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本とともに生きる家

スペースマイン

杉の木目が際立つ清々しい空間、奈良・大安寺に建つ「終の棲家」

 

「いつでも、どこでも、本が読める家に住みたい」

暮らしの中に本が溶け込む、気が付けば本を手に取れる

唯一無二の希望は、本に囲まれた暮らし。

 

県外にお住まいだったご夫婦が、以前からお好きで何度も訪れていた奈良に「終の棲家」を建てようと大安寺に程近い土地を購入されたのが4年前のこと。家づくりの準備を進める中で、奈良で家づくりを安心して任せられる工務店を探していたとき、『スペースマイン』の家づくりを具体的に知りたいと訪れたのがショールーム『四季の家』だった。「抗酸化工法の家を建てる」「奈良県産の木を使用」「耐震性・断熱性・省エネ性の高い住宅づくり」そして、「住まう人が心地よく暮らすことのできる本物の健康住宅」という同社のコンセプトに共感され、奈良での家づくりが始まった。『スペースマイン』が手掛ける家はすべてにおいて自由設計。お施主様から、新しい住まいでどのような暮らしを望んでいるのか、丁寧なヒアリングを繰り返す中で、本当に求めているご要望を掘り起こしていく。邸宅づくりの中心となったのは「とにかく本が大好き。本に囲まれていると幸せ。どこにいても本が読める家にしたい」という奥様の言葉だった。起き抜けの朝も、食事をしているときも、ゆったりと庭を眺めている自室でも、階段を上っている途中でも、そして寝室で眠りにつく前でも、手を伸ばせば、すぐそこにお気に入りの本があり、家中どこに居ても本を読める、そんな暮らしの中に本が溶け込んだ毎日をかなえているのが同邸宅だ。玄関を入ると、美しい杉の木目が際立つ大空間が広がる。そして、キッチン、プライベートスペース、寝室、階段のニッチなど、どこを見てもこの邸宅のために造作された本棚が目に入る。特に、階段下にあるアイアンの本棚は、もともと階段とは切り離して提案されたものだった。それを気持ちのいい窓際にあるストリップ階段を支える構造部分と合わせたことで、階段の隙間からお気に入りの本の背表紙が見られるようになった。ご主人の2階書斎には、厳選した7000冊の蔵書を収める本棚が造作されており、1階にはそれを支えるための耐震補強がしっかりと施されている。また同邸宅には、階段はもちろん風呂・トイレなどに手すりを設置。暮らしを想像し、必要なものを最初から設計に組み込むことで違和感なくなじみ、デザイン性の高い住まいとなる。気になる新しい本を書店で見付けたとき、本を読んだ後にどの書棚に収まるのかを考えるのも、きっと楽しいに違いない。数年後、書棚が足りなくなった際には、「造作書棚をまた作ってほしい」という連絡があるかもしれない。木の香りに包まれた「終の棲家」で、本と共に暮らす毎日がおとなしやかに紡がれてゆく。

 

暮らしを快適にする性能をプラス

配慮したのは耐震・断熱・省エネ性能

「意匠的な部分は、よく分からないので、お任せします」というスタンスのご夫妻だったが、強く望まれたのが建物の耐震性だ。蔵書の場所に合わせて耐力壁を設置することで安全性を確保。また同社が設立時から家づくりにおいて1番大切にしているのは、住まうご家族の健康。シックハウス対策として「自然素材の使用」や健康を回復させる「抗酸化工法」などにより、有害化学物質ゼロの家づくりを徹底している。同邸宅は、本物の健康住宅という特徴に加え、災害時の安全性と断熱性・耐久性に配慮。室内の空気環境にもこだわり、ふく射熱冷暖房システム「クール暖」を採用。部屋の間仕切りを兼ねた部分に設置されている。放熱パネル部から輻射波を放射する24時間冷暖房システムは、エアコンのように風を送って部屋を冷やしたり温めたりするものではないので、「エアコンの風が苦手」というお施主様にはぴったりだ。「素足で歩くことがこんなに気持ちのいいものだと思わなかった」。木肌が柔らかく、温かみのある杉と本に囲まれた暮らしを始めたご夫妻。かなえたい暮らしのために、こだわり抜かれた住まいとなっている。

物件情報

タイプ 二階建て
築年数 新築
敷地面積 494.92㎡(149.71坪)
延床面積 180.72㎡(54.66坪)

詳細情報

  • この家では、真っすぐな杉板も部屋を彩るグリーンも、住む人さえ本の脇役だ。降り注ぐ自然光と南北に通る風を感じながら、アイアンの階段をゆっくり上る。愛着のある本の背表紙を愛でるひとときが、安らぎの時間。

  • ガラス職人手作りの照明と、清廉な杉板のコントラストが美しい奥様のプライベートルーム。写真右手奥に見えるのは、ふく射熱冷暖房システム「クール暖」。部屋の雰囲気に違和感無くなじんでいる。

  • 土台に桧を使った以外は、すべて無垢の杉材が使用されている。大きなダイニングテーブルとアイランドキッチンの間にも書棚を造作で設置。

  • まるで屋根裏部屋のような、勾配天井のある寝室。眠る前も目覚めたあとも、本とともに過ごす日々。これからも増え続ける本を収納するため、壁一面を本棚に。どんな本を収納するか考えるだけで、楽しみが広がる。

  • ダイニングに入ると階段下にあるアイアンの本棚が目に飛び込んでくる。階段を上りながら、本の背表紙を見るのが奥様のお気に入り。

  • ダイニング横にある奥様のプライベート空間。作り付けのカウンターと本棚があり、2階の寝室に上がる階段も設置。もちろんこの階段途中にもニッチを利用した本棚を備えている。

  • 美しい上がり框が迎える広い玄関。手すりや腰掛けを設置し、日々の使いやすさに配慮。

  • 作り付けの棚やクローゼットなどは、扉の木目を合わせて室内全体の統一感を生み出している。

  • 洗濯を終えたら、そのまま干せるランドリールーム。前にはウッドデッキがあり、庭へ直接出ることも可能だ。

  • シンクをアイランドにしたⅡ型キッチン。二面からの採光で明るく爽やかな印象。

  • ダイニングとその奥にあるプライベート空間との間仕切りには、床にレールがない上吊り引き戸を採用。すべて開け放した杉板張り天井の大空間は、空気も見た目にも清々しく、本当に気持ちが良い。

  • アイアンと木を組み合わせたストリップ階段。華やかなアートブックをインテリアにしたいわけではない。小さなギャラリーのようにディスプレーを楽しみたいわけでもない。好きな本に囲まれていることが何よりの幸せ。

  • 将来を見据えて、アプローチの横に段差のないスロープと歩行補助手すりを設置。

  • もともとこの場所にあった井戸を、お施主様のご要望から玄関のアプローチに残した。レトロな手押しのポンプを設置し、庭の植木の水やりに利用されている。

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