作家具・建具、廊下、洗面・風呂、子ども部屋、書斎、玄関、トイレ、洋室、屋外空間、扉 知りたい場所、気になるキーワードを選んで、写真表示ができます。 毎日過ごす時間が長いキッチン、住まいの顔となる玄関など、お家によってテイストはさまざま。スッキリとシンプルなお家もあれば、和風テイストのお家もあって、同じ空間がないのが面白いところ。 それぞれの住まい手の思いに寄り添い、希望をかなえてきた工務店のお家ならではです。 写真検索は、新築・リフォーム&リノベーション相互利用がおすすめ。 「奈良すまい図鑑WEB」には、新築施工例、リフォーム施工例のページがあり、それぞれで登録されている写真は異なります。「うちは新築だから」「今考えているのはリフォームだから」といった目的は違っても、完成する空間は同じです。新たなヒントが見つかる可能性もあるので、新築の場合でもリフォーム施工例のページで写真検索を。また、リフォームの場合でも新築施工例の写真検索をぜひ利用して、参考にしてください。 工務店選びの参考にもなる写真検索 Instagramやpinterest、Tumblrなど、SNSではさまざまな情報があり、検索すればするほどたくさんの関連写真が出てきます。しかし、その理想の空間を実現しているのは、奈良からは遠い会社だった。。。ということも多いはず。家の外観やキッチンなど「好きな空間」を集める方法としてSNSはバッチリ向いていますが、工事を依頼する際はまた別の検索が必要になります。「奈良すまい図鑑WEB」なら、気になった写真=実現してくれる奈良の工務店が直結。問い合わせ先やイベント情報も載っているので、その会社のことを深く知ることができます。 写真検索でイメージを膨らませて、第三者に伝えるカードを持つ。 住まいに関する「こうしたい」「こんなテイストが好き」といった参考写真があると、第三者に伝えやすく、家づくりやリフォームがとてもスムーズに進みます。「奈良すまい図鑑WEB」で掲載されているのは、確かな技術力と柔軟な対応で思いをかなえてくれる工務店です。工事を請け負う側も百聞は一見に如かずで、写真があるとわかりやすいし、好みのテイストを共有しやすいそう。 それに、いいなーと思う写真を見ているだけも楽しいし、不思議と気持ちも上がりますよね。 まとめ 住まいの新築やリフォーム&リノベーションを成功させるカギは、事前の情報収集です。理想の住まいに近い写真や雰囲気がわかる資料など、工務店担当者に伝えるカードはたくさん集めていきましょう。写真検索で写真を見ていたら、気になる写真はいつも○○工務店の施工例だったということもあるはず。施工例の「写真から探す」は、パソコンからでもスマホからでも使える機能なので、ぜひご利用ください。
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2025/07/31
【施工写真アリ】トイレのリフォーム、まるごと?おしゃれに?とにかく快適に!!奈良県工務店リフォーム例
毎日の生活でよく使うからこそ不具合が起こりやすいのは、やはりキッチン・トイレ・風呂といった水回り。特にトイレは、家族はもちろんお客様も使う場所だからこそ、キレイに整えておきたい場所。 新しい商業施設やレストランに行くと、「フォルムがすっきりとしたトイレだー、なんてきれいで多機能なのだろう」と思う最新のトイレに出会うことはありませんか? そのトイレ、リフォームで叶います。自宅に実現できます。 「まぁ今のトイレでも不便ないし、使えているし」というのが現状かもしれません。本当によくできたもので陶器製の便器は、とても長寿命。ひび割れなどがなければ、100年は使えるといわれています。ただ、タンク内部の部品や配管の劣化、ウォシュレットや消臭機能の異音・故障などはいつ訪れるかわかりません。最近よくつまるようになった、水漏れがするようになった、という場合も交換のタイミングかも。 また、中古住宅を購入した場合、せめて水回りは新しくしたいですよね。地道にお掃除するよりも、全部取っ払って新しくしたい!