奈良県産「杉トラス」を使用した、地震に強い本物の健康住宅

心身ともに健康で安心して暮らせる「本物の健康住宅」にこだわる『株式会社スペースマイン』。構造体から仕上げ材まで、すべて地元奈良県産材や十津川村の木を使用するなど、住まう人の心と体の健康に向き合い続けている。お施主様と同社との出会いは3年前にさかのぼる。家を建てるかどうか検討を始めた頃、知り合いから「いい住宅会社がある」と紹介されたのがきっかけだった。お施主様は他社が建てた新築の住まいを見学したとき、数分滞在しただけで体調が悪くなった経験があるそう。まさに健康被害の原因にもなる化学物質の影響を体感されたことから、「建てるなら健康住宅」という思いがどんどん強くなっていったという。最大の特長は、奈良県産の杉トラスを使用して耐震性能を確保したこと。通常の木造住宅であれば約4m程度の間隔で柱が入るが、トラス工法を用いることで、スケルトンインフィルの空間を実現することが可能となった。将来的な間取りの変更が容易で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるところは大きな魅力だろう。間取り、生活動線、性能、そして安心安全など、お施主様が住まいに求めるものはさまざま。お施主様は「この家は、新築してまだ住み慣れていないはずなのに、帰ってきたらほっとします」と話す。住まいづくりの重要な要素は、これに尽きる。本物の健康住宅を建てるなら、ぜひ同社に相談してほしい。
物件情報
タイプ | 平屋 |
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構造 | KS工法 |
築年数 | 新築 |
延床面積 | 158.50㎡(47.90坪) |
詳細情報
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玄関扉を開けるといきなり広がる、奈良県産杉材を使用したトラス梁。平屋とは思えないほどのダイナミックな空間は息をのむほど。将来、家族が車椅子生活になっても支障がないよう、廊下幅は広めに設計している。
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木質系断熱材「ウッドファイバー」と樹脂サッシで、外壁や屋根からの熱を室内に入れず、室内の熱を外に逃がさない高断熱性能を実現。重いペアガラスの開け閉めに負担がないよう、掃き出し窓には取手を付けている。
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奈良県産の良質な杉・桧を、大工棟梁が1本1本カンナで削り合わせながら創り上げた床の間や仏間のある本格和室。
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蔵書の多いお施主様ご希望の本箱が並ぶ書斎。大切な書物が日に焼けてしまわないように、1日の日射量の変化が少ない北側に設けた。
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有害化学物質ゼロの家の心地よさ。造作ベッドや収納棚にも杉を使用。
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玄関の扉を開けると、息をのむほどの迫力ある大空間が広がる。思わず「この吹き抜けはいいですね」と声を上げる宅配業者の人もいたそう。廊下は、車椅子でも問題なく行き来ができる広さを確保している。
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収納の下部スペースは、お掃除ロボットの収納場所。
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室内を一定の温度に保つ「クール暖」は、家中どこにいても、柔らかく包み込むような暖かさと涼しさを感じさせてくれる。「クール暖の輻射熱で、壁を隔てた隣の部屋まで暖かい。もう昔の寒い家には戻れない」と想像以上の性能にお施主様も驚きを隠せない様子だ。
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余計な装飾のないシンクの深い洗面ボウルは、どんな空間にもすっきりと収まり、周囲に施したタイルとの相性も良い。
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空気中の二酸化窒素やホルムアルデヒドなど有害物質を吸収する特性がある杉。杉の成分をより多く放出できるように加工した杉のスリット材は、デザイン性があるので玄関や廊下のアクセントに。
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シンプルな外観というご要望から、周辺環境と調和する三角屋根の平屋に。外壁はメンテナンス不要のものを選んだ。
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建物毎に行う、建物の安全性を確認する許容応力度計算による耐震最高等級「耐震等級3以上」を持つ住まい。柱の少ない「トラス工法」で、ライフスタイルの変化による改装にも対応できる自由な間取りを実現。
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ZEH以上の高断熱性能による省エネ効果はもちろん、木質系断熱材の吸湿+放湿性能によって室内の空気を調湿。また、可変透湿気密シートの効果で、じめじめした夏場と乾燥しやすい冬場の室内環境を適切にコントロール。
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本物のシックハウス対策工法である抗酸化工法で、国が規定する基準値をはるかに下回る有害化学物質ゼロの室内空気環境を実現。防蟻処理にも化学物質を一切含まないホウ酸で作られたエコボロンPROを使用している。
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自然災害の被害軽減や防災対策のため、被災想定区域や避難場所、避難経路などを示したハザードマップ。いざという時のため、防災マップに基づいて豪雨時の浸水や地震への対応も考えた住まいを提案している。
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夏は冷水、冬は温水をパネルに循環させるヒートポンプ式輻射冷暖房「クール暖」。エアコンのように風が出ないので、ほこりが舞う心配もなし。無風・無音・無臭で、冬はひだまりの暖かさ、夏は洞窟の涼しさを実現。
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奈良で育った木を奈良で使用することが強度的にも最適であり、木の天然成分が健康に住まうことにつながると推奨する同社。奈良県産の杉や桧は、カビの生育抑制やウイルスの不活化などの効果があると実証されている。
代表取締役会長 矢島美和子
「地元・奈良の木を使って、奈良の風土に合う住まいをつくる」ことをコンセプトに、平屋とは思えない天井高、一見無駄に思える広い廊下など、暮らしにゆとりが生まれる住まいが完成しました。廊下の杉板は、一度すべて並べてから、色のバランスを見て施工。杉の赤身と白太が混在する源平は、経年変化で互いに色が寄り添い、美しさが増す楽しみがあります。