ワンフロアで暮らしが完結、平屋感覚で子育ても将来も快適な家

就学前のお子様が個室を使われるようになるまでは、平屋のように1階だけで暮らしが完結するプランが採用された。LDKは約20帖で、リビング階段を中心に家族が自然と集まる空間に。高台の立地を生かし、若草山を望む方角に掃き出し窓を2つ設け、明るく開放的な室内を実現した。床材は専門店の突板フローリングからブラックチェリーを選定。ソファを置かず、床に近い生活スタイルを想定し、テレビはキッチン裏の低めの位置に設置。キッチンからお子様の様子を見守れる安心の配置だ。
窓際には長さ3m10cmのカウンターデスクを設け、家族で並んで使えるスペースに。リビングに隣接した南向きの和室はお子様が小さいうちはご家族の寝室として使い、将来的には1階奥の洋室がご夫婦の主寝室になる。その和室と洋室の間には両方からアクセスできるウォークインクローゼットを配置し、楽しく片づけができる可愛いクロスを採用。水まわりはキッチン背面に集約し、動線を短く設計。脱衣室と洗面室を分けることで、入浴時も気兼ねなく洗面室が使える。平屋のような暮らし方ができることで、子育て期もその後も快適に過ごせる住まいが完成した。
物件情報
タイプ | 二階建て |
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構造 | 木造 |
築年数 | 新築 |
敷地面積 | 259.53㎡(78.50坪) |
延床面積 | 112.84㎡(34.13坪) |
プランニング期間 | 2カ月 |
施工期間 | 5カ月 |
詳細情報
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高台にある絶好のロケーションを生かして、若草山を望む方角に2つの掃き出し窓を配置した。
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床材はサンプルを取り寄せて検討を重ね、上品な色味と光沢が特長のブラックチェリーを選んだ。
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床に近い暮らしに合わせ、キッチンカウンターの裏側の棚にはテレビを配置する計画、収納も充実させた。
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キッチン横の窓際に3m10cmのデスクカウンターを設け、家族がいろいろなことに使える便利な空間にした。
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リビングに隣接した南向きの和室は、お子様が小さいうちはご家族の寝室に。
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お子様が成長されて2階の個室を使うようになれば、1階奥の洋室がご夫妻の主寝室に。
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和室と洋室をつなぐウォークインクローゼットは両側から行き来でき、かわいい柄のクロスで楽しく片づけできる空間に。
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水まわりは家事動線を短くするためキッチンの後ろに集約し、洗面台は出入りの多い勝手口の横に配置した。
二級建築士 北野広治
なだらかな若草山を望む高台にある同邸宅。奈良の美しい景色が楽しめるお住まいを、という想いで計画しました。