と思う方も多いはず。 そこで、どんなトイレリフォームができるのかを見ていきましょう! 設備をまるごとor部分的に入れ替える 便器をごっそりまるごと交換するほか、温水洗浄機能が付いた便座部分のみ交換するなど、今お使いの便器によってできるリフォームは異なります。 トイレの種類や機能は、TOTOやLIXILなどの大手メーカーを筆頭にたくさんのラインアップがあります。機能も充実しており、汚れにくい、お手入れがしやすいといった清掃性の向上。毎日使うからこそ消臭機能が優れているといった点も重視したいところ。また、トイレ本体から音楽が流れるなど、気の利いた機能が搭載されているものも。 最近の新築では、スッキリとした見た目と節水効果が高いタンクレストイレが主流です。さらに床から浮いた形のトイレも床掃除のしやすさから採用されているご家庭も増えています。また、お家の雰囲気に合わせてトイレにもこだわり、真っ黒なトイレを採用されているご家庭も。トイレ空間の中心となる便器の色が選べるのは、こだわりの空間を実現させる上で重要なポイントかもしれません。 床から浮いたトイレ【大和郡山市・スペースマイン】施工例、同邸宅の他の写真を見る 黒いトイレ【天理市・リビングデザイン】施工例、同邸宅の他の写真を見る 壁紙や床材など空間を一新 せっかく便器を入れ替えるなら、この際、古くなった壁紙や床材を張り替えるのもオススメです。トイレの嫌な臭いは、汚れや菌の染み付きが原因の1つとも言われます。空間全体を一新することで、清々しいトイレになりますよ。 壁材としては、漆喰や珪藻土といった自然由来の素材を用いれば、調湿・消臭効果が期待できます。 壁紙にも調湿・消臭効果のあるものがあるほか、色柄は無限大。壁の一部の面だけ、お気に入りの柄の壁紙を採用するなど、遊び心を反映しやすい場所でもあります。 飛び散りが予想される部分には、メラミン化粧板なら清掃性が高くお手入れ簡単です。 床には、お手入れがしやすいビニールクロスのほか、天然大理石を使用するといったゴージャスなトイレも。天然の大理石を使っても、小さな空間だからこそコストが抑えられるそう。 また、お家の間取りによっては、扉を引き戸にして段差をなくす。ペットのトイレスペースも一緒に設けるといったリフォームも可能です。 タイル壁やヤカン型の水栓など、ご夫婦の遊び心が反映されている【明日香村・島田工務店】施工例、同邸宅の他の写真を見る 一部の壁紙をミントブルーに変えたトイレリフォーム【奈良市・ビーライフ】施工例 温熱環境を整える 扉を閉めていることが多く、窓が無いもしくは小さいといった密閉性の高さから夏はムンッと熱気がこもっていたり、冬は他の部屋よりもさらに寒く感じたり、外気の影響を受けやすいトイレ。 夏の暑さ対策には、人感センサーや湿度センサー付きの換気扇を付けるといったことも効果的です。 冬の寒さは、日中の日照不足や窓からの冷気の侵入による影響が大きいことが考えられます。ヒートショックを防ぐためにも、断熱効果が高い窓に入れ替える、壁床などに断熱材を敷くなど、温熱環境の見直してみてはいかがでしょうか。 とはいえ、そこまで予算がない!という現実もあるはず。 夏場は、窓や扉を開けて換気する、扇風機を設置するなど、空気の入れ替えができると少しはマシに使えます。 冬場は、窓にカーテンを付けたり、100均でプラスチック段ボールなどを調達して内窓をDIYすると、良いかもしれません。 トイレ施工事例 住まいづくりのプロである工務店に頼めば、いつものトイレがあっという間に一新できます。トイレリフォームの参考にしてくださいね。 信楽まで探しに行った手洗い鉢。毎日使う場所だからこそ心地よく高級旅館のような風情あるトイレ。【葛城市・建築工房和】同邸宅の他の写真を見る マンションのトイレリフォーム。玄関と同じデザインクロスを効果的に使うことで、より一層ラグジュアリーな仕上がりに。【奈良市・ビーライフ】同邸宅の他の写真を見る シンプルで洗練された印象の空間。洗面スペースとトイレをゆるやかに仕切って配置。