リフォームで間取りを変えると、暮らしも変わる!!奈良のリフォーム【実例5選】-補助金情報もあわせてチェック!
2025/10/10
十津川の杉を使い、築45 年の家をフルリノベ
建築工房 和なごみ-nagomi- by株式会社 和
築45年の住まいは、南側の洋間にしか光が入らず、普段の生活空間が暗くなりがちでした。
水回りの不具合も重なり、部分的な修繕か、全体のリノベーションか…5年ほど悩み続けた末、
自然素材と高性能な断熱・気密性を両立する『建築工房 和』との出会いが、住まいの再構築を後押ししました。
明るさと心地よさをつくる、空間の設計
キッチンは、2人で並べるフラットタイプ
フラットタイプのキッチンは、2人で立ってもゆとりのある広さ。天井には見せ梁を施し、空間に奥行きと素材感をくわえています。
南側の大きな窓で、LDKに自然光を
幅200cmの掃き出し窓を南側に設けることで、日中は照明なしでも十分な明るさに。
カーテンレールを天井付けにすることで、空間の広がりも演出されています。
通風シャッターで、視線と風をコントロール
通りに面した掃き出し窓には、電動の通風シャッターを設置。開閉がスムーズで、外からの視線を遮りながら風を取り込める仕様です。
猫の居場所にも、さりげない配慮
LDKの3連窓の下枠を少し伸ばし、猫が外を眺められるスペースに。
トイレや寝場所も整備され、家族の一員として快適に過ごせる工夫が施されています。
暮らしやすさを支える、空間設計
小上がりの畳コーナー
小上がりの畳コーナーは、洗濯物を畳んだり昼寝をしたりと多目的に使えるスペース。
下部収納や縦格子の工夫で、空間を無駄なく活用しています。
水回りの一直線動線
水回りは、トイレ・洗面・ランドリー・浴室が一直線に並び、LDKとフラットにつながる設計。掃除のしやすさや家事効率にも配慮されています。
寝室の設計
寝室は、既存の梁と勾配天井を活かした設計で、実際の床面積以上の広がりを感じられる空間に。
間接照明のみで落ち着いた雰囲気を演出しています。
自然素材と断熱性能で、30年先も支える設計
外壁は、かつてベランダだった部分に杉板を貼り、その他は漆喰塗で仕上げることで、自然素材の風合いと耐久性を両立。屋根には平板瓦を採用し、長く安心して暮らせる外装に整えられています。さらに、補助金制度を活用して「外張り断熱工法」による改修を行い、住まい全体の断熱性能を向上。寒さの厳しい2月でも、エアコン1台で快適に過ごせるほどに。素材の選定から性能向上まで、これからの30年を見据えた住まいづくりが、この住まいには丁寧に施されています。
– 建築工房 和──設計担当者のコメント

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〝大切な毎日〟を丁寧に計画した格別の豊かさに包まれる住まい
株式会社 北条工務店 一級建築士事務所
築30年の住まいは、これまでに洗面や浴室の一部を改修してきましたが、
「家族で過ごすLDKを、もっと豊かで快適な空間にしたい」と、今回のリノベーションを決意。
契約前から工期や費用を明示してくれた『北条工務店』に、
「大切な住まいづくりを安心して任せられる」と感じたことが、依頼の決め手となりました。
明るさと工夫が生む、家族の居場所
室内窓で光の流れを計画
南側の大きな窓からたっぷりと光が入るLDK。明るさが廊下や個室にも届くよう、ガラス面の建具や室内窓を計画的に配置しています。
寝室に光をとり込む室内窓は、アイアンで製作。細い部材を使いシャープな印象に仕上げました。
暮らしに彩りを添える造作棚
ダイニングの一角には、家族の作品や季節の飾りを置ける造作棚を設置。暮らしの中に“見せる収納”の楽しさをプラス。
白を基調に、すっきりとしたリビング
リビングは白を基調に、すっきりとした空間に。家族が自然と集まる居心地の良さを大切にしています。
水回りを、機能的で美しい空間に
設備を一新したキッチンまわり
キッチンには白を基調としたフルフラットタイプを採用し、グレーの石目調天板でシンプルかつシックな印象に。
パントリーは入口や内部の形状を見直し、可動棚や有孔ボードを設けることで、見た目も使い勝手も“奥様好み”の空間に設計。
機能性を高めたトイレ
手洗いボウルやペーパーホルダーを一体型で造作し、見た目も使い勝手もスマートに。シンプルで清潔感のあるデザインに仕上げています。
使いにくさを解消し、快適さを手に入れた住まい
使いにくさを感じていた収納は、ウォークインクローゼットへのつくり替えや各所への増設によって、日々の暮らしに寄り添う形へと刷新されました。さらに、外部に面した壁の断熱材をほぼすべてやり替えることで、室内の温熱環境も大きく改善。見た目の美しさだけでなく、使いやすさと快適さを兼ね備えた“充実した住まい”が、家族のこれからを支えるかたちで完成しました。
– 北条工務店──設計担当者のコメント

