ジャストフィットするデザインで、家族の“らしさ”を表現した住まい
構造上の条件も生かし
ご家族の希望を叶える
会心のプランを設計
まち並みの雰囲気に、建物の佇まい、そして何よりも庭の姿に一目惚れしたという中古物件を購入し、全面リフォームをおこない新居とされたI様。これから長く暮らしていく住まいのリフォームを『平岡工務店』に任せたのは、同社ならではの“家づくりのセンス”に惹かれたことに加え、「改修すべき箇所やそうでない箇所、構造上または技術的に可能でも、やるべきではないことなどをはっきりと示してくれた」からだったという。そんな同社がI様邸を手掛けるにあたって進めていったプロセスは、新築の場合とまったく同じ。ご夫婦の“隠れた好み”を引き出すことから始まっていったそうだ。
お気に入りの庭は、室内のほとんどの場所から眺めることができる。もともとキッチンだった一室は、「ファミリークローゼット+スタディースペース」の2つの空間に。広縁だった場所は、ゆったり寛げるインナーバルコニーとして生まれ変わった。「各空間にほどよい繋がりがあり、動線も良く家事がスムーズ」と奥様からのご感想。また、大きく手を加えた一階に対し、二階は間取りの変更をせず、プロの手で施工するべき箇所のみを改修した。この二階は、これからご家族が自らで少しずつ手を加えていくそうだ。そういった意味では、この住まいはまだ未完成の状態と言える。これから時間をかけ、I様ご家族に今以上にしっくりと馴染む、“ジャストフィットする住まい”になっていくのだろう。
■写真:洋室と和室の間にあった壁を取り払い、広々と明るいLDKに。インテリアの色やデザインも、空間の雰囲気とよく調和している。
■物件詳細:築34年(一戸建て)
■リフォーム面積:123.82平米(37.46坪)
キッチンに立てば、リビング・ダイニングはもちろん、奥のスタディースペースまで見通すことが出来るよう間取りが計画された。
ここはもともと台所だった場所。写真のスタディースペースと、残り半分がファミリークローゼットになっている。
狭かった洗面所は、洗濯機を置くスペースを工夫し、十分な広さを確保。キッチンも洗面所も、毎日の家事に使うスペースだからこそより快適で使いやすく考え抜かれている。
構造的に外れない壁を逆に利用しながら、家事動線や視線の通り方までもが計算されている。物件購入のきっかけとなったお気に入りの庭は、LDKからもスタディースペースからも眺めることができる。