【生駒市・ROKA architecture. by VENDOR株式会社】同邸宅の他の写真を見る 2階の床は、節ありの杉の無垢材を使用。廊下との段差を無くし、入口はドアから上吊りの引き戸へと変更した。【大和郡山市・輪和建設】同邸宅の他の写真を見る トイレには本棚を設置。壁にはにおいを吸収するエコカラットが貼られている。【五條市・HAUSQA(株式会社 平和技建)】同邸宅の他の写真を見る 洗面スペースと空間を共にしたモデルハウスのトイレ【奈良市・吉川住研】モデルハウスの情報を見る まとめ 毎日使う場所だから、新しいトイレ空間は、気分も上げてくれるはず。「こまめに掃除しよう」といった新しい習慣が身につくかもしれません。部分的な小さなリフォームから大きなリノベーションまで手掛ける奈良の工務店に、ぜひ相談してください。 →奈良県にある工務店一覧ページを見る
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2025/07/24
暮らしを整える、外構という視点〜シンプルな佇まいと、憧れのシンボルツリーを添えて〜
有限会社吉川住研 施工事例 家を建てるとき、多くの方がまず重視するのは、間取りやキッチン、収納の使い勝手といった「家の中」のこと。家族の生活動線や便利な設備をしっかり考えたはずなのに、いざ暮らしが落ち着いてくると、ふと気になってくるのが「家の外」──つまり「外構(がいこう)」です。実際、編集部にもこんな声が多く届きます。 「家を建てた当時は外構まで手が回らず、とりあえず最低限にしておいた。」 「住み始めて10年、ようやく庭やアプローチを整えたい気持ちになった。」 住まいに慣れ、暮らしのスタイルが定まってくると、外構が“住まいの余白”として浮かび上がってくるのかもしれません。私自身、すっきりとしたシンプルな外構に、シンボルツリーが1本映えるような佇まいがずっと憧れです。玄関アプローチに風にそよぐ緑があるだけで、きっと毎日の帰宅が少し楽しく、心地よい時間に変わるはず。 今回は、そんな思いを持つ方々に向けて、これから外構を見直すための基本の考え方や人気の設備、そして時代の流れに合った新しい工夫をご紹介します。 まずは「オープン」か「クローズ」かを考える 外構を考えるとき、最初に迷うのが「開放感を重視するか、安心感を優先するか」。これは「オープン外構」と「クローズ外構」のどちらを選ぶか、ということでもあります。 ★オープン外構 ヨシダデザイン工房 施工事例 敷地と道路の境界に、あえてフェンスや門をつくらず、開放的に仕上げたスタイル。最近の住宅街ではこのタイプが主流になりつつあります。 メリット デメリット 敷地が広く見える 門まわりの費用が抑えられる 街並みに自然になじむ 視線が気になる場合がある 小さなお子さんやペットの飛び出し対策が必要 防犯面では工夫が必要 私は、このオープン外構に惹かれています。ほどよい抜け感と、シンボルツリーの存在が引き立つのが魅力です。 ★クローズ外構 株式会社ビーライフ一級建築士事務所 施工事例 塀や門扉で敷地を囲い、プライバシーや防犯性を重視したスタイル。昔ながらの安心感があります。 メリット デメリット 外からの視線を遮れる 敷地内が「自分たちの空間」として落ち着く セキュリティー面で安心 工事費用がかかりやすい 閉鎖的な印象になることも 敷地内への侵入者が、外から見えない どちらにも良さがありますが、自分のライフスタイルや地域の雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。 「置き配」が当たり前になった今、外構も進化中 建築工房 和-nagomi-by株式会社 和 施工事例 ネット通販を日常的に使う今、「置き配」をどう安全に受け取るかは、多くの家庭の関心ごとです。たとえば宅配ボックス。工事不要の簡易型から、スマートロック付きの高機能タイプまで幅広く選べます。また、盗難防止バッグという選択肢も。宅配業者が荷物を入れ、ファスナーを閉め、ワイヤーで固定できる仕組みで、ちょっとした防犯に役立ちます。 