“育てる余白”をあえて残した 木のぬくもりを実感できる住まい
アウトドアが好きだったり、時にはDIYに取り組んだりと、〝趣味をしっかり楽しみたい派〟のH様ご夫婦。そんなお二人が建てたこちらは、〝引き渡し後の住まいづくり〟も意識した設計となっている。『サイエンスホーム 奈良店』のことを知ったのは、ご友人が同社で家を建てたから。「古民家カフェ風のそのお家がとても素敵で……ほかの工務店も見てまわったんですが、やっぱりサイエンスさんが一番良いと思ったんです」。
敷地の形状を生かして東側に置かれたリビングは、庭の向こうに広がる景色も楽しめるよう開口を広めに設計。その窓に面した外部のウッドデッキは、引き渡し後にご夫婦で設置したそうだ。同社はこの場所がインナーバルコニーとして利用できるよう、事前に下屋を設けておいた。また奥様の念願だった家事室は、リビングとオープンにつなげて用意。ここも奥様が後々DIYで思い通りの空間にできるよう、同社はあえて手をつけていない。そしてH様がかなえたかったペレットストーブは、デッドスペースになりがちな階段下の空間を活用して設置。その炎を眺めながらのティータイムも、ご夫婦の癒しとなっているそう。
〇価格から知る新築プラン:2,500~3,000万円
価格に含まれるもの
本体価格、付帯工事…仮設工事、屋外給排水工事、造作家具、設計料、外構工事、地盤調査・地盤改良工事、照明器具、カーテン、ソーラーパネル
写真:木目と白壁のナチュラルな空間を、照明器具の黒で“ほんのりモダン”にコーディネートしたH 邸。キッチンに造り付けたカウンター部にはレトロなデザインの照明と鏡も設置して、化粧台としても使えるようにした:
リビングの一角に置かれたペレットストーブまわりの壁は、耐熱性の高いレンガ調の素材で装飾。
2階には扉で仕切られた2つの個室に加え、吹き抜けやホールとオープンにつながる広々とした空間も用意されている。多目的に使えて、洗濯物の室内干しスペースとしても活躍しているそう。
玄関部にはアクセントクロスやステンドグラスを用いて、ほかよりも少し華やかな装いに。
外観は、ネイビーブルーの壁に白いサッシと木目を合わせ、“落ち着きつつもモダンな印象”となるデザインに仕上げた。