風が抜けるマンション
通勤と住環境を考えたマンションリノベーション
「会社は大阪だけど、住み慣れた奈良でのんびりと暮らしたい」。そして通勤のことを考え、大阪市内にアクセスが良く、駅から徒歩圏内の一軒家をご希望されていたお施主様。コストを考え新築ではなく、中古戸建てのリノベーション向け物件探しから平岡工務店により行われた。
大阪市内にアクセスが良く、駅から徒歩圏内の一軒家、このような物件は中古物件であっても高価で、条件に合う物件にはなかなか巡り会えない日が続いたそう。そういった中で、当初は検討されていなかったが、立地条件や利便性、コストなどを優先的に考えていくと、徐々に中古マンションリノベーションという選択肢が芽生え始められたお施主様。
中古の一軒家とマンション、住環境・利便性・コストなどを多く物件から比較していく中で、「王寺駅」から徒歩7分という好立地かつ、リノベーション費用を見込んでも予算に収まりそうな中古マンションと出会うことに。
物件の内覧後、物件探しと並行して進められていた暮らし方のヒアリングを元に、間取りプランの作成が行われた。
ご要望で特に優先度が高かったものは、「収納量とアクセスの良い動線」「風通しの良い暮らし」「くつろげるダイニング空間」だったそう。
マンション特有の風通しの悪さを克服し、限られたスペースに収納力と使いやすい動線を確保。難易度の高いご要望だったが、提案した間取りプランを気に入られて、物件を購入されることに。
このようにして、こちらのお家づくりが始まった。
風通しと収納を兼ね備える。
風通しと利便性を兼ね備えたファミリークローゼットは、寝室と洗面所との間に設けることで衣服の収納が洗面所や寝室からでも行える動線。ドアを開放すれば、風の通り道とも使えるように工夫された。
壁をくり貫いた室内窓。
戸建てと比べると、どうしても窓の数が少ないマンション。風通しの良い部分に立ちはだかる間仕切り壁に、夏場には風が抜けるよう、開閉できる室内窓が設けられた。
ダイニングを楽しむ
狭いLDKではなく、あえてリビングをなくして広々としたダイニングキッチンに。日当たりの良い8帖の広いダイニングには、ソファ地のダイニングチェアセットを置いてリビングでの寛ぎ感を取り入れ、食事をしたり、お茶を飲みながら窓の外の景色を眺めたり、テレビを見たりと、好きなことをすべて楽しめる空間になった。