また、外構と一緒に、カメラ付きインターホンや防犯カメラを導入する家庭も増えています。最近はスマートフォンと連携できる機種が主流で、不在中も安心です。 EV時代に向けて、駐車スペースもアップデート 株式会社ビーライフ一級建築士事務所 施工事例 電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)がぐっと身近になってきた今、外構でも「EV対応」が求められる時代です。たとえば、200Vの屋外EVコンセントをあらかじめ設置しておけば、将来EVを購入しても安心。カーポートの柱や外壁に取り付けるのが一般的です。さらに、おすすめなのが屋根付きカーポートとの組み合わせ。雨の日でも濡れずに充電できるだけでなく、車の乗り降りも快適に。最近では太陽光パネル付きのカーポートも登場しており、発電した電力でEV充電や家庭用に活用することもできます。 機能性とデザイン性を両立するスタイル ヨシダデザイン工房 施工事例 毎日使う駐車スペースも、工夫次第で使いやすく、美しい空間に変わります。 片側支持タイプ(片持ち)…柱が片側にだけあるため、出入りがしやすく、すっきりとしたデザインに。シンプル志向の方に人気。 両側支持タイプ…安定性が高く、積雪や強風が強い地域におすすめ。 アルミ+ポリカーボネート屋根…軽量で耐久性があり、紫外線をカット。お手入れも楽です。 太陽光パネル付きカーポート…エネルギーを自給しながら、見た目もスタイリッシュに。 外構の印象を左右する要素だからこそ、暮らし方に合ったカーポートを選びたいですね。 外構でかなえる「私らしい暮らし」 ROKA architecture. by VENDOR株式会社 施工事例 外構というと、大がかりでお金がかかる印象を持つ方もいるかもしれません。でも実際は、少しずつ整えていくことも十分に可能です。たとえば、季節を感じられるシンボルツリーを1本植えるだけで、玄関まわりの印象はガラリと変わります。春に芽吹き、夏に木陰をつくり、秋には紅葉、冬には凛としたシルエット。毎日の暮らしの中に、自然と向き合う余白が生まれます。そんな外構を目指して、少しずつ整えていく人も増えています。 外構は「住まいの仕上げ」 株式会社ビーライフ一級建築士事務所 施工事例 外構の資金計画は、家のプランニングと同時に行う必要がありますが、家の完成と同時に仕上げなくても大丈夫。むしろ、暮らしてみてわかる“足りなかったもの”を補う作業とも言えます。住まいに合わせて、暮らしに合わせて、年齢に合わせて。今の自分にちょうどいい“外”のかたちを見つけていけるのが、外構づくりの楽しさです。 まとめ 「こんな外構にしたい」という憧れは、暮らしをもっと豊かにする第一歩。 シンプルで、季節が映える木が1本――そんな風景に心が動いた方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。外構は、住まいの“これから”を育ててくれる空間です。
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2025/07/17
平屋と二階建てのメリット・デメリットを整理。ライフステージで変わる「住まいのカタチ」
実家での二階建て生活、ワンルームでの一人暮らし、結婚後のマンション暮らし──。人生の節目ごとに、「住まいのかたち」も少しずつ変わってきたという方は多いのではないでしょうか。間取りや生活動線、暮らしやすさの違いを、実体験から実感してきた方も少なくないはずです。私自身もその一人です。 特に、共働きや子育て中の家庭にとっては、すべての生活がワンフロアで完結するマンションの暮らしは、家事の効率がよく、セキュリティー面でも安心感があります。けれども、子どもの成長や暮らし方の変化にともない、「もっと広い空間でのびのび暮らしたい」「自分たちのライフスタイルに合った家に住みたい」といった思いが芽生え、戸建てへの住み替えを検討するタイミングが訪れることもあります。 