やったほうが良いの?地鎮祭・上棟式・竣工式といった建築三大儀式
2025/11/21
目次

新しく建築物を建てる際に対象となる「建築三大儀式」として、地鎮祭・上棟式・竣工式があります。それぞれ建築の節目に行われる儀式で、そのタイミングや意味合いをご説明します。
地鎮祭(じちんさい)とは

工事が始まる前に、建築する土地を守っている神様へのごあいさつと、工事の安全祈願、家族の繁栄祈願のために行われます。
合わせて近隣へ、これから工事が始まることを伝えるために挨拶回りをする場合もあります。
上棟式(じょうとうしき)とは

上棟とは、屋根の最上部に棟木(むなぎ)と呼ばれる木材を取り付けることで、上棟が無事に終了すると行われるのが「上棟式」です。家の基礎となる骨組みが出来上がったお祝いと、この先の工事の安全祈願をします。今では見かけることも少なくなりましたが「持ちまき」が行われるのも、このタイミングです。
上棟は、「棟上げ(むねあげ)」、「建前(たてまえ)」、「建方(たてかた)」とも呼ばれます。家としての立体感が出て、大きさがわかるようになります。
竣工式(しゅんこうしき)とは

工事が終わり、家が無事に完成したことを神に感謝するための儀式。工事が終了し、引き渡し前の工事完了点検などが終わり、後は引き渡しと引越しだけ。という状態になったことを「竣工」と呼びます。竣工式のタイミングは、工事終了後のなるべく早いタイミングで行われます。
大きなビルや施設では、竣工式・テープカット・お披露目会などをセットに開催されることが多くありますが、一般住宅では、竣工式の開催は珍しいことかもしれません。
せっかくだからイベント化!その①家族で参加する「手形式」

地鎮祭・上棟式などでは、家の柱や梁・板など、家が完成すると隠れてしまう部分へ「お守り」としての意味合いも込めて、手形をペタっと付けます。同時に名前や願い事などを書き記すことも。
引き渡し式で、玄関アプローチやお庭の一角などに、コンクリート手形を残す。工事中のタイミングで漆喰壁に手形を残すといったことも可能です。家族はもちろん、一緒に暮らすペットの手形も入れたいですね。
せっかくだからイベント化!その②引き渡し式

占有権を建設会社から施主に移す、いわゆる「家の鍵をもらう日」が引き渡しです。長かった「家づくり」が終わり、「新しい暮らし」が始まる日となります。思い出に残る1日にしたいですね。
リビングや玄関前などでの写真撮影、テープカット、くす玉割りなど、おめでたい雰囲気に包まれます。奥様からご主人への手紙、また逆にご主人から奥様への手紙を書いて、感謝を伝える時間を設けるなど、キュンとするシーンの演出もあるそうですよ。
どんなことがしたいか、要望があれば家づくりの窓口担当者へ伝えておきましょう!
やったほうが良いの?やらなくても良いの?

どの儀式も必ず行わなければならないという決まりはありません。宗教上の理由や費用の問題などで行わない場合も多々あります。決めるのは建築主。実際に工務店サイドのお話を聞いても「そりゃ行った方が良いよ」という声もあれば、「重要視していないのでどちらでも良い」といった声もあります。
-
行う場合のメリット
・神様に「きちんと祈祷した」という清々しい気持ちで家づくりが進められる
・一生に一度かもしれない貴重な体験は、家族の思い出になる
・家づくりに携わる関係者と意思疎通が図れる
・礼を尽くした達成感が得られる
-
行う場合のデメリット
・出費が必要
必ず必要となるのは、神主さんへ渡す初穂料(はつほりょう)または玉串料(たまぐしりょう)と呼ばれるご祈祷のお礼です。
そのほか、神様へのお供え物、棟梁・職人さんへのご祝儀やお弁当、近隣への挨拶で使う手土産など、どの程度の規模でどこまでするのかによって異なってきます。どういった費用が必要になるのか、また棟梁・職人さんへのご祝儀については「受け取らない」という会社の方針だったりする場合があるので、工務店の担当者に確認しながら進めましょう。
・当日に時間を割く必要がある。場合によっては準備にも時間が必要。
絶対にダメと決まっている日はありませんが、大安・先勝・友引といった六曜を参考にして選んだり、逆に建築関係の大凶日「三隣亡(さんりんぼう)」と呼ばれる日は避けたりと、ゲン担ぎのひとつとして決める場合があります。
三隣亡は、その漢字の通り「三軒の隣まで滅ぼす」という言い伝えがあり、地鎮祭や上棟式といった建築儀礼・土木工事・基礎工事・引っ越しなどが避けたほうが良いとされています。
まとめ
もし迷っている場合は、やって後悔より、やらない後悔の方が大きく、どれもまた家を建てない限りは二度とできません。費用については、工務店に準備物があるようなら比較的お安くできる可能性があります。また、略式での開催もできるよと言ってもらえる場合があるので、工務店担当者に確認してみましょう。