古さと新しさが共存した、長く快適に暮らせる住まい
将来を見据え心から
落ち着ける安らぎの住まい
定年後の生活を考えていたS様ご夫婦。「老後の事を視野に、足腰が弱っても快適に暮らしたい」「趣味の工芸品を飾れる住まいにしたい」と、今後の暮らし方への変化に伴いリフォームを決意。リフォームに伴い家の性能向上のため基礎工事や水回りは最新のものに替えつつも、まだ使える建具等はできるだけ再利用することで、元の趣を残した「落ち着いた旅館」のような住まいに変身。また、以前はほとんど使われていなかった居間を広く使い勝手のよい空間につくり変えたことで快適性も趣も機能性も増し、心から落ち着ける住まいになったと大満足のご様子。
老後の事も考えた
暮らしやすい間取り
暗さ・寒さ・使いにくさからほとんど使われていなかった二間続きの和室を、老後の事を考え1階だけで生活できるようにと、広縁も居間に取り込み段差のない広々として明るく快適な大空間にリフォーム。
趣と健康を兼ね備えた
自然素材を採用
床は抗菌性のある竹フロアに天井は土佐和紙貼り、地元吉野材のヒノキを使った格子の建具に、居間には縁なしの麻衣草など、自然素材をふんだんに採用。元ある住まいとの馴染みも良く、体にも優しい健康住宅。
落ち着いた旅館のような
気品溢れる玄関まわり
収納が少なくすぐに物でいっぱいになる玄関は、新しく玄関収納・クローゼットを増設。櫻の一枚板と独特な形状の手摺りパイプが印象的な腰掛。
機能性とデザインの面白さ、重厚さがバランス良くミックスされた玄関。
残せるものは極力再利用
元の住まいの想いも継承
将来主寝室として使用するために、トイレの近くに洋室を配置。以前の和室にあった書院の建具や欄間を再利用して洋室に移設。単に新しくするだけでなく、古く味のある造りを残すことで、味わいのある住まいに。
お施主様の名前にちなんだ
飾り棚で遊び心を表現
奥様が大切にされている琉球ガラスをいつでも眺められるようにと、オリジナルのロートアイアンの飾り棚を造作し、ガラスが引き立つよう照明も設置。お施主様の苗字をモチーフにした完全オリジナル作品である。