そんなとき、選択肢としてよく挙がるのが「平屋」と「二階建て」です。 それぞれに魅力がある一方で、家族構成や将来のライフプランによって、向いている住まいのかたちは異なります。 今回は、「平屋」と「二階建て」それぞれの住まいの特徴を整理しながら、わが家にぴったりの住まいを選ぶためのヒントをご紹介します。 平屋の【メリット】と【デメリット】 ○メリット1 → ワンフロアの快適さと家族の距離が縮まる安心感 生活動線がシンプルで、家事や育児の負担を軽減。 それぞれが違うことをしていても、自然と同じ空間に集まる機会が増えるのがワンフロアの魅力。家族の距離がぐっと近づきます。 ○メリット2 → 開放感と自由度のある設計 高さの制限が少ない分、天井を高くしたり中庭をつくったりと、空間に広がりをもたせる設計が可能。土地の形状に合わせた柔軟なレイアウトにも対応しやすいのが平屋の良さです。 ○メリット3 → 将来を見据えた「終のすみか」 バリアフリー設計も自然に取り入れやすく、老後の暮らしにも◎。段差のない構造は、長く快適に住み続けるうえで大きなメリット。地震に強い構造も魅力の一つです。 ○メリット4 → メンテナンス性の良さ・リノベのしやすさ 高さがない分、屋根や外壁の点検・修繕がしやすく、リノベーションの自由度も高めです。 ×デメリット1 → 広い敷地が必要 同じ延床面積の場合、二階建てより土地が広くないと建てられないため、都市部では難しいケースも。 ×デメリット2 → 採光・通風の工夫が必要 建物が横に広がるため、中央に位置する部屋が暗くなりやすい傾向があります。天窓や吹き抜け、中庭を作るなどの工夫が求められます。 ×デメリット3 → プライバシーの確保が課題に 家族全員が同じフロアにいるため、個室の音や気配が気になる場合も。 ×デメリット4 → 建築コストが上がることも 基礎や屋根の面積が広くなり、坪単価が高くなるケースがあります。 二階建ての【メリット】と【デメリット】 ○メリット1 → 限られた土地でも空間を有効活用 上下に空間を分けることで、都市部など土地が限られた場所でも広い住空間を確保できます。 ○メリット2 → 生活ゾーンを分けやすい 1階を共用、2階をプライベート空間にすることで、プライバシーを確保しながらも、生活にメリハリが生まれます。 ○メリット3 → 眺望や採光のメリット 2階からの景色や日当たりは、平屋では得られない魅力の一つ。風通しも工夫次第で◎。 ○メリット4 → 土地コストや固定資産税を抑えやすい 土地の使用面積が小さく済むため、トータルコストの抑制につながります。 ×デメリット1 → 階段が将来的に負担に 若いうちは問題ない階段も、年齢を重ねると移動の負担になることがあります。 ×デメリット2 → 冷暖房効率が下がりやすい 上下階の温度差が出やすく、光熱費や空調管理に工夫が必要。 ×デメリット3 → 外部メンテナンスの負担 高所作業のため、足場を組む必要があり、点検・修繕費がかさむことも。 ×デメリット4 → 構造的な複雑さ 耐震設計や補強が必要になるケースもあり、建築コストが上がる可能性も。 まとめ:現在と未来、両方にフィットする住まい選びを 平屋は、マンションのような機能性と、戸建てならではの自由な設計度を併せ持った住まい。一方で二階建ては、空間の効率的な活用とプライバシーの両立が魅力です。 重要なのは、「現在の暮らしや希望」だけでなく、「これからの人生設計」も見据えて選ぶこと。単に流行や憧れで決めるのではなく、自分たちの価値観やライフスタイルに合っていて、長く快適に暮らせるかが、住まい選びの本質です。 「土地にゆとりがあり、バリアフリー重視であれば、平屋。」 「限られた敷地で、空間やプライバシー重視なら、二階建て。」 水害リスクや、家族構成、将来の住まい方によっても、最適解は変わってきます。 住まいは、人生のステージを彩る大切な空間。 だからこそ、「どちらが正解か」ではなく、「どちらがわが家にフィットするか」を軸に、じっくり選んでいきましょう。