最上級ホテルライクな家
施工例に導かれた運命的な出会い
「デザイン性と機能性を併せ持つ、最上級ホテルライクな住まいにリノベーションしたい」。信頼できる建築事務所になかなか出会えなかったF様にとって、『リビングデザイン』との出会いは運命的なものだったようだ。中古物件を購入後、リノベーションを依頼する建築事務所を探していた時、「奈良すまい図鑑」に掲載されていた同社が手掛けたラグジュアリーな邸宅の写真が目に留まり、今回のご縁がつながったという。高級感のあるデザイン性に加え、機能性の向上も踏まえたリノベーション。もともとは、ウッディでナチュラルな雰囲気の家が、金属やガラス、石材、タイルを効果的に使用し、取り付け場所・角度など緻密に計算された間接照明で、ホテルテイストでラグジュアリー感のあるF様が思い描いていたイメージ通りの住まいに生まれ変わった。お引き渡し時、F様は想像以上のクオリティにとても喜ばれたという。さまざまなスタイルのホテルを数々設計してきた同社・井上氏の経験値と設計力、技術力がなければ、この邸宅は完成しなかっただろう。
バスルームは極上の癒し空間。照明を落としてジャグジーに入ると、ここはもう別世界。
白でまとめたリビング。
キッチンハウスの最高級キッチン。統一感のある扉を使用し、生活感を排除。
ご夫婦が希望された広々としたLDKは、綿密な収納計画と同社が持つ施工技術だからこそ実現した。
もとの住まいは1階から2階に空気が流れ込み、冬場はとても寒いというお話がありました。気流を止め、断熱性能をアップすることで、住み心地を改善。コンクリート製の階段はそのまま生かしていますが、デザイン性を高め、以前のナチュラルテイストの雰囲気は一切排除しています。
ジャグジーと洗い場、シャワーコーナーのある浴室は、ラグジュアリーなホテルをイメージ。タイルや石材、ガラスのパーテーションで、静謐で豪華なバス空間を実現しました。また、空調設備を充実させることで、冬の寒さ夏の暑さ対策も万全です。
玄関ホールは、お客様をお出迎えするのにふさわしい、ホテルのエントランスのような贅沢な空間をイメージしました。
壁に映る間接照明の陰影はまるでアートのようだ。
床は大理石調タイル、正面に見える飾り棚は大理石を使用、円型折り上げ天井のシャンデリアは、上質な雰囲気づくりに一役買っています。
LDKすべてに床暖房を設置し、タイルの冷たさを解消。
右側にある洋風の建物を「建築当時のままの赤御影石の外観を何とかしたい」というご要望があり、石をすべて削ぎ落とし、左官仕上げで施工しました。玄関周りは石風のタイルを施し、鏡面の玄関ドアやバルコニーの手すりにガラスを選び、高級感とデザイン性を高めています。