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〝築浅の家を思い切って大人でラグジュアリーな空間にリフォーム
株式会社ビーライフ 一級建築士事務所
奥様が好むスタイリッシュでモダンな家具に囲まれているのに、どこか「何か違う」と感じていた住まい。
ナチュラルな内装と家具の印象がうまくなじまず、理想のインテリアが十分に活かされないことに、
日々小さなストレスを感じていたそうです。
さらに、家族の成長に伴って洗面や学習スペースの使いづらさも重なり、
築浅ながら思い切ってリフォームを決断。
空間全体を好みに合わせて整え、動線や収納も見直すことで、“友人を呼びたくなる家”が完成しました。
使いやすさと情報共有をかなえる、キッチン空間
グレーの床で引き締める、モダンなキッチンまわり
柱の厚みを活かして壁面にテレビを埋め込むことで、造作家具と一体化したすっきりとした印象に。
床材にはスタイリッシュなグレーを採用し、空間全体のトーンを引き締めながら、お手入れのしやすさにも配慮されています。
学習カウンターの工夫
キッチンから目が届く位置に、ゆとりのある学習カウンターを設置。壁面にはコルクボードを設け、学校のお便りや家族の予定を貼ることができるように工夫されています。
見せる・隠すを整えた、シックな住まい
玄関とリビングをゆるやかにつなぐ設計
玄関側から見える建具は、まるでアクセントウォールのような存在感。間にガラスを埋め込むことで、リビングから玄関の気配がやさしく伝わる設計に。天井高まであるドアは『ビーライフ』ならではのこだわり。
朝の渋滞を防ぐ、洗面スペースの工夫
朝の混雑を避けるため、洗面ボウルを2つに。家族が並んで使える設計にすることで、時間帯のストレスを軽減し、身支度の流れもスムーズに。
階段下収納で、空間にメリハリを
吹き抜けと組み合わせたアイアン階段は、視線の抜けと開放感を生み出す設計。階段下は全面収納とし、テレビや蓄熱暖房機など生活感のあるアイテムをすっきりと収めることで、空間全体が整った印象に。
“好き”を軸に、空間を再構成した住まい
ナチュラルな空間にスタイリッシュな家具を置いた際の違和感を解消するため、テイストの再構築からリフォームが始まりました。配色から素材を決めるという『ビーライフ』の提案スタイルにより、好みに合った空間が実現。動線や収納も見直され、家族の成長に合わせた使いやすさと、見せる・隠すのメリハリが効いた設計が、暮らしの質を高めています。
– ビーライフ──設計担当者のコメント

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他社NGの間取り変更を実現-ホテルライクな空間に
一級建築士事務所 リビングデザイン
築約30年の中古住宅を購入し、7年間住まわれていたお施主様。
使い勝手の悪かった和室を含め、「二間をワンフロアにしたい」という明確な希望を持って
複数社に相談されましたが、構造上の制約から実現は難しいとされていました。
そんな中、補強設計に強みを持つ施工会社が、構造柱の撤去と天井梁の納まりを含めた間取り変更を提案。
想像以上の空間提案と現実的な予算感に驚かれ、『リビングデザイン』に即決されました。
構造補強と空間設計
念願のグラフテクトキッチン
LDKの主役は、奥様が長年憧れていたグラフテクトのキッチン。かつて和室だった空間を大胆に改修し、住まいの中心に据えることで、上質なホテルを思わせる空間に。
構造の工夫で、視線が抜けるLDKに
構造柱の撤去に伴い、キッチン側の天井は低く、リビング側は高く設定。その境界に間接照明を仕込むことで、補強と意匠性を両立。空間の広がりと視線の抜けが生まれ、L字型のLDKが自然につながる設計に仕上がっています。
照明計画で魅力的な空間演出
2024年版のすまい図鑑シリーズ『リフォーム&リノベーション』の表紙写真を見て相談に訪れたお施主様。照明計画に定評のある同社の提案により、空間の印象を左右する光の演出が随所に。ホテルライクな雰囲気を支える、設計と照明の連携が光ります。
収納計画の工夫
キッチン奥には、パントリーと多目的デスクを一体で配置。収納と作業スペースをまとめることで、家事動線がスムーズに。
壁掛けテレビの背面には、廊下側の収納・リビング収納・ファミリークロークを設置。
かつて和室にしまい込んでいた物もすべて収まり、生活感を抑えた空間に。
窓の位置はそのままに、天井までのシューズクロークを設けることで、収納力と採光の両立を実現。玄関まわりがすっきりと整い、来客時の印象も明るく。
“理想以上”の住まいが実現
構造的な制約を乗り越えた間取り変更に加え、断熱性能・耐震性能の向上にも丁寧に対応。
目に見えるデザインだけでなく、住まいの“内側”にも確かな安心が備わっています。
完成した空間を見たお施主様は、「理想よりもはるかに素敵な住まいになった」と満足の声を寄せられました
。設計力と提案力が支えた、納得のリフォーム事例です。
– リビングデザイン──設計担当者のコメント

