新しいスタイルの古民家再生
「古民家」=「和」。そんなイメージを持っている方は多いのではないだろうか?今回紹介するO様邸は、古民家ならではの良さを活かしつつ、そういったイメージを払拭するような明るいヴィンテージの空間。味のある古材と、白く塗り直した天井板がマッチし、「この家だからこそ可能」な唯一無二の古民家再生を実現している。
そして、古民家再生で重要なのは、「現代に合った住みやすさ」。O様邸では、高齢のお母様と同居するため、バリアフリーが絶対条件。家の真ん中を貫いていた土間の床を上げ、他部分を下げることで、フラットな空間と高い天井を造り上げた。さらに中庭に面した二間続きの和室を陽光が注ぐLDKに。屋外にあった浴室とトイレを、動線の良い玄関近くに配置した。
「実際に住んでみて、バルジさんが提案してくれた“住みやすさ”の意味を実感しました」というお施主様ご夫妻。バルジの真骨頂である“想像以上の家づくり”を体感されたようだ。
古民家をリフォームしたいけど「和」のイメージが強いのは苦手…。機能面も重視したい…。そんな方に勧めたい、新しいスタイルの古民家再生だ。
■写真:心地良さと木の温もりを感じる玄関の奥には、畳敷きのLDKが広がる。キッチン側には造り付けの同社オリジナル家具があり、デザインだけでなく使いやすさも考え抜かれている。
■物件詳細:築30年(一戸建て)
■リフォーム面積:152.37平米(46.09坪)
外壁には黒のガルバリウムを。日本家屋にもマッチしてクールな雰囲気に。
床を下げたことにより天井が高くなり、同じ面積ながら広々とした印象。
梁をつなげる金具は、塗装でアンティークな仕上がりに。
ほぞを利用して造った飾り棚。
壁にちょっとした造作を加えることで、雰囲気もグッとアップする。技術だけでなくデザイン性の高い家づくりを提案する同社ならでは。
LDKのキッチンにはカウンターも。手元を隠しながらリビングが見渡せる対面式。
広々とした玄関には、以前の食器棚を再利用した大きな靴箱が。