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バリアフリーのセカンドハウス
株式会社 スペースマイン
長らく空き家だった築50年以上のご実家。
「母が車椅子でも安心して暮らせるように」と、リフォームを決意されたお施主様。
たまたま訪れた『スペースマイン』のモデルハウスで、
無垢材をふんだんに使った空間に一目惚れし、同社に依頼されました。
アンティーク家具が映える、趣味と快適性を両立したセカンドハウスが完成しました。
オープンな間取りとスケルトン階段
オープンな空間で、家具が映える間取りに
抜いても良い壁や柱はすべて取り払い、できるだけオープンな空間を確保。
アンティーク好きの奥様が買い集めた家具や照明で彩られたLDKは、
シンプルで広がりのある気持ちのいい空間に。
無垢の杉板が映える床と、ミントグリーンの壁紙が1階全体の統一感と癒しの雰囲気づくりに一役買っています。
階段の位置を変更すると2階の間取りにも影響するため、
LDK中央に配置したままでも圧迫感が出ないよう、スケルトン階段を採用。
空間を緩やかに仕切りながら、視線の抜けと広がりを両立しています。
ダイニングとリビングは階段でゆるやかに分け、照明はアンティークショップで厳選したものを設置。奥様が雑誌で見かけて気に入ったミントグリーンのクロスが、空間に癒しと統一感をもたらします。窓には麻のカーテンを予定しており、自然素材のやさしさが加わる予定です。
温熱環境の向上と、❝好き❞に囲まれた暮らし
以前増築された木造部分の解体時に白蟻の被害が見つかり、防蟻工事と柱・梁の補強工事を実施。LDKの壁には高断熱のグラスウールを充填し、樹脂サッシへの交換や出窓への内窓設置など、寒さに悩まされていた住まいの断熱性能を大幅に改善しました。
キッチン上部には、アンティーク好きの奥様が探してこられた300年前のフランス製タイルを貼り、空間に深みと個性をプラス。食器棚はお母様が使われていたものを再利用し、趣味の食器を美しく収納。奥に見えるトイレの扉は、奥様のご要望で上吊り引き戸に変更。洗面スペースへのドアとの干渉も解消され、動線がスムーズになりました。
洗面スペースにも、素材と色のこだわり
柔らかなイエローの壁紙を選んだ洗面スペースには、ケヤキの一枚板で造作したカウンターとTOTOの洗面ボウルを組み合わせて設置。水まわりの床には、お手入れがしやすいフローリング材を採用し、日々の使いやすさにも配慮されています。車椅子でも広々と使える設計で、安心。
生家のリノベーションで二拠点生活を実現
リビング横の洋室は、ご主人が「自分で壁を貼りたい」と希望された空間。
断熱工事までは同社が丁寧に対応し、仕上げはご主人の手で。住まいづくりの一端を担うことで、より愛着の湧く空間に。こうした柔軟で細やかな対応に、お施主様も「お願いして本当によかった」と満足されています。
– スペースマイン──設計担当者のコメント

この住まいづくりを手掛けた【株式会社 スペースマイン】について、詳しくはこちら
補助金で賢く間取り変更!今こそ知っておきたい制度ガイド
「こんなリフォーム、うちでもできるかも」そう感じた方に、ぜひ知ってほしいのが補助金制度のこと。
間取り変更や断熱工事など、実は補助金が使えるケースも少なくありません。
ここからは、編集部が厳選した施工例に添えて、使える可能性のある補助金情報をご紹介します。
賢く、楽しく、理想の住まいづくりを始めるヒントにしてみてください。
間取り変更に使える主な補助金(2025年版)
- 🪟先進的窓リノベ2025事業
- 高性能な断熱窓への交換が対象。最大200万円。窓位置変更を伴う間取り変更と併用しやすい。
- 公式サイトはコチラ➤
- 👨👩👧👦子育てグリーン住宅支援事業
- 省エネ改修+エコ設備導入が対象。最大60万円。若年層や子育て世帯以外も申請可能。
- 公式サイトはコチラ➤
※このページの補助金情報は、2025年10月10日現在の情報です。最新情報は、各公式サイトにてご確認ください。
まとめ
住まいは、家族の時間を育む場所。
間取りを見直すことで、これからの暮らしがもっと快適に、もっと自分らしく変わっていくかもしれません。